19世紀、バルセロナの都市開発。
新人デザイナー。
グリッド状のマップの交差点に市民を配置して、その列と行(と斜めもある場合は斜めも)に示されたアクションを行う。
この、1手で複数のアクションを選ぶシステムは今となってはそこまで珍しくないのだが、この時に配置する市民が建築時に重要になってくる。
市民は共通のリソースなので、他プレイヤーのアクション選択に影響を与えるようになっている。
これが、選択肢を程よく制限しつつも、(攻撃的に見えない)プレイヤーインタラクションになっているのが上手い!
あと、得点形式が秀逸!
個人目標&共通目標という、いつもの面々なのだが、これに乗数ブーストを組み合わせている。
場合によっては、1つの目標で5×3×4=60点とか入ることもある。
一気にガン!ガン!と得点が入るので、ラウンド数が抑えられているのも好印象。
大体、6、7手番でゲームが終わる。
その分、1手番で強烈なコンボが発生しがちで、コンボが嫌いな僕はちょっと「うっ・・・」とはなるのだが、まぁ、そこはご愛敬ってところかな。
ラウンドが進むにつれ、得られる得点が増えるようになっていて、逆転を夢見れるのも良い!
とはいえ、序盤に基盤を作っている方が動きやすくなるので序盤の動きも大事だ。
あとあと、セットアップの多様性&バランスの良さも評価したい。
共通目標やアクションの配置でだいぶゲーム展開が変わるんじゃないかな?(まだ基本セットアップでしか遊んでないので、想像でしかないが・・・)
マニアックさも無いので、間口も広いんじゃないかな。
これは、久々に期待の新人の登場かもね。
このバランス感覚はすごい!
今年のエッセンにもう一作発売されるみたいなんで、今から楽しみだ。