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ニューヨークシティー

New York City

評価:6/10

フェルトのシティーコレクション第3段。
リアルト橋」のリメイク。
Tabletop Simulatorでプレイ。

カッラーラ」のリメイクと同じで、結構手が入っている。

・カードピックが2枚ずつ2周に変更。
・さらに、取る順番が逆順に。
・手札上限が無くなり、ラウンド毎に全ての手札を捨てるように。
・どの種類でも、同じの2枚でワイルド扱いにできるように。
・公開手札的なリザーブの追加。
・ゴンドラと橋が1種類のアクションにまとめられた。
・建物の種類が12種類固定だったのが、40種類ぐらいになって、ランダムで場に公開されるように。
・プレイヤー人数上限が5人から4人に減った。

「リアルト橋」を遊んだのが結構前ってのもあるけど、かなりプレイ感が変わっているように感じた。
特に建物の種類が増えたことで色んな戦略が試せるようになったのは、今風。
あと、リザーブのシステムやカードピックシステムが変わったことで、カード運が悪くても工夫のし甲斐が生まれた。

全体的に良くなっている印象で、これは買い替えるのもアリかもしれない。(キックスターターでの値段設定が異常に高いので、値下げを待つ他なさそうだけど・・・)

ニューエデン

New Eden

評価:5/10

地表が海に覆われた地球で海底都市をつくる。
ハダラ」や「エマラの王冠」のデザイナー新作。

場からカードを取ってマイボード上に配置してエンジンビルドしていく。
カードの取り方フェイズ毎に変わっているのが特徴。

最初のフェイズは、場から1枚ずつ購入していき、残っているカードは徐々に安くなっていく。
次のフェイズは各プレイヤーに3枚ずつカードを配り、そこから好きな枚数獲得する。
獲得するカードが多いほど支払額が増える。
そして、買われなかったカードは場に公開され、それを競りでとり合う。

もう1つの特徴は都市へのダメージ。
支払いでダメージを受けたり、アクションでダメージを回復したりする。
最終的にダメージが限界値を超えているかどうかを判定するのだが、超えていたら脱落!ってわけじゃなくて、最終ボーナスが獲得できなくなるだけ。
ゲーム中の得点を重視する作戦であれば、ダメージを比較的無視することも出来る。

普通に面白いのだが、コレっていう分かりやすい見所が無くて、ちょっと迷走感を感じるゲームデザイン。
デザイナーの才能は感じるんだけどね。

ニゴイチ

Nigoichi

評価:6/10

ペアになってない単語を探すパーティーゲーム。
タイムボム」デザイナーの新作。

場に1~11の数字が並んでいて、その横に単語カードを1枚ずつ置く。(5人プレイ時)
各プレイヤーに数字カードが2枚ずつ配られる。
数字カードが1枚残るのだが、これが答えの数字となるので公開はしない。
その数字の単語2つを表せる1つの単語を考えて、マイボードに書いて公開。
全員の単語を見て、ペアを予想して、消去法で答えの数字を導き出す。

見事、答えを当てられたら20点。
ただし、他のプレイヤーが自分の単語を選んでしまう毎に―10点のペナルティ。
自分のペアの単語をしっかり考える動機付けもバッチリ!

全員同時プレイにすることで連想ゲームで気になりがちなダウンタイムも生じにくい。
中々優秀なパーティーゲームじゃないでしょうか。

ただ、同系統の傑作「適当なカンケイ」と比べてしまうと見劣りしちゃうかな・・・
あっちは、ペアが一致した時のうれしさの方が強く感じるのだが、今作は自分の単語が選ばれた時の恥ずかしさの方が強く感じるような気がした・・・
結果的には変わらないのかもしれないけど、失点って響きがそう感じさせるのかも。

とは言えここら辺は人によって感じ方は変わるだろうから、「適当なカンケイ」や「コードネーム」等の連想ゲームが好きな人には是非遊んでもらいたい。

にわとりレース

Chicken Chase

評価:4/10

ダイス→カードの2段階スゴロク。

ダイスを3個振って、好きな組み合わせにして対応するスペースに自分のヒヨコ駒を置く。
4,4,2って出目だと、4,4,2に1つずつ置いたり、10に1つだけ置いたり出来る。
1スペースに自分のヒヨコが3つ溜まったらカードを獲得。

そのカードを使って、ニワトリ駒を進めることが出来る。
自分のニワトリ2匹を頂上まで進めたら勝ちだ。

ヒヨコが3つ溜まった瞬間に同じスペースのヒヨコが全滅したり、ニワトリ駒が他のニワトリ駒がいるマスで止まったら、蹴落としたり・・・
そこら辺でドキドキ出来るなら楽しめそう。

ニコデマス

Nicodemus

評価:5/10

「イマジナリウム」を2人用ゲーム化。
BGAでプレイ。

手番では「カードをプレイする」か「カードを獲得するか」の2択。

カードをプレイする場合は手札からカード1枚を出して「示された資源を得る」or「示された特殊効果を発動する」。
プレイしたカードは場に並んでいき、もう1つの選択肢である「カードを獲得する」の対象となる。

カードを獲得する場合は場のカード1枚を選び、そこに示されたコストを支払い、自分の前に置ける。
自分の前のカードは「宝石の煌き」のように、以降のカード獲得コストを軽減してくれる。

また、獲得したカードは3枚までしか保持できない。
4枚目を獲得すると破棄しないとダメなのだが、その前に獲得カードのセットコレクションとして消費してボーナスを獲得することを狙っていく。

カタラらしくルールはまとまっているのだが、BGAで何となくで始めてしまったので、特殊効果のハチャメチャでゲームを楽しみ切れなかった・・・
特殊効果の種類はそこまで多く無さそうなので、互いが把握した状態で遊ぶと違った世界が見えてくるかも。

ニカ

Nika

評価:6/10

古代ギリシャでの陣形にフィーチャーしたアブストラクト。
2人か、4人で2vs2のペア戦。

6つの駒を移動させてスタート地点の対面にあるゴールに到達することを目指す。

手番ごとに2移動ずつしていく。
1つの駒を1マス移動するのが1移動なのだが、「同じ向きを向いていて隣接している」駒同士はファランクスを形成してそれら全体が1マス移動するのが1移動となる。
ただ、ファランクスは前進か回転しかできないので、ちょっと小回りは効きにくくなる。

軍隊の陣形が良い感じで抽象化されていて面白い。

ルール聞いただけだと地味なゲームを想像したんだけど、
駒が1つでもゴールできれば勝ちなので、抜けれそうな1駒を他の駒が全力で守る感じが熱い!

