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チッタ・スタート

Città-Stato

評価:7/10

12世紀イタリアで都市発展。
独創的なシステムが組み合わさった意欲的なゲーム。
ケプラー3042」のデザイナー。

バッグビルドで管理するキューブを使ってアクションを行う。
アクションは様々なのだが、使うキューブの色によって特色がある。

アクションの選別が上手くて、それだけでも悩ましいゲームとなっているのだが、このゲームで秀逸なのは最終得点。
ゲーム中に獲得する得点Aとゲーム終了時に獲得する得点Bという2種類の得点がある。
基本的には、低い方の得点が最終得点となるのだが、条件を満たすことで高い方の得点を最終得点に出来る。
とは言え、AとBの差が少ない方が条件を達成しやすくなっている。
これによって、ゲーム終盤で「これ以上得点を取ると、最終得点が下がる!」みたいな状況が起きるのが面白い。

拗らせたシステムな上に、ルールライティングやサマリーが洗練されてないので、とっつきは悪いけど、他に無いプレイ感で終始ワクワクさせてくれる。

勝敗にこだわり出すとバランスが悪いカードがある気もするけど、一度は体験してほしい独創的なゲーム。

Published in ボードゲーム