Skip to content →

タグ:

ランバザンバ

Rambazamba

評価:4/10

農家の庭での食物連鎖。
チームプレイ」のデザイナー。

ミミズ < ニワトリ < キツネ < 犬
と言う強さの順序。
手札3枚から1枚を自分の前か隣のプレイヤーの前にプレイする。
その場にプレイしたカードよりも1つ弱い動物がいる場合は、その種類の動物が2枚除去されてしまう。

各動物にはオスメスがあって、同じ動物のオスとメスは1手番で同時に出せる。

自分の前に同じ動物を5枚出せたプレイヤーの勝ち。

遊んでいると、ちょっとした気づきがあったりするのだが、それを上回る引き運と巡り運の強さ。
基本は流れに身を任せて、巻き起こるワチャワチャを笑うゲームかな・・・

らくがき工場

IMAGE FACTORY

評価:5/10

2つの単語を繋げた謎の物体を描く、お絵かきゲ-ム。

1人が親プレイヤーとなり、他のプレイヤーは子プレイヤー。
子プレイヤーにはカードを2枚ずつ配る。
カードには「足長」「女王」「明日の」「霊長類」「踊る」等の単語が書かれていて、2枚のカードの単語を組み合わせた物をお絵かきする。
例えば「明日の」「ネコ」や「野蛮な」「名探偵」等々・・・

子プレイヤーのカードを全て集めてシャッフルし場に並べる。
親プレイヤーは、絵を見てどれがどの組み合わせかを当てる。

真っ当なお絵かきゲームなので、つまらないことは無いのだがちょっと工夫が足りない。
説明的な絵を描くと大体当ててもらえる。
お題カードの組み合わせ方を工夫して難題化したり、お絵かき部分に制限をかける等の一工夫でもっと面白くなりそう。

ラットジャック

Ratjack

評価:5/10

特殊カードだらけのブラックジャック。
新人デザイナーコンビ。Studio H(「オリフラム」等)の新作。
BGAでプレイ。

1~12が2セット。
手番ではカードを1枚ドローして1枚プレイ。
プレイ方法は3種類あって、
・表向きにプレイ。
・裏向きにプレイ。
・捨て札にして、既に置かれている裏向きのカードを表にする。

全てのカードに特殊効果が付いていて、表向きにプレイしたり、裏向きを表向きにした時に発動。

誰かの表向きのカードの数字合計が25になったら、そのプレイヤーが1点獲得でラウンド終了。
誰かの表向きのカード数字合計が25を超えると、そのプレイヤーが脱落して、脱落させたプレイヤーが1点獲得して、ラウンド続行。
山札が尽きてもラウンド終了で、25に近いプレイヤーが勝ち。

ブラックジャックっていうよりは、特殊効果バトルっていう印象。
良くも悪くもStudio Hっぽいカードゲーム。
個人的には合わないプレイ感だけど、同社ゲームが好きな人は良いかも。

ラインイット

Line It

評価:5/10

昇順か降順にカードを集めていく。
シンプルなカードゲーム。
BGAでプレイ。

場にプレイヤー人数+2枚のカードが並ぶ。
順番に1枚ずつピックしていき、残った2枚は色別にジャックポットに溜まる。

ピックしたカードは自分の前に並べていくのだが、昇順か降順になっていないとダメ。
昇順、降順が壊れてしまうカードを取った場合は、それまで残っていたカードを除去して得点化。
得点は除去したカード枚数-3点なので、出来るだけ長くした方が効率は良い。

カードは2枚まで手札に保持できるので、思ったよりも長く出来る。

ジャックポットが特徴で、自分の前に同じ色が3枚出た瞬間に、ジャックポットから同じ色のカード全てを獲得できる。
数字が飛んでしまう場合でも、ジャックポットにカードが溜まっている時は無理して3枚目を出すことも大事!

