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イワリ

Iwari

評価:8/10

前にTabletop Simulator上で遊んだけど、ようやく実物でプレイ。
中々見ごたえがあるコンポーネント。
今回は「道なき道」マップ。

中央にエリアが密集していて激戦となるマップ構成。
あと、NPCのトーテム(枢機卿)を置ける追加ルールがあるのだが、自分のトーテムを置くよりもコストが高いので、誰も使わなかった・・・
3人プレイだとトーテム切れで使うことがあるかもだが・・・

前回の偉業ヴァリアントはイマイチだったけど、今回の追加ルールは無だった。
このメーカーのコンポーネントには絶対の信頼を置けそうだけど、システムの調整はダメっぽい・・・(変に元ルールをいじってないので問題ないと言えば問題ないが)

枢機卿がトーテムになっていて、枢機卿は高さ、家は広さで得点がわかるようになって見やすい!
豪華なコンポーネントが面白さに結びついている。
裏側が見にくくなるっていうデメリットもあるけど・・・

フードチェーンマグネイト:ケチャップ

FOOD CHAIN Magnate Ketchup

評価:8/10

「フードチェーンマグネイト」の拡張。
15以上のモジュールが付いている。

今回はルールでオススメされている「新マイルストーン」と「コーヒー」を入れてみた。

「新マイルストーン」はマイルストーンカードが総入れ替え。
全体的に効果が派手になっている印象で、序盤の加速感がスゴイ!
基本ゲームだと、最初は若干苦しい感じがあったんだけど、それが一切ない!いきなり面白い!
更に基本のマイルストーンよりも幅が広がっているように感じる。

「コーヒー」は、他の商品と違って需要と紐づいて売れるわけじゃない。
他の商品を買いに行く客が道すがらのコーヒーショップでコーヒーを買っていく。
他と違う独自戦略が組めるんじゃないだろうか。

多くの拡張の根底にある「売れるだろうから作った」感が一切なくて、本気でより良いゲームにアップグレードしたかったんだろうなと言うのを感じる。
まぁ、スプロッターは元から商売っ気ないからってのもあるんだろうけど。

他にも膨大なモジュールが入っているんだけど、それぞれちゃんと調整してるだろうと思わせる出来。
色々、遊んでみたい!

「この拡張はマストバイ」史上トップクラスの「マストバイ」。

キング・イズ・デッド(セカンドエディション)

The King is Dead

評価:8/10

アドバンスカードが加わった「キング・イズ・デッド」第2版。

第1版との違いは
・マップ構造が少し変化
・サクソン人終了が4個から3個に。
・モルドレッドヴァリアントの代わりにアドバンスカードヴァリアントが追加。

見所は最後のアドバンスカードヴァリアントだろう。

基本ルールだと全員の手札が同じだったが、このヴァリアントを入れると手札が「共通の5枚+ランダムで追加される新たなカード3枚」になる。

基本ルールだとガチアブストラクトだったのが、不確定要素が入って若干緩くなっている。
「キング・イズ・デッド」の良さを削いじゃうんじゃないかと心配したが、悩ましさは残しつつ、気楽さが入って遊びやすくなっていた。
アドバンスカードの効果はめちゃくちゃ強力ってことは無いが、色縛りがあるカードが多く、プレイヤーに指針を持たせるのに一役買っている。

あと、引き分け(サクソン人)が3か所で終了になっているのも、地味ながら大きい変更点かも。
8か所中、4か所で引き分けはかなり大変な印象があったが3か所は現実味がある・・・(というか、今回起こった!)
モルドレッドヴァリアントの緊張感をこっちで補った形だろうか?(モルドレッドヴァリアント遊んだこと無いんで詳細わからないけど・・・)

第1版と第2版でそれぞれ良さが有りそう。どっちを手元に残すか・・・まいった・・・

プエルトリコ(2020年版)

Puerto Rico

評価:8/10

これまでの拡張全部入り「プエルトリコ」。

拡張は全てで4つ。
「アレアの宝箱」に入っていた「新建物」と「貴族」。
ミニ拡張の「海賊」と「フェスティバル」。

「新建物」は通常建物と入れ替えて変化を付けられる。
「貴族」は通常建物に追加され、赤い入植者である貴族駒を置くことで能力が変わったりする。

「海賊」は新たに追加される役職。
4つのアクションから1つを選ぶ。
海賊行為:1つ船の商品すべてを除去して、除去した商品から3つまでを獲得。
略奪:商店からすべての商品を除去して、除去した数だけ勝利点獲得。
襲撃:入植船の入植者をプレイヤー人数分まで除去する。除去した入植者から3つまでを獲得。
誘拐:まだ選択されていない役割を選択。以降のプレイヤーが、その役割を選択した場合3金得る。誰も選択しなかった場合、ラウンド最後に自分がその役割を実行。

