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ニワトリ大混戦

Hennen Rennen

評価:6/10

2番を目指すモノスートトリックテイキング(?)。
クニツィア作。

1~100のカード。
各自10枚の個人山札で、そこから3枚を手札。
ラウンド毎に1枚プレイ1枚ドロー。

第1ラウンドは1枚同時出し。
2番目に高いカードを出したプレイヤーが自分のカードをボード上の任意のマスに置き、自分の駒でマークする。
2ラウンド目からは全ラウンドの勝者から時計回りに1枚ずつカードを出す形式になる。
勝敗判定は同じ。
ボード上の既にカードを追い出しておくことも可能なのだが、数字が上回ってなければならない。
追い出されたカードの持ち主はマイナス1点を受けた上に、1つ下のマスに移動する。
この追い出しは連鎖することもあるので、分不相応なマスに置いたカードは追い出し追い出しで酷いマイナスを負うことに。

これを10ラウンド繰り返して、最後にボード上の自分のカードから得点。

ルールを聞いた印象よりも面白い!
ただ、ハイカードが純粋に強い(少なくとも失点は無い)ので、手札運は強そう・・・
何ディールか遊ぶゲームかもね。

ニュークレウム:オーストラリア

Nucleum: Australia

評価:7/10

ニュークレウム」の新マップがもう発売!

新要素は船と石炭鉱山。

マップ上に航路が追加され、各プレイヤーが船を置ける。
船は石炭とウランを輸送できるが、電気は運べない。
あと、自分の船しか使えない。

基本のウラン鉱山とは別に石炭鉱山がマップ上に追加された。
これはタービンやウラン鉱山を建設する「工業化アクション」を使って確保できる。
発電ごとに自分の炭鉱鉱山から石炭1つが生まれる。

「ニュークレウム」は基本を1.5回しか遊んでないので、全く比較できない・・・
遊んでるときは楽しいのだが、1回遊ぶと満足してしばらく遊ぶ気にならないゲーム。

あと、実験A~Dの強弱差が気になるぐらいやり込んだ人用に、エキスパートバリアントが提案されている。
ゲーム開始時に勝利点を使って実験の選択順を競るだけ!
あなた達でバランスとってください!っていう丸投げ方式だが、一番文句が出にくい賢いやり方かもしれない。

ニュークレウム

Nucleum

評価:7/10

発売前にTabletop Simulatorでプレイしていた「ニュークレウム」を実物でプレイ。

3人プレイと言うこともあってか、実物だと2時間ぐらいで終わった。
心配していたダレもなく、最後まで緊張感をキープして楽しめた。

よく比較に上がる「バラージ」や「ブラス」と比べると見劣りするが、それらとは異なる面白さがある。
評価6→7にアップ!

オンラインで遊ぶ重量級ゲームはテンポが落ちて評価が下がりがち・・・


毎年書いていたエッセンランキングの出し時を見失っていたが、リクエストがあったので、ここに記しておこう。

1.バルセロナ
2.ニュークレウム
3.スリーリングサーカス
4.クトナー・ホラ
5.フューチャーインク
6.ファラウェイ
7.エヴァキュエイション
8.アーケオロジック
9.ビアーパイオニア
10.ウェーブ

拡張・リメイクの中だと

チャレンジャーズ!ビーチカップ
レオナルド・ダ・ヴィンチ
春秋戦国
ブリュッセル
テラミスティカ革新の時代
グレート・ウェスタン・トレイル:ニュージーランド

あたりが良かった。

ニムト30周年記念版

6 nimmt 30 Jahre Edition

評価:7/10

ニムト」発売30周年版。
ファンが考えたスペシャルカード4種類が付属。
あと、協力バリエーションも追加!

ファンが考えたスペシャルバリエーションは「跳ね牛」と「山登り」をプレイしてみた。
どちらも、アクシデント性を高めるバリエーション。
パーティー感が強くなるので、実力差が出にくくなりそう。
「跳ね牛」は「この場合どうするんだっけ?」みたいなことが何度か起きたので、ちょっとテンポを削ぐのが良くなかったので、「山登り」の方がオススメ。

協力バリエーションはNPCプレイヤー「バッファロー」に失点を負わせることを目指す。
プレイヤー側の失点は合算されるので、多人数プレイ時はサポートカードが使えるようになる。
かなりズルみたいなことが出来るので、「バッファロー」にちょっと同情するところもあったが、それなりに楽しめた。

あと、もしかしてカードサイズが小さくなってる?

ニューヨーク・ニューヨーク

New York, New York

評価:5/10

1プレイ1ドローだけのシンプルなカードゲーム。
クラマーの昔の作品を韓国のオープンプレイがリメイク。

タイル構成は4色。1~12。
手札6枚。手札補充用に場に6枚。

手番では手札から1枚プレイして場から1枚取って山から場に1枚補充。
これを繰り返すだけ。
プレイされたタイルは数字別に重ねて置かれていく。
最終的に一番上のタイルのみが得点となり、担当色のプレイヤーがその数字の得点を得る。
あと、自分の色が連続していてもボーナス点が得られる。

この上なくシンプルなルールながら、それなりに考えどころもあって面白い。
が、今遊ぶには一工夫足りない感じ・・・
早く抜けるメリットを付けるとか。

ニュークレウム

Nucleum

評価:6/10

パラレルワールドの19世紀での原子力発電。
ルチアーニと「アナクロニー」や「テケン」デザイナー。
今年のエッセンで発売予定。

ルールを読んで最初の感想は「ルチアーニ解釈の『ブラス』」。
でも、実際遊んでみるとプレイ感はかなり違った。

鉱山や外国と発電所を線路でつないで、石炭やウランを輸送して発電。
その電気を自分の建物タイルに線路で運んでタイルを裏返すことで得点、実績点、収入アップを得る。
ってのが主な目標となる。