他の似たゲームと比べると緊張感が足りない感じはあるけど、逆にゆるゆる遊ぶには良いゲーム。

ラビットロックレーシング

Rabbit Rock Racing

評価:6/10

トリックテイキングで競馬(競兎)。
ゲームマーケット新作。

1~10,4スート。(5人プレイ時)
マストフォロー、切り札有り。

スートと同じ色の兎駒がレースをするのだが、各トリックで勝ったスートの兎が、そのカードのランク分だけ前進する。
最下位の兎のスートが切り札となる。

手札8枚から、1枚を同時に裏向きで捨てる。
カードは裏からでもスートが分かるカードなので、捨てられたスートや他プレイヤーの手札構成を見たうえで、どの兎が勝つかを予想。
自分の持ち金を「単勝」「兎単」「3連単」に分配して賭ける!
持ち金が足りないなら借金も可能!

その後、トリックテイキングを行い、レース順位を決定する。
互いの思惑が交錯するので、なかなか思い通りに動かないのだが・・・気持ちが通じる瞬間もあって面白い!

「最初から借金している」「(比較的)無尽蔵に借金可能」「馬券のマークシート風のUI」が、システムというよりは雰囲気作りに上手く貢献していて、熱を帯びたプレイ感を生み出している。

テーマやシステムが「トリックステークス」と似ているが、プレイ感は全然違う。
ルールを読んだ段階だと、「『トリックステークス』の方が洗練されているし、間違いなく面白いだろう」と思っていたのだが、遊んでみると「ラビットロックレーシング」の方が良い!
競馬っていうテーマを生かすには、ある程度の大味さが正解なのかもしれない。
理論派エリートが熱血主人公に敗れる少年ジャンプ的な展開。

ラマ カダブラ

L.A.M.A. Kadabra

評価:6/10

ラマ」に色々と要素を追加した新作。
ニュルンベルク新作。

まず、色々とカードが追加された。

「2/3」「4/5」カードは、どちらの数字としても使えるカード。
3→2/3→2 みたいな順番で出すことで、場の数字が下がったりすることもある。

数字の横に■が付いたカードは次の(降りていない)プレイヤーが1枚ドロー。
数字の横に●が付いたカードは降りていないいずれかのプレイヤーに自分の持つ最少額のチップ1枚を渡す。
数字の横に★が付いたカードは、マジックチップを獲得できる。
マジックチップは手番で使うことでソフトパスが可能。

あと、マジックショーボードの追加。
ラマを出すたびに、自分の持つ最少額のチップ1枚をマジックショーボードに置く。
マジックショーボードにチップが5枚以上溜まると、手番でラマを出さない限り、マジックショーボード上のチップを全て受け取らなければならない。

●カードやマジックショーで、10点チップが飛び交う展開になるので、ガチラマプレイヤーには嫌われそうなバリエーション。

マジックショーボードへのチップの溜まり具合が指針の一つになっていて、盛り上がりどころはわかりやすくなっているように感じた。
個人的には普通の「ラマ」よりも好き。

ラムセス:エジプトの富をめぐる競争

Ramses: Wettlauf um die Reichtümer Ägyptens

評価:4/10

遺物を組み合わせて博物館に展示。
フォーラムロマナムの商人」のデザイナー。2007年。

同じ種類の遺物カードをセットコレクションして、共通盤面(博物館)に配置していく。
盤面は大きさが決まっていて、6×7か7×6に収まるようにしか配置できない。

3枚で完成するセットはいきなり盤面に配置できるのだが、4枚セットか6枚セットのものは、まず自分の前に配置してから盤面に移動させるっていう2ステップが必要になる。

あと、交渉カードを引いたり、プレイすることで交渉が可能。
手番プレイヤーは手札から1枚を表、1枚を裏で提示する。
他のプレイヤーはそれを見て、同じように1枚を表、1枚を裏で提示する。
手番プレイヤーは気に入るセットと交換できる。
4枚セットや6枚セットは、自分の前にプレイすることで「コレが欲しい!」とアピールできるってわけだ。

盤面にカードを配置できる場所が無くなったらゲーム終了。
盤面に配置できたセットは枚数に応じた得点。
手札は1枚あたり-1点。
自分の前に出したセットは、セット当たり-1点。
手札や自分の前に残したジョーカーは1枚当たり-3点となる。