「フェスティバル」は最近のゲームによく見る早取り目標。
最初に指定されたプランテーション3つを獲得 → 入植者3人
1ターンで指定された3種の商品を生産 → 3金
最初に指定された建物を建設 → 3勝利点

あと、機能的には一緒だが、「市長」が「職長」、「入植船」が「酒場」、「入植者」が「労働者」、駒の色が茶色から紫になっている。
ここら辺はポリコレ対策だろう。

「フェスティバル」はオマケっぽくて粗さを感じるけど、他はバリエーションを増す嬉しい拡張。

ただ、初刷は、タイルボードの大部分にミスプリントがあるので、第2刷の販売を待った方が良いかも・・・(版元が交換対応はしてくれるみたい)

コンコルディア:バレアリカ

Concordia: Balearica

評価:8/10

魚ボードが追加された新マップ。

エッセン新作。

船2隻から始まる海主体マップ。

全てのマップで使用可能な魚ボードが追加された。

手番開始時に、魚トークンを使用して魚ボード上のアクションを実行できる。

魚ボードは環状になっていて、反時計回りにしか動けず、多く移動するには、お金が必要となる。

これは、まさにロンデル!

ロンデルを捨てた「コンコルディア」にロンデルが帰ってきた!

ゲルツ作品にロンデルが合わないはずがない!

魚トークンの獲得方法は長官アクションのボーナス。

「生産エリアの一番価値の高い資源1つ」から「魚トークン1つ」に変更された。

カードのコスト変更ボード(これは前の拡張と同じもの)もあって、布の価値が下がっている。

非常に狭いマップなので、後置きのコストが高い布都市は早めに置きたくなっているので、トントンというところか。

ゲルツは拡張と言えど、手を抜いていない感じで良いね!

チケット・トゥ・ライド:ポーランド

Wsiąść do Pociągu: Polska

評価:8/10

「チケット・トゥ・ライド」のポーランドマップ。

2~4人用。

様々な国に囲まれたポーランドらしく、外国との接続がキーとなる。

各国毎に接続ボーナスカードがあり、外国同士をネットワークで繋ぐと、双方の国のボーナスカードを獲得できる。

このボーナスは先に取るほど得点が高い。

列車カードの貯め込み防止に一役買っている。

更に面白いのは、AとBの国をつないだら、AとBのボーナスを得られるのだが、そのネットワークがCの国につながった場合、再びAとBとCのボーナスカードを得られる。

とりあえず、一回獲得したらOKでは無く、さらに先を狙えるっていうのは緊張感が途切れず良い!

列車駒は35個と少なめ。

先手番有利を許せるギリギリのラインで、追加ルールも少ない。

狭いマップなので、他プレイヤーの動向に注意を払う必要もある。

短時間で遊ぶチケライとして一番良いバランスなんじゃないだろうか。

マップコレクションなのだが、No.6と1/2という中途半端なナンバリング。

フランス/オールドウェスト(6)と日本/イタリア(7)の間。

どういう経緯でこうなったのだろう。

ザ・クルー

評価:8/10

宇宙飛行士となり困難なミッションに挑む。

協力型トリックテイキング。

今年のエッセンスカウトアクション1位。

4スート1~9と

切り札スート 1~4。の計40枚。

いたって普通のマストフォローのトリックテイキングなのだが、全員が目指すべき目標がある。

「Aさんは緑3を含むトリックを取り、Bさんは青7を含むトリックを取る」みたいな目標。

言葉でのコミュニケーションは禁止だが、通信という制限されたコミュニケーション手段がある。

各自が1回ずつ手札1枚を晒すことが出来、更に情報も付け加えられる。

「このスートの最高ランク」「このスートの最低ランク」「このスートはこのカードのみ」のいずれか。

ルールとしてはそれだけ。

切り札ありマストフォローに、制限あるコミュニケーション手段を付けただけ。

それだけなのだが、カード構成であったりコミュニケーションの制限の付け方が絶妙。

最小限のルールで今までにないアプローチでトリックテイキングの魅力を表現している。

「花火」や

「ザ・ゲーム」 のような、他プレイヤーの考えを察っすることが大事なゲームなのだが、この「察する」って部分がトリックテイキングとめちゃくちゃ相性が良い!

トリックテイキングという下地があるからこそ、他プレイヤーの行動の機微を感じ取ることが出来、それが上手くいくと気持ちいい!

