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ヘラス

評価:7/10

ヒョコヒョコ変わる収入源に翻弄されつつの陣取り。

ドラ+ホワイトゴブリンのエッセン新作。

ボード上部に5種、13個のアクション。

手番では、ここから1つを選んで実行。

「資源を払って自分の建物建設」

手番プレイヤーだけが実行するんじゃなくて、「プエルトリコ」みたいに全員が実行する。

ただし、上書き出来ない陣取りなので早めに動けることにはメリットがある。

「資源を払って共有建物建設」

これは手番プレイヤーのみ。

ゲーム終了時に自分の建物が接していると得点を生み出す建物。

「共有」の建物なので、他プレイヤーが頑張って建てた物に後乗りで群がるのもアリだ。

「資源産出」

石切り場タイルに接している自分の建物ごとに資源を算出。

これも、全員が実行するのであまり自分でやりたくないアクションなのだが、資源が心もとないときは仕方がない。

産出の後に石切り場の更新があるのだが、このシステムが面白い!

というか、このゲームの肝かもしれない!

石切り場タイルを1枚めくって、盤面にあるより小さい値の石切り場タイルを上書きできる。

数字が大きい石切り場程、産出量が少なくなっているので自分においしくない石切り場を上書きして価値を下げていく。

盤面のどの石切り場よりも小さいタイルを引いた場合バースト。

盤面の一番大きな石切り場が閉鎖され、めくったタイルは石切り場予定地へ配置。

その後、次の石切り場予定地を決定することも出来る。

石切り場タイルは4枚までめくれる(バーストしない限り)のだが、下手なタイルを引くと自分の石切り場の価値を下げちゃったりするので、どこまでチャレンジするかの判断が悩ましい。

3人プレイだと4アクションずつ選んだらラウンド終了。

3ラウンド終了後、得点計算に入る。

・自分の最大グループのマス数。

・自分のグループが接している共有建物からの得点。

・共有建物を建てたときにもらえる指輪からの得点。

システム自体は陣取りだし、得点経路も少ないし・・・古臭いことは間違いない。

ただ、全てのルールに意味があってプレイ中は非常に悩ましい。

重くなりがちな陣取りにハプニング性を取り入れつつもうまくまとめ上げているのは見事!

今回の展開がたまたま面白かっただけかもしれないが、古臭いシステムに活路を見出してくれてありがとうの7点。

ベガス カードゲーム

評価:6/10

ダイスゲーム「ベガス」をカードゲーム化。

ダイスロールではなくて、カードの同時出しバッティングに。

エッセン新作。

1~6が5枚ずつ、計30枚のカードセットを各自が持つ。

これをシャッフルして、5枚手札にして1枚か2枚を同時出し。

残った手札はすべて捨て札にして、また5枚引いて1,2枚同時出し。

ってのを6ラウンド繰り返して、得点計算は「ベガス」と同じ。

これだけなのだが、細かい調整が効いていてなかなか面白い。

まず、自分が出したカードの総枚数が8枚以上になると、次ラウンドからカードプレイできない。

「ハゲタカ」方式なので、早めに「自分が取りに行きます」アピールをしたいのだが、2枚出しばかりしていると途中退場。

好き勝手にやられてしまう。

あと、各数字に1枚ずつダブルカードがあって、これも良い味付けになっている。

同じ数字のカードであれば3枚以上でも同時に出すことが出来る。

運が味方しないと使えると機会は訪れないが、うまく使うことが出来ると大逆転を狙える。

ダイスをダイスカードにすることでダイス目が均等になり、より心理戦が強くなった。

カードゲーム化によって、よりゲーマーズゲームになるという珍しい例かも。

ルールはほぼ同じなのに、ダイス版とは違う面白さがある。

ベア・ヴァレー

評価:4/10

熊の森からの脱出。

チャデクの新作。

ゴール地点に最初に到着したら勝ち。

最初は川沿いのカードしか配置されていない。

カードが配置されていない場所に移動する場合はカードをめくって配置。

配置出来たら続けて移動することが出来る。

配置出来なかったらバーストで手番開始時の位置まで戻ってしまう。

あと、熊カードがめくられると問答無用でバーストだったり、湖や川の描かれたカードに入ると強制ストップだったりといくつかの特殊地形がある。

という感じで、チャデクにしてはシンプルなゲーム。

で、問題なのは「他プレイヤーのいるカードには入れない」っていうルール。

みんな同じスタート地点から出発するので、スタート早々渋滞!