手番では、手元のタイルをプレイして、そこに示されたアクションを実行する。
使用したタイルはマイボードの上に置かれて、決算を選択すると手元に戻ってくる。
コンコルディア」式手札システムなのだが、ここに一工夫ある!
タイルをメインボード上に線路として配置することもできる。
タイル端の色が一致すればアクションも実行可能。
線路として配置したタイルは手元に戻ってこないので、今後そのタイルのアクションは使えなくなるのだが、線路は建物建設で重要な役割を担うので疎かにできない。

あと、建物建築の制限もちょっとややこしいのだが、良く出来ている。
建物は自分の線路がある都市にしか建てられない。
線路はどこにでも建てられるので、まず線路で都市にアクセスしてから建物を建てる必要がある。
ただ、輸送時は全ての線路を全員が無料で使えるので、「ここに線路を置かないと建物が建てられない、でも線路を置くと外国と発電所が繋がって他プレイヤーに石炭を安く買われてしまう!」っていうジレンマが発生する。
これが悩ましく面白い!

ほかにも、「バラージ」的な目標タイルの獲得&達成と、決算ごとの足切り実績点、「コンコルディア」の決算までに使った手札枚数が収入につながるシステム等々、傑作ゲームの要素が盛沢山!

と、色々語ってしまったが、実は時間の関係で中盤あたりまでしか遊べていない・・・
オンラインプレイはリアルより時間がかかるとはいえ、4人プレイ、インスト1時間、プレイ3時間で半分ぐらいしか進まなかった。
ダウンタイムが発生しがちなゲームなので、もっさり感は否めないが・・・それを補って余りある魅力がある。
このテンションを終盤までキープできるなら傑作だが、終盤ダレる可能性を感じるので、とりあえず評価6にとどめておこう。
是非とも、実物で最後まで遊んでみたい。

ニュートン:拡張 新たな地平線

Newton: New Horizon

評価:6/10

ニュートン」の発明ボードが新しくなる拡張。

技術トラックの最終ボーナスの一部が2倍(!?)になるっていう大胆な変更。
基本だとそれだけ技術が弱かったのかな・・・?

技術トラックに注力しなかったこともあって、そこまで大きな変化は感じられなかったけど、やり込んでいる人には、変化が生まれる嬉しい拡張なのかも。

逃げろ!とんかつザウルス

評価:6/10

白米紀の恐竜による生存競争。
Mor!さんの新作ゲーム。

ルールを一言で説明すると「ペア戦になった『ペンギンパーティー』」。

各プレイヤーは1,2枚の恐竜カードを公開手札として持っている。
この恐竜カードを出来るだけ上の階層に置くことが目的となる。
あと、「ペンギンパーティー」同様、最後に手札に残ったカードは失点となる。

あと、追加されているルールが「地殻変動」。
自分の前の恐竜カードをタップすることで、下階層のカードを上に置き直せる。

ルール自体は、かなり「ペンギンパーティー」なんだけど、工夫が全て上手くハマっていてパクりと言わせない説得力がある。

ペア戦にしたことと、公開手札&「地殻変動」によって、アブストラクトっぽいガチ感が生まれていて、たいへん良い!

ニマリア

Nimalia

評価:6/10

ブースタードラフトでやるタイル配置パズル。
アイル・オブ・スカイ」の得点システム搭載。
新人デザイナー。

3枚のカードをブースタードラフトしつつ、自分の前に配置。
3枚配置するとラウンド終了で、得点計算。
この得点計算が「アイル・オブ・スカイ」と同じ形式。

2枚目以降のカードは既存のカードに一部重ねないとダメっていうルールが悩ましさを生み出している。
かつ、徐々に切り替わる得点条件ともマッチしている!

既存ゲームの組み合わせなので新しさは無いが、お値段もお安めだし、リプレイ性もあるし、ボードゲーム始めたての人には良いかもしれない。

日本に行こう

Let's Go! To Japan

評価:6/10

日本への旅行を予定していた作者が、コロナ渦で行けなくなった日本旅行への思いをゲーム化。
サンタモニカ」デザイナーの新作。
Tabletop Simulatorでプレイ。

変則ブースタードラフトでマイボード上にカードを配置していく。
これが旅行の計画になっていて、月曜から土曜の予定を決めていく。
18枚のカードを配置し終えると、旅行計画に沿って各地を回る。
といっても、ここは自動処理なので得点計算フェイズみたいなもの。

各曜日には、カードを3枚ずつ配置していくのだが、そのうち1枚はその曜日の得点条件を決めることになる。
この条件を満たせるように他のカードを選んでいくことになる。
カードは「東京」と「京都」の2種類あって、旅行中にそれらのカードが切り替わる毎に新幹線を使い、これが失点となる。(場合によっては得点にもなる)

ゲームシステムはオーソドックスな作りなのだが、旅行計画っていうテーマが非常に魅力的!
カードテキストは英語だけど、日本人なら絵とタイトルを見るだけで何を表しているかはすぐわかる。
「月曜日は新宿御苑で桜見て、火曜は食べ歩きで締めは高級寿司、水曜日は新幹線で京都に移動してお寺巡り・・・」みたいに、情景を想像できる日本人が一番楽しめるんじゃないかな。

日本の魅力を再発見できる良いゲーム。