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パンダロイヤル

Panda Royale

評価:4/10

いっぱいのダイスを振って出目が得点のダイスゲーム。

色んな色、面数のダイスが沢山。
手番では、全員同時に自分の持ちダイスを振って、出目合計を得点として獲得。

袋からプレイヤー人数+1個のダイスを引いて、順番にピックしていく。
黄色ダイスの出目合計が大きいプレイヤーから取っていくので、黄色ダイスは重要。

あと、ダイスの色ごとに能力がある。
紫は純粋に出目が倍。
青ダイスはキラキラ青ダイスを持っていれば出目が倍。
赤ダイスはマイナス目もあるが、赤ダイスの数ぶん出目が倍。(赤ダイス3個持っていれば3倍)
緑ダイスは20面ダイス。
クリアダイスは、ダイスピック前に、他プレイヤーのダイスと交換できる。
ピンクダイスは、得点が低いプレイヤーが貰える弱者救済。

色々とダイス能力はあるがわかりやすく良いダイス悪いダイスがあるので、何も悩むことは無くとにかくダイスロールを繰り返す!

これが普通の人には「悩まず盛り上がれる!」となるのだろうが、捻くれたボードゲーマー的には「工夫のない作業」と感じてしまう・・・

パーフェクトヘルスカンパニー

Perfect Health Company

評価:4/10

すごろくビルドする紙ペン。

前半と後半に分かれているゲーム。
前半はカードを2枚めくって、いずれか1枚のアイコンをマイシート上に書いて、独自のすごろくを作り上げていく。

後半はダイス2つを振って、各自1つを選択して自分のすごろくの駒を進めて行く。
前半で自分が作った良いマスを上手く踏みつつ、なるべく早くゴールすることを目指す。

なかなか面白い組み合わせなのだが、思った以上にビルドの工夫が効かない・・・
結果的にみんな似通ったすごろくになるのは残念に感じた。

あと、ルールライティングの悪さもプレイ感に影響してそう。

パリクラマ

Parikrama

評価:5/10

巡礼がテーマのカードゲーム。
タイクーン:インディア1981」のデザイナー作。

1~7、4スート。あとワイルドカード。

4種類のアクションから異なる2種類を実行。

休憩:共通場からカードドロー
トラベル:手札から自分の前にセットまたはランをプレイ
ジャーナル:自分の前に出したセットまたはランを得点化
バックパック:ジャーナルで得点化したカードを消費してボーナスタイル獲得

このデザイナーの他のゲームと比べると比較的オーソドックスなプレイ感。

カードプレイ時のコストは「サンファン」式なので、自動的に下家の欲しそうなカードをカットすることになるのだが、この辺に底意地の悪さを感じる。

パーフェクトワード

Perfect Words

評価:6/10

みんなで協力して連想しやすいクロスワード風にカードを配置する。
今年のSDJ推薦リスト入り。

手番では場に並ぶ10枚の単語カードから1枚を選んで共通場に配置する。
単語カードが2枚並ぶとそのラインを指し示す矢印タイルを配置する。

これを繰り返して矢印10個が配置されると配置フェイズが終了。

全てのプレイヤーが各矢印の示す単語カードから連想される言葉を個人シートに書き込む。

これらの回答が一致すると得点!

縦横の2軸あるので、1枚のカードが2つのお題に関係することがあって中々悩ましい。

簡単に連想できるようにカードを配置していくので、思ったよりも簡単。
いきなり最高評価を獲得できてしまった。
正式な難易度調整ルールは無いけど、場札の枚数を減らせば調整できそう。

パナマックス

Panamax

評価:6/10

パナマ運河のタンカー運行がテーマ。
「ヴァイラル」のデザイナーと「ニッポン」「マデイラ」のデザイナーコンビ。2014年。

ラウンド開始時に共通ダイスを振って、ダイス目ごとに分けて、1個ずつピックしてアクションする「イスファハン」や「グランドオーストリアホテル」と同じ方式。
今作は2種類しかアクションの種類が無いので、ここが面白さの肝ではない。

コンテナを獲得して、船に乗せて、パナマ運河を通って逆側に進めることで、会社へ利益を出していく。

資金は会社と個人が分かれている。
株や配当もあるのだが、最初から自分の会社が決まっていて社長が移ることも無い。
ラウンド終了時に、会社がコンテナの維持費を支払うのだが、会社の金で払いきれない場合、社長プレイヤーが自腹を切ることになる。
その後、配当も会社の金から払われるのだが、株主全員分の配当できない場合、株価が下がってしまう。

自社株を買うことが一番メリットはデカいのだが、あんまり調子に乗り過ぎると回らなくなって大損害を被る。
他プレイヤーの会社の株を買うのは、一時的な救済にはなるのだが、長期的に見るとノルマを課していることになる。
ある程度苦しめるのは良いのだが、破綻してしまうと自分も損害を負うので、ギリギリを攻める必要がある。

初回プレイだと、とにかくやれることに追われて動いていたら終わった感じだけど、1回遊んで振り返ってみると、色々と動き方があったように感じられ、リプレイ欲が掻き立てられる。

「ニッポン」に続いてリメイクしてほしいゲームではあるけど、プレイヤーインタラクションが強いゲームなので、相当手を入れないと時代に受け入れられないだろうな・・・

原語のルールライティングがひどくてルールが読みにくい読みにくい・・・和訳ルールにもあいまいな表記がいくつかあったので注意が必要。

バラバラ博士の分解大富豪

評価:5/10

1枚のカードを複数枚に分解できる大富豪。
ゲームマーケット新作。

1~15のカード。
カードを分解できるのが特徴で、15のカード1枚で「1,2,3,4,5が1枚ずつ」や「3が5枚」に分解できる。

この分解を使うことで、「3を12枚」や「1,2,3,4,5,6,7のラン!」みたいな派手な役が出せる!

