全体構成が徐々にわかるドラフト。
ゲームマーケット新作。
ブースタードラフト的なドラフトをするだけのゲームなのだが、ドラフト方法に工夫ある。
全員に8枚ずつカードを配り、場にも8枚のカードを表向きで並べる。
各自が手札から1枚をピックし、残りを表を見せずに捨て札にする。
場の表向きのカードと捨て札を集めてシャッフルして、各自に7枚ずつ配り、場に8枚並べて、各自が1枚ピック・・・っていうのを繰り返す。
これだけ聞くと「運要素が強いブースタードラフト?」と思ってしまうのだが、カード総枚数は80枚あり、4人で遊ぶ場合は8枚×4人+8枚の40枚しか使わず、残り40枚は使わない。
つまり、カード構成が不確かなカードセットで遊び、ゲームを進めるうちに構成が徐々に(人によって異なる形で)明らかになっていくことになる。
このファジーさがアナログならではの面白さを生み出している!
非常に可能性を感じるドラフト形式!
色んな応用が利きそうでワクワクする。(協力ゲームとか、推理ゲームとか・・・)
今回はパイロット版と言うことだけど、パイロット版としては十二分の出来じゃないかな。
今のところ、今回のゲームマーケットで一番興奮させられたゲーム。
正式版への期待を込めてこの評価で!