ニューヨークズー

Newyork Zoo

評価:6/10

パズルと動物の繁殖。
ウヴェお得意のテトリスパズルの新作。

マイボード上をタイルで埋め尽くすことが目的。
単純にタイルを配置する以外に動物を繁殖させることで獲得できるボーナスタイルという経路が用意されているのが特徴。

タイルは早めに取るほど大きなタイルを取りやすくなっているのだが、動物の獲得も早めに対を作ることで繁殖機会を増やすことが出来る。

妙な2つを組み合わせた感じだが、遊んでみると成立していて面白い。
絶妙なバランスを成立させるために仕方なかったのか、変に細かいルールが多くてそこは大きなマイナス・・・

今回4人で遊んだのだが、計画的にパズルを考えることは難しく、なんとなく「ここに合う形状は、まだ2つぐらい残ってるなぁ・・・」ぐらいがせいぜい。
最終的に動物ボーナスでの帳尻合わせになるのは、仕方ないのかも。(お仕事的妨害もあるし・・・)
パズルゲームとして楽しむには2人プレイが良さそう。
というか、2人プレイを試してみたい。

今のところ、テトリスパズル系の個人的ベストは、2人プレイは「パッチワーク」、多人数は早取りインタラクションだけに絞った「クマ牧場」なのだが・・・
どちらにも対応できるって意味で今作の存在意義はあるのかも。

(追記)完全ソロ部門で「ウボンゴ」もあった!

ニダヴェリア

Nidavellir

評価:6/10

3つ同時のクローズビッド競り。
「シャドーオーバーキャメロット」のデザイナー。(カタラじゃない方)

カードがプレイヤー人数分×3列並べられる。
各列に対してコインを伏せて獲得順を競る。
コインは消費されず何回も使用できる。

これをひたすら繰り返すだけなのだが、0価値のコインを伏せると今回自分が使っていないコインの額を増加させることが可能ってのが特徴。
これだけのルールなのだが、入札額の緩急が付けやすくなっていて面白い。

あと、中間決算があって、そこでマジョリティボーナスが入る。
これまたダレない工夫として上手く機能している。

下手な動きでも、それなりに成長感を楽しめるし、きちんと勝負しようとしたら考えどころはある。
間口の広い遊びやすいゲームになっている。

ニュートン:偉大な発見(ソロ)

Newton : Great Discoveries Expansion

評価:6/10

「ニュートン」のミニ拡張。
2つの追加要素。

1つ目は、新たなアクションカードの追加。
アクションシンボルが2つ示されているカード、アクションシンボルの代わりにボーナスアクションが示されたカード等が追加されている。
アクション自体は強化されるが、その分、本が取りにくくなっている。

2つ目は、「偉大な発見」タイルの追加。
場に既定枚数並んでいて、コストを支払うことで、早い者勝ちで獲得できる。
獲得すると定期収入やら本アイコンの追加等のボーナスを得られる。
好きなタイミングで、裏返してボーナスを失う代わりに得点を得ることが出来る。
得点が「置いていないキューブの数×1点」だったり「置いていない本棚タイルの数×1点」のように、ゲームが進むにつれ得られる得点が少なくなるようになっている。

2つとも要素が増す拡張なのだが、元から情報量が多いゲームなので、多少増えたぐらいだと大差ない感じ。
やり込んだ人には変化が見えて楽しめるかもしれないが、大して遊んでいない身からするとどっちでも良い拡張かな・・・

ソロプレイに関しては、元々ソロプレイ要素強めなので、プレイ感はさして変わらず面白い。
スコアアタック式なのだが、セットアップ運が大きそうなのは気になる・・・

ニュクトフォビア

Nyctophobia

評価:5/10

暗闇の中、殺人鬼からの逃走。
殺人鬼1人 vs 逃走者複数人。

サングラスっぽいコンポーネントが特徴。
レンズが不透明な黒い板で全く前が見えない。
逃走者側はゲームが始まると、最後までずーっと、この眼鏡を掛け続ける。
起きてる状態で、こんなに長時間、視界を奪われることは無いので、新鮮なプレイ感を演出してくる。

そんな状態で迷路探索を行う。
「スフィンクス」みたいな感じ。最近だと「フォグサイト」か。
「手探りで状況を探る!」みたいな紹介があったが、実際は殺人鬼側が全部行動結果を教えてくれる。
ただし、他のゲームのようにメモを取ることが出来ないので、全て記憶で補わなければならずかなりの難度。

殺人鬼が本気でプレイしたら、大体殺人鬼が勝つんじゃないかな・・・
ルールにも「殺人鬼側は手加減して盛り上げよう!」みたいな記述があるので、ゲームマスター的な盛り上げが大事になってきそう。

今回は、殺人鬼プレイヤーの盛り上げが上手くて楽しめたが、真剣に勝負するゲームではなさそう。
3、40分ずっと視界を遮られると、クラクラして、その後しばらく気分が悪かった・・・