手探りで自分の色の駒を取り出す。
「カステリーナの宝物」のリメイク。
ルールは全く同じだけど、駒が立方体から虫っぽい形に変わっている。
これが良い効果を生み出していて、程よくわかりづらくなっている。
「カステリーナの宝物」は手に入りづらかったから、探していた人はコチラを買ってしまえば良いんじゃないでしょうか。
ボードゲームメモ
手探りで自分の色の駒を取り出す。
「カステリーナの宝物」のリメイク。
ルールは全く同じだけど、駒が立方体から虫っぽい形に変わっている。
これが良い効果を生み出していて、程よくわかりづらくなっている。
「カステリーナの宝物」は手に入りづらかったから、探していた人はコチラを買ってしまえば良いんじゃないでしょうか。
短時間化された「チャイナタウン」のリメイク。
旧版6ラウンドから4ラウンドに大幅短縮。
盤面も旧版は6グループだったのに対して、新版は2グループになり、マスのつながりもヘクス的な6マス隣接になっている。
序盤から、グループが作りやすくなり、交渉が活発に起こるようになっている印象。
引き運もあるゲームだから、これぐらいの長さで良い気もするんだけど、実際遊んでみると若干の物足りなさは感じる・・・
テーマもファンタジーなテーマパークになっているのも個人的にはマイナスかな。
持っている土地を表すマーカーがボードにしっかり止まるようになっているのは良い!
「チャレンジャーズ!」の続編。
トレーナーカードという、永続効果カードが追加。
試合が始まると自動処理っていうのが「チャレンジャーズ!」の特徴だけど、流石に2というだけあって、試合中に判断が入るカードが増えている印象。
まだ許容範囲だが、これ以上自動っぽさが無くなると、個性が死にそうで不安は感じる。
「春秋戦国」のリメイク。
そこそこのルール変更有り。
まず、「船トラックの追加」。
6つのアクションから「高官の移動」が無くなり、「船トラックの前進」に入れ替わった。
船トラックを前進させると、マイボードに錬丹術師カードを差し、エンジンビルドの助けとなる。
カードの数字が合わない時に、「高官の移動」が出来るようになり、少しストレスが軽減された。
高官駒がフラットな3色では無く、それぞれに意味があるようになった。
「将軍」は労働者の配置。
「建築家」は宮殿の建設。
「錬丹術師」は錬丹術師カードの差し込み。
これに伴い、高官駒を上下に動かすシステムが無くなっている。
あと、細かいところだと、
・万里の長城が1プレイヤーにつき1スペース用意。
・早取り得点タイルの条件が簡単になり、数が増えた。
・統一マーカーがラウンドまたぎで5個までしか持ちこせない。
等々・・・
最近、旧版を遊んでいたのだが、その時よりも面白く感じた。
粗を削り、遊びやすくした良いリメイク。
旧版は、そこまで話題になったタイトルでは無いけど、これを機に遊んでみるのも良さそう。
アッキトッカの初期作品「レオナルド・ダ・ヴィンチ」のリメイク。
韓国のDiceTree Games。
ベースシステムは同じだけど、色々と要素が追加されている。
・各発明品に能力が追加。
・発明品ディスプレイに将来追加されるカードを置くエリアが追加された。(元版だと、まだ山に眠っている発明にギャンブル着手する戦略があったが、それは出来なくなった)
・作業はワーカーを置いた時点で進むようになり、作業完了チェックフェイズが無くなった。
・6種類の目標(パトロンの要求)が追加され、それをこなすことでボーナス。
・ゲーム終盤の作業するだけラウンドが無くなり、最終ラウンドは素材を購入アクションが売却アクションに変更される。
あたりが大きな変更だろうか。
他も細かいのだと、
・初期リソースの違い(元版からバリアントして存在したが、ランダム4枚から2枚を選ぶ方式で遊びやすくなっている)。
・作業している発明の選択が公開情報になり、そこでの心理戦は無くなっている。
・機人は人間がいないと働かなくなった。
・評議会のボーナスがラウンド毎に変化するように。
・弟子に給料が必要に。
等々・・・
かなり変更点はあるが、肝の部分を削がずに今風に調整された良いリメイク。
時代に合わせると、これぐらい要素があるのは当たり前って感じだが、こうなると元版の素朴さも捨てがたい。
今遊ぶと流石に物足りなさを感じるだろうか・・・?
ワレスの60分級ゲーム。
ベースは「ヴィアネビュラ」っぽいけど、よりシンプルになっている!
まだ開発中のようだがTabletop Simulatorのデモ版を遊んでみた。
ルールはかなりシンプル。
手番では、5種類のアクションから2つを実行。(同じのでも可)
・線路敷設
・工場建設
・契約獲得
・契約達成
・3金獲得
契約タイルに資源が示されているので、それらの資源を1つの都市に集めることで達成可能。
他プレイヤーの工場にある資源も、他プレイヤーの線路も使用できるのだが、もちろん使用料を払う必要がある。
今作でのお金の価値はそこまで高く無いので、ある程度の共存関係を作ることが大事になりそう。
自分の線路は必ず全て接続していないとイケナイのに対して、工場は誰かしらの線路が接続している都市であれば建設可能。
この分量的には大したことないルールが、今作のゲーム展開を形作っていて、ワレスの才能に関心しきりだった。
まだ発売は先のようだが、これは期待できそうだ!
