Skip to content →

フラムルージュ

評価:6/10

シンプルな自転車レース。

エッセン新作。

各プレイヤーは「ルーラー」と「スプリンター」を一人ずつ担当する。

どちら1人を1番にゴールさせることを目指す。

選手ごとにカードデッキがあって、「ルーラー」は平均的なカードデッキ、「スプリンター」は振れ幅の大きいカードデッキになっている。

ラウンド最初はカード選択。全員同時に行う。

どちらかのデッキを選んで上から4枚ドロー。

うち、1枚を選んで伏せておく、残り3枚は山札の下に表向きで入れる。

同じことをもう片方のデッキでも行う。

全員が選び終わったら、カードオープンして先頭の選手から数字分だけ進む。

アウトコースインコース的な考え方は無くて、常に右詰で置いていき両方が埋まっていても通過は可能。

止まるマスの両方が埋まっていたら直前の空きマスで止まる。

で、自転車レースらしく集団の考え方がある。

途切れなくくっついているのが集団。

最後尾の集団からスリップストリーム判定を行う。

前の集団との距離がちょうど1マスだったら、その隙間を埋めるように集団全体が前進する。

その後、集団の最前列の選手のデッキに「疲労」カードが入ってデッキを圧迫してくる。

使ったカードはゲームから除外される。

デッキが選手の体力を表現しているわけだ。

必要最低限のルールで自転車レースの雰囲気をうまく表現していると思うのだが・・・

いかんせん、ゲーム展開が単調・・・

スリップストリームによって大体集団はくっつくので、終盤での読みあいが肝になるか・・・

流石に、削ぎ落しすぎた感は否めない。

ただ、切り捨てるには勿体ない素質はある。

デッキ構成をいじるだけでも、展開を生み出せそうな気がするのだが(全体のふり幅を大きくするとか)

希望は薄いかもしれないが、拡張が出ることを祈るしかないか・・・

(追記)

拡張を正しいルールで遊んだら、展開に幅が出た。

通常ルールだと、どうしても団子状態になる気がするので拡張入れるのマストかも。

Published in ボードゲーム