未来の工場経営がテーマ。
新人デザイナー。エッセン新作。
「スマートフォン株式会社」的な、販売価格と需要のコントロールが肝となる経済ゲーム。
複雑になりがちな経済ゲームを、うまくカードゲームサイズにまとめている。
場に並んだ6枚の工場カードから1枚を選び、3種類のアクションのいずれかを行う。
1つめは工場の建設。
コストを払って、自分の前に並べる。
工場を建てることでリソースを生み出すことが出来るようになるのだが、同時に販売価格も決定する。新たなカードに示された販売価格に変更するか、今までの価格のままでキープするか。
また、建設コストとして払ったリソースの需要が上がる。
2つめは需要変更。
カードを捨て札にして、需要をコントロールする。
さらに、少しの臨時収入が入る。
3つめは一時的な販売価格変更。
カードを裏向きにして自分の販売価格をプラスマイナスする。
このラウンドだけの一時的な変更だが、決算間際で上手く決めると他を出し抜ける。
3周すると決算で、リソース毎に販売価格が安いプレイヤーから売却して利益を得ていく。
リソースが売却されるごとに需要が減るので、需要が十分でないと販売価格が高いプレイヤーは売却できない!
この流れを5ラウンドやって、持ち金&建設した工場からのボーナスで勝敗判定。
無駄のない綺麗なルール!
スペインのメーカーなので、国内に入ってくるか微妙なところだが、経済ゲーム好きには是非とも遊んでもらいたい。