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解放者:共和制ローマの終焉

Liberatores: The Conspiracy to Liberate Rome

評価:6/10

カエサル暗殺がテーマの招待隠匿ゲーム。
台湾のモアイディアーズゲーム。

陣営は間者1人、共和主義派3人、対抗者1人。(5人プレイ時)
間者は唯一のカエサル側陣営。
共和主義派と対抗者は共和主義陣営なのだが、対抗者はカエサル失脚後の独裁を狙っている。

ほとんどが共和主義陣営なので、みんな共和主義陣営のふりをするわけだが、資金を得るためにはカエサルの影響力を上げざるをえない。
得た資源の使い道は大きく2つで、購入したカードを自分の能力とするか、購入したカードを共和主義陣営に送って影響力を上げるか。
共和主義を装うには自分の能力よりも陣営の影響力を上げたいところなのだが・・・対抗者の存在がそれを許してくれない・・・

ちょっと用語になじみが無かったり、テキストもりもりのカードに圧倒されたが、わかってしまえば進行はシンプル。
選択肢が程よく狭いので、プレイングも正体隠匿も難しすぎない。

見た目で損しているゲームな気はする・・・

カメレオン

The Chameleon

評価:6/10

みんながお題を知っている中、一人だけお題を知らないのを隠し通すゲーム。
「エセ芸術家ニューヨークへ行く」「スパイフォール」系ゲーム。
Tabletopiaでプレイ。

場には単語が16個描かれたお題カードが公開される。
プレイヤーには、今回のお題単語を特定できるカードが配られるのだが、一人だけ「カメレオン」と書かれたカードが配られる。

各プレイヤーが1つずつヒントとなる単語を言っていく。
相談後にカメレオンと思うプレイヤーの投票をしてカメレオン以外が最多だとカメレオンの勝利。
カメレオンが最多だった場合、カメレオンがお題を当てることが出来ればカメレオンの逆転勝利。

同系統ゲームと同じく安定して楽しめるパーティーゲーム。
16個の単語が公開されているのでカメレオン役の推理しがいがある。

カスカディア

Cascadia

評価:6/10

土地と動物の2要素のパズル。
こちらでソロプレイが試せる。

土地タイル1枚と動物チップ1枚がセットとなっていて、場に4セット並んでいる。
任意のセットを取って自分の前に配置する。
土地タイルは森林、海、山岳等のエリアが大きくなるように配置する。
動物チップは土地タイルの上に置いていく。(今回の土地以外でも良い)
動物の種類ごとに得点形式は異なる。
さらに「タイニータウン」のようにゲーム毎に得点形式を変えられるので、様々なバリエーションで遊べるようになっている。

「カリコ」もそうだったけど、2要素同時パズルはやりごたえがあって面白い。
他のちょっとしたボーナスアクションも気が利いていて抜かりない。優等生的パズルゲーム。

(追記)
複数人でも遊んでみた。
ソロプレイ感の強いゲームなので、複数人で遊ぶ意味あるのか?と思ったけど、意外と他プレイヤーの狙いを避けたり、土地のマジョリティ争いがあったりで、一人で遊ぶのとは違う面白さがあった。
どうしてもダウンタイムは発生するので、そこはいかんともしがたい感じだが・・・

株の恍惚

Aktienrausch

評価:6/10

カードゲームながら、会社資金と個人資金が分かれる株社長ゲーム。
「フォーラムロマーナムの商人」のイゼンゼー。

6つある会社の株を売り買いして、個人資金を上げていくのが目的。
各社株を一番持っている人は社長となり、その会社の株価変動を担う。

ルールはトリッキーで説明しづらいのでこちらを参照してもらうとして・・・

「フォーラムロマーナム」同様、少ないルールながら、最初は動きがまったく想像できない。
徐々に各要素の繋がりが見えてきて、気が付くころには大量得点で追いつけない状況になっているのも同様。
わかってくると、システムの出来に感心。

足の引っ張り合いのマルチ要素があるが、繋がりの見えにくさがプラスに働いて、なんとでも言い訳がたつ。

万人受けするタイプでは無いが、一般的なゲームに飽きてきている人には強烈に刺さりそう。

ガネーシャ

Ganesha

評価:4/10

インドを旅行中に寺院を訪れたら、僧が遊んでいる「古来から伝わるゲーム」に誘われる。
という謎の設定のゲーム。

基本は、盤面の宝石を集めていって、良い所で得点化するだけ。

宝石の取り方が変わってるんだけど、その意味が分からない・・・
ただでさえ意味が分からないのに、特殊効果タイルがある。
更に、その特殊効果がほとんど機能しない・・・
全面的に謎なゲームだった。