そうなると、場がインフレしすぎるので、「素数切り」っていうのが可能。

最後の役のカード枚数より大きい素数カードを出すことで場を流して新しい役を出すことが出来る。

「素数切り」が特徴で肝なんだろうけど、ちょっと大味になっちゃってるかも・・・

パイレートポーカー

Piratenpoker

評価:3/10

3段階で得点を絞り込んでいく競り。
1998年。シャハト作。

3色、1~8。
1,8は枚数が少なく、4、5が枚数が多い山形の枚数構成。

手札6枚。

場に、各色1枚ずつの得点カード。
これを3ラウンドの同時出し競りで取り合う。
1ラウンド目の勝者は、いずれかの色の得点カードを失点面に裏返して誰かに渡す。
2ラウンド目の勝者は、残り2枚の得点カードから1枚を山に戻す。(そして、自分が失点カードを持っている場合は他プレイヤーに渡す)
3ラウンド目の勝者は、残った1枚の得点カードを獲得する。

3ラウンド目は場に残った得点カードの色が重要で、その色のカードは数字が2倍扱いとなる。

5人プレイと言うのも良くなかったのだろうが、ポーカーと言うよりはバッティングゲームのような雰囲気。
カードの引き運にかなり左右され、このゲームが表現したかったであろう景色にはたどり着けていないように感じた。

パリの屋根

Les Toits de Paris

評価:5/10

怪盗となってパリの街を暗躍。

バースト&マジョリティ。

手番プレイヤーはカードを1枚ずつめくってボード上に左詰めで置いていく。
矢印アイコンのカードがめくられるとトークンがボード右端から左に進んでいく。
トークンがめくったカードに触れてしまうとバースト。
その前にめくるのをやめれば、めくったカードから何枚か選択して獲得できる。(獲得できる枚数はめくった枚数に応じて増えていく)
ボード上に残ったカードは、時計回り順で1枚ずつ獲得していく。

この時、1枚ずつ獲得「しなければならない」っていうのが特徴。
カードの中には警報マークが描かれたものもあって、同色のカードに警報が3つ揃うとバーストで全て捨て札になってしまう。

ゲーム終了時に、色ごとにマジョリティ得点。

シンプルなゲームなので普通に面白そうなのだが・・・どうもバーストとマジョリティの相性が悪く感じた。
めくるかめくらないかの判断の前に、「これを取ると、あいつがこれをとって・・・」みたいな確認が入るのが興を削ぐというかなんというか・・・

僕が勝手にバースト部分に注目しすぎたのが問題だったのかもしれない。

パニック・ダイナー

Panic Diner

評価:4/10

協力してレストランをまわしていく。
エコ」デザイナーの協力ゲーム。

各自1枚ずつお客カードを受け持つ。
そこに示された料理を全員同時に探す。
全ての料理が見つかったらお客カードと料理を箱に入れて1点。
時間内に規定点を取ることが出来れば、ラウンド勝利。

7ラウンド中、何回勝利できるか勝負!

特徴は、皿洗い。
箱に溜まったタイルとカードはラウンドまたぎで自動的に場に戻ることは無い!
ラウンド時間中に、皿洗いしないとダメ!
お客カードの裏面には皿が3つ描かれているので、その色の皿を箱の中から探し出して、カードとタイルを一緒に場に戻す。
この皿洗いをしないと、客に出す料理が足りなくなってしまう!

ラウンド毎にイベントカードがめくられることで、ゲームに変化が付くようになっているが・・・ちょっと、単調さが否めないか・・・


バディー・バグス

Buddy Bugs

評価:5/10

ヘルベチクらしい90年代っぽいシンプルゲーム。
でも、まごうことなき2025年新作。

両面に異なる虫が描かれたタイルを4枚手札に持つ。(虫の種類は9種類)

手番では、手札から1枚を好きな面を上にして出す。

初めて登場した虫なら手元から自分のキューブを1個、その横に置く。
既に登場済みの虫なら、そのそばに置かれているキューブを持ち主に返して、自分のキューブを場に出ているその虫タイルの枚数分だけ置く。

これを繰り返して、手元のキューブを最初に出し切ったプレイヤーの勝ち。

場に置くキューブの数は多くても少なくてもダメ&自分のキューブは追い出せないっていうのがポイント。

場の状況を見て、ちょうどキューブを出し切れる状況を作っていく感じ。
渋いプレイ感!

なんとなくクニツィア味を感じるが、クニツィアなら両面タイルにせずにオープン場からタイル補充するようにしそう。