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クトナー・ホラ

Kutná Hora: The City of Silver

評価:6/10

チェコの銀の産出で有名らしいクトナー・ホラが舞台の経済ゲーム。
新人デザイナー&チェコ・ゲームズ・エディション。エッセン新作。

プレイヤーは自分の建物を盤面に建てることで収益を上げ、さらなる建物を建てていくのが主な目的となる。
このゲームでは、鉱石、銀、権利書、木材、肉、ビールという6種類の資源が存在して、それぞれに建物が存在するのだが、各プレイヤーはゲーム開始時に決めた3種類しか建物を建てられない。
建物を建てるということは、その資源の供給が上がり、対応するアクションが実行しやすくなることを意味する。
各自が、その供給をコントロールする権利を持っていることになる。

また、肉やビールといった建物は街に人を呼び込み、生活品の需要を増やすことにつながるようになっている。

このあたりの関係性が初回プレイだと全くわからない。
人口の増加や、鉱山産出量の増加を、このゲーム独自のカード置き場を使って表現するのだが、これが逆に構造をわかりにくくしている気がする・・・
今回はざっくりしか説明しなかったのだが、インストで、このカードの構造をちゃんと説明した方が良さそう。

チェコ・ゲームズは、ごてごてしたゲームを出す印象なんだけど、今作は意外とルールがスッキリした骨太ゲーム。
チェコ・ゲームズの客層には合わない気がしなくもないが、個人的には好印象。

Published in ボードゲーム