カウアバンガ

Cowabunga

評価:7/10

フェットナップ」のリメイク。
テーマがサーフィンになっているだけで、ルールは一緒。

イラストや箱の大きさは「フェットナップ」の方が良いけど、
「フェットナップ」は手に入りづらくなってるから気になってた人には良さそう。

カドラの財宝

De Schat van Kadora

評価:6/10

呪われた財宝の収集。
999ゲームズの新作。

カード構成は1~5×6色×宝石の形3種。
裏からでも色がわかるようになっている。
色と宝石のセット毎に1枚ずつカードが存在しない。(これに何の意味があるのかわからないが・・・)

手札3枚。
4×4の共通場がある。

手番では手札から1枚を場の空きスペースに出す。
出したカードの行と列を見て、数字合計が10以上なら出したカードと同じ色or同じ宝石のカードを獲得して自分の前に持ってくる。
手番最後に山札からカードをドロー。

これを繰り返して、最後は手札も自分の前に出す。
色ごとに各プレイヤーの数字を比べて、一番大きい人はそれらのカードを裏返す。
裏返せなかったプレイヤーは、それらのカードが失点となる。
取るなら1位に、取らないなら出来るだけ少なくした方が良い。
ただし、1色も1位になれなかったプレイヤーは脱落。

あと、このゲーム特有の要素として、手番開始時に「自分の獲得札を他プレイヤーに渡す」ことが出来る。
何でもかんでも渡せるわけじゃなくて、「その時点で渡すカードの色のマジョリティを取っている」かつ「渡す相手は、その色のカードを1枚も持っていない」ことが条件。
今は、1位だけど、2位が急速に追い上げてきそうな雰囲気を感じたら、第三者に押し付けることが出来る。
それだけだと、押し付けたプレイヤーの手番で押し付け返されるだけなので、それなりの工夫がいるのだが。

ルール的な綺麗さは無いのだが・・・
不思議な組み合わせで何故か面白い。
こういう出会いがあるから、無名のゲームでもついつい買っちゃうんだよな・・・

ガルフ、モバイル&オハイオ

Gulf, Mobile & Ohio

評価:5/10

シンプルなんだけど変わった動きの鉄道ゲーム。
「シカゴエクスプレス」や「パリ・コネクション」等のデザイナー。

このゲームも60分級の鉄道ゲーム。

鉄道ゲームとしてみると変わったシステム。
基本的にはひたすら競りをするだけ。
競り対象は鉄道会社の株で、競り落としたプレイヤーがその競り値を使ってすぐに線路を敷設する。
都市に接続したり、他の色の路線に接続することで得点。

変わっているのは、鉄道会社は20社ほどもあるのに、線路駒の色は6色しかないって部分。
複数の会社が同じ色の線路駒を使うことになる。
異なる色に接続するとボーナスなので、レアな色を使いたくなるのだが、会社の設立時に一番多く残っている色駒を使わなければならないという制限があって簡単ではない。

鉄道ゲームと言うよりかは競りゲームと捉えた方が良さそう。
レアな色の線路駒が解放されるタイミングで、自分が一番お金を持っている状態にするタイミングをコントロールするゲームっぽい。

他にないシステムにワクワクさせられるが、ちょっと展開が地味すぎるか・・・

カーディナル

Kardinal

評価:5/10

大聖堂を中心に街づくり。
「フレスコ」のパニング。
2000年SDJ推薦リスト入り。

各プレイヤーが自分の色の建物を1つずつ建てて行くだけ。
建てた建物に隣接している建物の色のチップを得点として獲得。
誰も建物を建設できなくなったらゲーム終了で、場に残った自分の色のチップを獲得。

建設には色々ルールがある。
「同じ種類は隣接できない」「同じ色も隣接できない」「塔と庭は家に隣接しなければならない」等々・・・
これだけでも窮屈だが、手番最後に枢機卿コマを動かして次手番の邪魔をする。
選択肢は狭いが、その制限の掛け合いがこのゲームの魅力だろう。

後、何と言っても立体的な木製駒。
ガッチガチのアブストラクトなのに、立体的な街並みが出来ていくのは純粋に楽しい。

コンポーネントの勝利!

カステッルム:マーストリヒト

Castellum: Maastricht

評価:4/10

オランダのマーストリヒトという都市の防衛の歴史。
新人デザイナー。

基本システムはワーカープレイスメント。
と言っても、アクションの種類は大したことなくて大別すると「カード獲得」と「資源獲得」の2種類。
資源を消費してカードを獲得して自分の防御力を高めていく。

その後、各プレイヤーに敵カードを配り、自分か他プレイヤーに配置してく。
1つの場所に1枚ずつしかカードを配置出来ないので、他プレイヤーに強い敵を置いたり、防御力が高いところに弱い敵を置いて防御力を無駄にさせたりする。

防衛出来た数が多ければ報酬が貰えるのだが、基本的に全員が貰えるので特に意識することは無かった。

全く見る部分が無い・・・
歴史を知ってほしかったのだろうか。