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パイレートポーカー

Piratenpoker

評価:3/10

3段階で得点を絞り込んでいく競り。
1998年。シャハト作。

3色、1~8。
1,8は枚数が少なく、4、5が枚数が多い山形の枚数構成。

手札6枚。

場に、各色1枚ずつの得点カード。
これを3ラウンドの同時出し競りで取り合う。
1ラウンド目の勝者は、いずれかの色の得点カードを失点面に裏返して誰かに渡す。
2ラウンド目の勝者は、残り2枚の得点カードから1枚を山に戻す。(そして、自分が失点カードを持っている場合は他プレイヤーに渡す)
3ラウンド目の勝者は、残った1枚の得点カードを獲得する。

3ラウンド目は場に残った得点カードの色が重要で、その色のカードは数字が2倍扱いとなる。

5人プレイと言うのも良くなかったのだろうが、ポーカーと言うよりはバッティングゲームのような雰囲気。
カードの引き運にかなり左右され、このゲームが表現したかったであろう景色にはたどり着けていないように感じた。

パリの屋根

Les Toits de Paris

評価:5/10

怪盗となってパリの街を暗躍。

バースト&マジョリティ。

手番プレイヤーはカードを1枚ずつめくってボード上に左詰めで置いていく。
矢印アイコンのカードがめくられるとトークンがボード右端から左に進んでいく。
トークンがめくったカードに触れてしまうとバースト。
その前にめくるのをやめれば、めくったカードから何枚か選択して獲得できる。(獲得できる枚数はめくった枚数に応じて増えていく)
ボード上に残ったカードは、時計回り順で1枚ずつ獲得していく。

この時、1枚ずつ獲得「しなければならない」っていうのが特徴。
カードの中には警報マークが描かれたものもあって、同色のカードに警報が3つ揃うとバーストで全て捨て札になってしまう。

ゲーム終了時に、色ごとにマジョリティ得点。

シンプルなゲームなので普通に面白そうなのだが・・・どうもバーストとマジョリティの相性が悪く感じた。
めくるかめくらないかの判断の前に、「これを取ると、あいつがこれをとって・・・」みたいな確認が入るのが興を削ぐというかなんというか・・・

僕が勝手にバースト部分に注目しすぎたのが問題だったのかもしれない。

パニック・ダイナー

Panic Diner

評価:4/10

協力してレストランをまわしていく。
エコ」デザイナーの協力ゲーム。

各自1枚ずつお客カードを受け持つ。
そこに示された料理を全員同時に探す。
全ての料理が見つかったらお客カードと料理を箱に入れて1点。
時間内に規定点を取ることが出来れば、ラウンド勝利。

7ラウンド中、何回勝利できるか勝負!

特徴は、皿洗い。
箱に溜まったタイルとカードはラウンドまたぎで自動的に場に戻ることは無い!
ラウンド時間中に、皿洗いしないとダメ!
お客カードの裏面には皿が3つ描かれているので、その色の皿を箱の中から探し出して、カードとタイルを一緒に場に戻す。
この皿洗いをしないと、客に出す料理が足りなくなってしまう!

ラウンド毎にイベントカードがめくられることで、ゲームに変化が付くようになっているが・・・ちょっと、単調さが否めないか・・・


バディー・バグス

Buddy Bugs

評価:5/10

ヘルベチクらしい90年代っぽいシンプルゲーム。
でも、まごうことなき2025年新作。

両面に異なる虫が描かれたタイルを4枚手札に持つ。(虫の種類は9種類)

手番では、手札から1枚を好きな面を上にして出す。

初めて登場した虫なら手元から自分のキューブを1個、その横に置く。
既に登場済みの虫なら、そのそばに置かれているキューブを持ち主に返して、自分のキューブを場に出ているその虫タイルの枚数分だけ置く。

これを繰り返して、手元のキューブを最初に出し切ったプレイヤーの勝ち。

場に置くキューブの数は多くても少なくてもダメ&自分のキューブは追い出せないっていうのがポイント。

場の状況を見て、ちょうどキューブを出し切れる状況を作っていく感じ。
渋いプレイ感!