少しひねったゲームを出すデザイナーなので少し期待していたのだが・・・
そこまでひねりは感じられず、平凡なプレイ感。
ドイツ語ルールを英訳したのを和訳したので、どこかで訳ミスがあるのかもしれない。
ゲーム終了条件の記述もあいまいだし・・・
う~む。

ラット・オブ・ウィスター 

Rats of Wistar

評価:5/10

ネズミの家族の長となって皆を率いる。
ルチアーニと「ウェンデイク」デザイナーのエッセン新作。

「借りぐらしのアリエッティ」のように人家に忍び込んで物を盗んだり、新たな仲間を見つけたり、様々なミッションを行う。

メインシステムはシンプルなワーカープレイスメント。
アクションエリアは円形になっていて、外周には6種類のメインアクション、内側にアクションポイント&サブアクションが描かれたホイール。
ワーカーをアクションポイントに置くことで、外周のメインアクションと内側のサブアクションの両方を実行できる。
ホイールはラウンド毎に回転するので、ラウンドによって各アクションの定員やボーナスが変わってくる。

概要だけ聞くと、なんてことはないメインシステムで、まったく期待せず遊び始めたのだが、そこは流石、調整上手のルチアーニ!
しっかりゲーム展開を作っていて、悩ましいゲームとなっている。

が、ゲームのメインは大量のカードのシナジー!
個人的にカードコンボゲームは苦手なので、この評価だが、「グランド・オーストリア・ホテル」とか好きな人には良いかもね・・・

ライズ・ザ・シールズ

Raise the Shields

評価:3/10

左隣のプレイヤーを攻撃しつつ、右隣のプレイヤーからの攻撃を受けるためにシールドを貼る。
無料のPnPゲーム。

共用ダイス2個と個人ダイス1個を振って、その3つを「マスを塗るエリア」「塗る形状」「攻撃エリア」に割り振る。

マスを繋げていって、外周まで繋げるとシールドを貼れる。
シールドを貼る前に、そのエリアに5回攻撃を食らうと脱落。

とにかく攻撃が強すぎる!
ずっと同じ数字を指定し続けると大体誰かが脱落してゲームが終わるだろう・・・
もう少し、シールドが完成しやすくなれば面白くなりそうにも思えるが・・・
今のバランスだと、とにかく攻撃特化しか手が無い気がする。

同じように感じた人がいるようでハウスルールで「攻撃を3回受けたら脱落」っていう提案があったが、確かにその方が良いかも。

ランバージャック

Lumberjack

評価:6/10

高く積んだブロックを順番に取っていく。
アラン・ムーン作。2002年。

バランスゲームっぽい見た目だが、運要素無しの多人数アブストラクト。

手番で出来ることは3択。

1つ目は、「ブロックを取って自分の前に置く」。
ブロックはドンドン重ねて塔を作っていくのだが、各自3つまでしか塔を作れない。

2つ目は、「ブロックを取って捨てて、その色の得点計算をする」
捨てたブロックの色の塔で得点計算。
一番上のブロックがその色の塔は階層分の得点ゲット!
全員が得点計算するので、あまり積極的にしたくないが、自分が大きく得する状況を作っていきたい。

3つ目は、「自分の塔の上にこずえ(白い駒)を置く」。
こずえを置いた塔は、それ以上ブロックを置けなくなるが、得点計算で得点が倍!

クニツィアの「交易王」をアブストラクトにした感じかな。

セットアップでブロックを崩さないように組み上げるのが、とにかく大変!
プレイ中、ブロックを崩した場合もペナルティは無く「元の状態に戻してやり直す!」
このルールが逆に「崩したら他の人に申し訳ない!」って思いにさせて緊張感を生む。
今回、この緊張感が良い方向に働いて面白かったが、何か良くわからない緊張感ではある。

個人的に好きだけど、他の人には強く勧められないゲームってたまにあるけど、まさにそんな感じのゲーム。