「リネイチャー」の拡張。
マップが変わるだけじゃなくて、ルールにも手が入っている。
盤面にキノコタイルがあり、それを獲得するとすぐに盤面に配置して、エリア同士を接続できる。
この拡張では、エリアマジョリティの得点がエリアのマス数になったので、うまくやれば少ない駒で大きな得点を取れるようになっている。
それに伴い、途中で決算が起こらなくなり、ゲーム終了時にすべての決算が行われるようになった。
決算が終わった後の駒を使いまわせるのが「リネイチャー」のポイントの1つだと思っていたので、それが失われるんじゃないか?と思ったのだが、全然そんなことは無かった。
スタート地点が四方に設置されていて、上から下に進んでいく基本マップとは違った面白さが生まれている。
基本はそのマップ構成で、徐々に得点が高くなる盛り上がりを作っていたんだろうけど、少し窮屈なところがあったが、拡張マップだと選択肢が増えて窮屈さが無くなっている。
ちょっとしたルールの変更なのだが、新しいゲームを遊んでいるのかと思えるほどプレイ感が変わった。
色々要素を付け足す拡張ももちろん面白いんだけど、ちょっとしたルール変更で大きくプレイ感を変えるこういう拡張は、最小限の動きで敵を倒す剣道の達人みたいでカッコイイ!
19世紀、バルセロナの都市開発。
新人デザイナー。
グリッド状のマップの交差点に市民を配置して、その列と行(と斜めもある場合は斜めも)に示されたアクションを行う。
この、1手で複数のアクションを選ぶシステムは今となってはそこまで珍しくないのだが、この時に配置する市民が建築時に重要になってくる。
市民は共通のリソースなので、他プレイヤーのアクション選択に影響を与えるようになっている。
これが、選択肢を程よく制限しつつも、(攻撃的に見えない)プレイヤーインタラクションになっているのが上手い!
あと、得点形式が秀逸!
個人目標&共通目標という、いつもの面々なのだが、これに乗数ブーストを組み合わせている。
場合によっては、1つの目標で5×3×4=60点とか入ることもある。
一気にガン!ガン!と得点が入るので、ラウンド数が抑えられているのも好印象。
大体、6、7手番でゲームが終わる。
その分、1手番で強烈なコンボが発生しがちで、コンボが嫌いな僕はちょっと「うっ・・・」とはなるのだが、まぁ、そこはご愛敬ってところかな。
ラウンドが進むにつれ、得られる得点が増えるようになっていて、逆転を夢見れるのも良い!
とはいえ、序盤に基盤を作っている方が動きやすくなるので序盤の動きも大事だ。
あとあと、セットアップの多様性&バランスの良さも評価したい。
共通目標やアクションの配置でだいぶゲーム展開が変わるんじゃないかな?(まだ基本セットアップでしか遊んでないので、想像でしかないが・・・)
マニアックさも無いので、間口も広いんじゃないかな。
これは、久々に期待の新人の登場かもね。
このバランス感覚はすごい!
今年のエッセンにもう一作発売されるみたいなんで、今から楽しみだ。
「郵便馬車」のミニ拡張。
セットアップで、各都市上に封書を1つずつ置いていく。
最初にその都市に駒を置いたプレイヤーは、封書を獲得できる。
封書を2つ消費すると人物の能力を追加で1つ使用できる。(胴手番で同じ人物は2回使えない)
ダイナミックに動けるようになり、スピード感が生まれて良いんじゃないでしょうか。
あと、配達路完成時に馬車カードが取れなかった(取らなかった)ときに、伝書士駒が貰える。
伝書士駒を持っている間は封書1つで人物能力が使えるようになる。
後、セットアップ時に2番手は封書1つ、2番手は封書2つ、3番手は封書3つ持ってスタートする。
基本的に早取りのゲームなのに、後手番ボーナスが無いのは良くなかったので、そういう意味でも良いミニ拡張だね。
「シトラス」のミニ拡張。
セットアップで盤面にランダム配置する地形タイルに新たな効果をプラス。
耕作:
2マス以下の中立エリアに自分のワーカーを配置できる。
小さい中立エリアでも吸収するのが難しいゲームなので、使いどころは結構ある。
倉庫:
使用しないタイルを1個保存でき、以降のタイル配置時に配置できるようになる。
唯一の永続効果タイル。(代わりにゲーム終了時の追加点は無し)
同じ色を一気に置くのが強いゲームなので、序盤に取れば強力なタイル。
大きな井戸:
隣接するマスにタイルを配置すると、直ちにそのエリアの得点計算を行う。
終盤はエリアを広げる邪魔になるのだが、序盤は手番を節約できるので強力な一手となる。
ちょっとした拡張だけど、どのタイルも面白い効果!
ゲーム自体に劇的な変化をもたらすわけじゃないけど、改めて良いゲームと再認識させてもらった。