通好みなゲームであることは間違いなさそうだが、トリックテイキング初心者は初心者同士で遊べば楽しくトリックテイキングが学べそう。

フランチャイズ拡張セット

評価:8/10

「フランチャイズ」のミニ拡張3点セット。

1つ目は「マイルストーン」。

基本では最初から3枚持っていたボーナスタイルが「4エリアに駒を置く」や「8コストルートを2回使う」のような目標を達成することで獲得することに。

普通にやっていればゲーム終了までに全員が3枚とも手に入れる難易度だが、最初の1枚のタイミングは重要かもしれない。

2つ目は「ブーム」。

未決算の都市を移動するブーム駒。

これがある都市では収入値が2倍になる。

倍と言っても、金額的には1金増えるぐらいなので大差はつかないかな・・・

3つ目は「エリアボーナス」。

基本のエリア得点は「1位が8点、2位が6点、1個でも置いてれば3点」みたいにわかりやすかったが、1位が特殊トークンを得られたり、点数じゃなくてお金が手に入ったり、3位以下は失点だったりと、バリエーション豊かに。

セットアップ後は運要素が無いゲームなので、セットアップバリエーションが増えるのは良いね。

総じて、劇的な面白さは生み出していないが、バリエーションが増えてリプレイ性が増した感じ。

元から完成されているので、この拡張の出し方は正解では無いでしょうか。

フランチャイズ

評価:8/10

98年の「胡椒袋」をクイーンがリメイク。

舞台が北ドイツから60年代アメリカに。

エッセン新作。

多くの変更が施されている。

「都市タイルをプレイヤーに配らず、最初から全部置かれている」

これが、最初「それって、胡椒袋の肝の一つじゃないの?」と思ったのだが、問題なかった。

展開幅が狭まっているのかもしれないが、それ以上に見通しの良さによって戦略に集中できるようになっている。

「紙幣の価値が上がっている」。

「胡椒袋」では「収入で48金」みたいな細かい収支が面倒だったが、今作の収入は最大でも7金。道も最大で8金。

掛け算や細かい計算がなくなって単純に有難い。

「エリアマジョリティの追加と、それのトリガーボーナスの追加」

エリア内の全てのマスが埋まると、駒の総数でエリアマジョリティを行う。

この変更が一番大きい!

「胡椒袋」では、エリアに1個でも駒を置いておけばエリア得点が貰えたので、ダラダラすることがあったのだが、今作は常に緊張感が持続。

更に、エリア最後の駒を置いたプレイヤーはボーナス得点を得られる。

これが収束性を良くすると共に、このボーナスを狙う動き方も大事になる。

他にも「ボーナスアクションタイル所持数の増加」「ゲーム終了条件の変更」「手番の流れの整理」「小都市の得点」「少人数プレイでの調整」等々・・・

全てゲームの肝が見えやすいように調整されているように感じられる。

唯一「プレイヤー人数が5人までになっている」という改悪があるが、3人以下だとマップ調整が入るので少人数でも楽しめるようになっている。

古いゲームのリメイクとしては、会心の出来。

「レーベンヘルツ」のリメイクに並ぶレベルじゃないだろうか。(あれを良いリメイクと思う人であれば)

僕は「胡椒袋」を直前に1回遊んだだけなので、「胡椒袋」に精通している人がどう感じるのか興味深い。

(追記)

大都市決算で駒を除去するルールが抜けて遊んでいました。

正しいルールの方が、エリアマジョリティが悩ましくなって良い!

より傑作になった。

評価7→8にアップ。

グレート ウェスタン トレイル:北方への鉄道

評価:8/10

「グレート ウェスタン トレイル」の鉄道周りに新たなボードを追加。

シカゴやニューヨークといったアメリカ北部へ鉄道網を広げる。

メインボード上部に新たなボードを配置して、メインボードを拡張。

追加ボードの線路は通常ゲームの線路と違って、記者駒は関係なくて線路沿いに家を配置していって鉄道網の拡大を表す。

これによって「即時アクション」や「ディスクを置ける街の解放」等々が得られる。

「オーマイグッズ」や「スカイ島」の拡張から、「プフィスター拡張下手」疑惑を勝手に持っていたのだが・・・今回は良い!

シンプルな要素追加で、戦略の幅を広げている。

違和感のない拡張。

拡張と言えど、主軸は大きくずらしておらず、守りの拡張と言う印象。

元から完成しているゲームだと思うので個人的には有難いバランス。

逆に、大きな変化を望む人はガッカリかも・・・

(追記)

ノンリプレイ派の僕でも、毎回楽しい。

評価7にとどめて置けない。評価アップ!