後手番プレイヤーは迂回して進むしかないのだが、その成功率が低い!

結局スタートプレイヤーが手堅くプレイして逃げ切ってしまった・・・

上級ルールになると、様々なアイテムやキャラクター固有能力が追加されてゴチャゴチャ!

僕は基本でグッタリだけど、チャデクファンならぜひとも上級からプレイ!

チャデクが本当に作りたかったのは上級なんだけど、メーカーになだめられて基本ゲームを追加したのかも・・・

ベガス拡張セット

評価:5/10

「ベガス」のミニ拡張集。

・8人までプレイ可能になるダイスセット。

・配置済みのダイスを追い出すキッカーダイスルール。

・マジョリティ争いで2個分になるビックダイス。

・決算時に額が決まるレインボー紙幣。

・10万紙幣。

・人とは異なるダイスしか置けないスロットマシン

・指定された額の紙幣をとるとボーナスとなる秘密目的カード。

・各ラウンド1枚ずつ配られる特殊カード。

どのルールもハチャメチャ感を強める印象で、蛇足感が強い。

ペアネコ

評価:7/10

賽苑のゲームマーケット新作。

前作「勝手にしやがれ」と同じタイルシステムを使った2人用対戦ゲーム。

タイル枚数が1枚増えて11枚。

マークは6種。

セットアップは「勝手にしやがれ」と同じ。

手番順に1つ選んで、手前か奥に倒す。

2つ同じマークが揃ったら獲得できるのだが、奥に倒した場合は1つだけ獲得、手前に倒した場合は2つとも獲得。

予測して揃えるとメリットがあるってことだ。

これを繰り返して、「もう揃わない!」と思ったらパスして、もう一人が好きなだけ倒してペアを作っていく。

ペアにならなかったタイルはパスしたプレイヤーが全て獲得する。

キングは2点。他は1点なのだが、オスとメスは1セットで5点!

ルールを聞いただけで興奮出来る。無駄がない美しいルール。

ほどよく運が入りつつも、考え甲斐がある。好みのバランスだ。

「勝手にしやがれ」の時よりもタイルの材質が改善されているのも良い。

あんまり話題になってない気がするけど、良いよ!

