評価:6/10
各馬のデッキビルドを行いつつの競馬レース。
アラン・ムーン。1991年。
今遊ぶとかなり時代を先どっていたと感じるルールの競馬ゲーム。
7頭の馬にベットする競馬レースなのだが、それと同時に各馬の手札を構築していく。
手札7枚とチップ15枚を持ってスタート。(5人プレイ時)
まず、馬にチップをベットしていく。
1巡目は5枚、2巡目は4枚、3巡目は3枚・・・というように徐々に賭けられる枚数が減っていく。
そして、ベットと同時に、手札のカード1枚をいずれかの馬の横に表向きで配置して、その馬の手札となる。
この時、その馬に直前に追加されたカードと数字を比べてオッズが上下するのだが、良いカードを置くとオッズが下がり、悪いカードを置くとオッズが上がるようになっている。
全員がカードをプレイし終えると、一番ベット額が高いプレイヤーがその馬の騎手となる。
オッズが高い馬ほど良いコースが割り当てられ、一発逆転が狙えるようになっている。
そして、レース開始。
オッズの高い馬から低い馬の順で駒を進めていく。
カードを1枚プレイして1歩前進、この時スタート地点のマスと同じ色のカードを出すと追加で1歩前進。
さらにダイスロールによる追加移動チャレンジが2回まで可能。
10面ダイスを振って、今出したカードの数字以下なら追加で1歩、カードの数字より大きな目を出してしまうとバーストで、今回の移動は無かったことになってしまう。
これを3頭がゴールするまで繰り返す。
上位3頭の騎手にはボーナス賞金。
あとは、各馬のベット額とオッズから配当を受け取って、一番お金持ちが勝ち。
結局はダイスロール勝負になっちゃうところはあるけど、これはこれで競馬っぽい熱があって良い!
30年以上前っていう時代を考えるとかなり意欲的なゲームデザイン。
ともすると「18xx」等の株ゲーを超簡略化したようにも捉えられる?
こういうゲームに出会えるから、新作だけじゃなくて、古いゲームを掘り起こすのもやめられない!