なんとなくクニツィア味を感じるが、クニツィアなら両面タイルにせずにオープン場からタイル補充するようにしそう。

花とミツバチ

Beez

評価:5/10

ミツバチとなって花の蜜を集める。

ミツバチ駒を動かして盤面の駒を拾ってマイボード上に配置していく。
マイボード上の駒を公開目標と個人目標に寄せていく。

ミツバチ駒は絶対にまっすぐは進めなくて、60度回転したら1歩か5歩、120度回転したら2歩か4歩、180度回転したら3歩移動できる。
この移動方法がゲームを難しく面白くしている。

ゲームが始まると運要素が無いので、数手先を考えて動こうと思うのだが、移動方法が特殊で思ってたのと歩数や方向がズレて中々上手くいかない。

見た目は華やかで楽しげだが、内容はイカツめ。
ここら辺のギャップが流行らなかった要因だろうか。

ハートオブクラウン

Heart of Crown

評価:5/10

国産の「ドミニオン」亜種。

オーソドックスなデッキビルドなのだが、「ドミニオン」みたいに全てのカードが購入可能じゃなくて、規定種類数だけ登場する「アセンション」っぽいやつ。

あと、最大の特徴は「姫の擁立」。
6金で「姫を擁立」出来て、その永続効果を獲得できる。
さらに、カードを購入せずに手札の得点カードを得点化できる。
得点化したカードはデッキから除外されるので、圧縮も兼ねている。
そして、誰かが規定点獲得でゲーム終了。

「ドミニオン」よりもゲーム終了の切れ味が良くなっている!

「ドミニオン」亜種はどうしても「ドミニオン」の影がチラついてしまい、パチもの感が拭えない・・・

パス・ザ・ボム

Pass the Bomb

評価:5/10

「UM」や「EX」といったお題文字が含まれる英単語をドンドン言う。

単語を言いながら、爆弾を回していって、爆弾が爆発すると失点。

爆弾が爆発するタイミングがランダムなのが工夫。
どれだけ英語が得意な人でも、タイミング次第では失点を食らってしまう。

英語だが、中高英語ぐらいでもまぁまぁいける。

ハウス・オブ・ファド

House of Fado

評価:5/10

ポルトガルの音楽「ファド」が演奏されるレストランがテーマ。
「カンバン」「ヴィニョス」のラセルダ作。

ラセルダは自分のゲームのアイデアをスケールダウンした中量級ゲームをいくつか出してるけど、今作もそのパターンで元は「ギャラリスト」みたい。

「ギャラリスト」のルールはほとんど覚えてないけど、他プレイヤーのワーカーを押し出して、押し出されたプレイヤーがボーナスを得るっていうのが共通点かな?

ミュージシャンを雇用して、客を呼び込み、演奏会を開くことで収入を得ると共にミュージシャンのレベルをアップさせる。
ミュージシャンのレベルが上がると、ビルボードに掲載することができ得点を生み出すが、他プレイヤーもそのミュージシャンを雇用できる状態になる。

色々と凝ったシステムだけど、ちょっと窮屈すぎるプレイ感。
先手番有利っぽいのに、後手番に補助が無いのも気になった。

パンダスピン

Panda Spin

評価:6/10

上下ひっくり返すことでカード強化する「大富豪」。
イノベーション」「レッド7」のチャデク作。
BGAでプレイ。

カードは上下で白と青の違う数字が書かれている。
最初は白側を上にして持つ。

ハードパス、ボム有りの「大富豪」。
1人以外がパスすると、勝ち残ったプレイヤー以外は今回出したカードを手札に戻のだが、その時カードの上下を入れ替える。

白側よりも青側の方が強くなっている。
1枚で「7」3つ分だったり、任意の手札1枚を捨てられる効果、ワイルドランク等々・・・
序盤は如何に青側にひっくり返すかが肝となってくる。

青側を上手く使うとボムがバンバン飛び出る派手なゲーム展開に。

今回はビギナールールだったが、通常ルールだと更にエレメンタルカードっていう強カードも追加されてさらにハチャメチャに!
大富豪系の中ではハチャメチャな部類と思われるが、チャデク好きには物足りないかもしれない。

ハッピーコロニー

Happy Colony

評価:5/10

資源が枯渇する中でのギリギリの交渉。
ゲームマーケット新作。

3つの資源を要求するタスクカードの達成していく。
貰える資源は限られているので、他プレイヤーに譲ってもらう交渉を行う。
ここで面白いのは、見返りとして渡す得点は、自分が払うんじゃなくて銀行から支払われる。
それなら、いくらでも払えば良いじゃないか!となるのだが、得点チップは有限なので、払いすぎると自分の取り分が無くなってしまう・・・

達成できないタスクが増えすぎると脱落。
増えるタスクに比べて貰える資源量が少ないので、絶対に誰かしら脱落する。

ちょっとバランスをプレイヤーに投げすぎ感はあるけど、それが魅力に繋がっているっぽいしな。