僕もそうだったけど、みんな「勝手にしやがれ」のバリエーションって思ってるんじゃないかな。

ゲームマーケットでスルーしたのが悔やまれる。再販希望。

ヘイタブ

評価:4/10

商品の売買とセットコレクション。

エッセン新作。

円盤に8つのアクションが描かれている。

片側が昼間で、もう片側が夜。

円盤がクルクル回ることで、各アクションが昼夜どちらに属しているかが変わっていく。

ここにワーカーを置いてアクションも実行するのだが、夜側にあるアクションを選ぶとダイスロールしてイベント発生。

大体悪いことが起こるので、基本的には昼側を選ぶ。

得点までの経路がまどろっこしくて

・契約を獲得

・商品を購入

・輸送手段(船・荷馬車)を獲得

・輸送

・契約の達成を実行

という5アクションが必要。

しかも、ほとんどの契約は複数の商品を必要とするので、大体6,7アクション必要になる。

でも、ゲームは8ラウンド×3アクション=24アクションしかない。

大体3,4個の契約した達成できない。

非常にもっさりしたプレイ感。

その上、成長要素が無いので、同じことをずっと繰り返す。

爽快感はほとんど無い。

ワーカープレイスメントと言っても誰かが居ても置けるタイプなので、大体似たり寄ったりな状態で最終ラウンドに突入。

最終ラウンドに、プレイヤーを選んで得点を奪えるので、それで勝負が決することもあり得る。

時速20kmで

3時間

ドライブして最後の幅寄せで崖に突き落とされる。

そんなゲーム。

ペテン卵

評価:5/10

ブラフ有りのトリックテイキング。

4スート、1~15(5人プレイ時)。配りきり。

取ったトリックは失点になるタイプのトリックテイキング。

リードプレイヤーは台札の色を宣言。

マストフォロー。

だが、伏せてカードを出す。

その後、リードプレイヤーからカードをオープンするかしないか選ぶのだが、

フォローしていない場合は、絶対にオープンしてはいけない。

フォローしている場合だけ、オープン、クローズの自由がある。

オープンされたカードの中で最強のカードを出したプレイヤーがコントロールプレイヤーとなる。

そのままだと、コントロールプレイヤーが失点を負うので、伏せられているカードに「ホントはフォロー出来てるでしょ!」ってブラフ宣言できる。

そうした場合、間違えていたほうが失点を得る。

もしくは、「もう1回」と言って、もう1トリックプレイすることも選べる。

そうなると、溜まっている失点をまとめて受け取るのでドンドン緊張感が高まることになる。

勝敗が決した後に、伏せられていたカードをめくって、その中で最強カードを出していたプレイヤーにプラス点がつく。

ブラフを推奨していると共に、手札に高いランクが多くても腐らずにすむ。

今回は5人プレイ。

序盤にボイドしていることはほぼないので、ブラフを避けて「もう1トリック!」が連発。

たまった失点を受け取ったプレイヤーは大失点。

この序盤~中盤の大失点が気になった。

複数人がブラフに積極的なら、「もう1トリック」が起こりにくくなるんだろうけど・・・

最初に、失点カードのバランスを確認しなかったのが失敗。

意外と失点の付いていないカードが多い。

ペンギンの魚釣り

評価:6/10

子供向けの記憶ゲーム。

16枚の魚タイルがスリットに突き刺さっている。

ダイスで指定された色の魚を狙って順番に引いていく。

正解の色を引けたら、その魚の長さ分だけ前進。

タイルをめくるんじゃなくて、タイルを引き抜くってのが新鮮で驚きが増す。

ダイス目によっては早取り要素もあったりしてメリハリも付けてくれている。

16枚ぐらいなら覚えられそうだけど、全く覚えられない。

タイルが縦に刺さっているってのが何かしら影響してるのかな?

ペニープレス

評価:5/10

ワーカー配置で新聞作成。

キックスターター発。

戦争、犯罪、政治、ニューヨーク、スポーツの5ジャンルの記事が並んでいる。

これらの記事にワーカーを送り込んでいく。

ワーカー配置じゃなくて、記事の獲得を選ぶと、ワーカーマジョリティを取れている記事全てを獲得。

獲得した記事は「パッチワーク」的なパズルで紙面に配置し得点を得る。

空きマスが多いと減点。

ジャンルごとの注目度によって得点が変わる。

価値の高いジャンルを取りたいのだが、価値の高いジャンルの記事は最上段に置かないといけないってルールがあって、配置に制限をかけてくる。

価値の低いジャンルもある程度取っていないと上手く配置できない。

ワーカーによる牽制合戦が中々面白いのだが、ちょっと突き抜ける感じがないね。

コンポーネントの出来も含めて丁寧な印象は受けるんだけど、もう一捻り欲しかった感じだね。

ベニーニミステリー

評価:5/10

ベニーニミステリー

コマをスタックして、自分の駒を規定数見えた状態にする。

2~4人用アブストラクト。

2人プレイの場合、各自が自分のスートの駒を8つずつ持つ。

手番では、「手元から場に自分の駒を置く」か、「場の駒(相手の駒でも良い)を移動する」のどちらか。

駒は他の駒に重ねることもできるが、最大3段まで。

そうこうやって、場に5つの自分のスートが見えたら勝ち。

ここまでが簡単なレベル。

難しいレベルだと自分の駒に描かれた数字も大事になってくる。

使うコマ数は9つ。駒に描かれた数字の構成は1~4が2駒ずつで5が1駒。

1~5の数字がそれぞれ1つ以上ずつ見える状態にしないと勝てない。

簡単なレベルの2人プレイ。

シンプルながら中々悩ましい、だが必勝法が見え隠れするのでこれだけだと長くは遊べなそう。

簡単なレベルで4人プレイ。記憶力が必要になってくる。記憶力良い人なら覚えられるレベルだろうが、ある程度進行すると忘れてしまって、他のプレイヤーへアシストしてしまう。

逆に、全員が記憶しまくってたら収束性の問題は感じた。

難しいレベルでの4人プレイ。

もう訳わからん。記憶が全然追いつかない。

しばらく頑張った後に、誰かが他のプレイヤーの勝利条件を満たしてしまってエヘエヘするしかない。

簡単なレベルでの2対2のペア戦。

これが、一番良かった。

自分のスートで勝ちに行くのか、仲間のスートをアシストするのか。

そこらへんを上手く意思疎通する感じね。