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ガラパゴス(ホワイトゴブリン)

Galapagos

評価:5/10

ガラパゴス諸島でダーウィンに次いで様々な動物種を発見していく。
「ラッタス」や「オレゴン」のデザイナー。2010年。

手番では手札からカードを好きなだけプレイしてアクションをしていく。
が、プレイできるカードの色を決定する競りをラウンドの最初に行う。
各自が1回ずつ1色にビッドしていき、合計値が多い色がこのラウンドの色となる。
それ以外の色は一切プレイできない。
交換すらできない!
下手したらラウンドで何もできないこともある。

この競りが特徴で、何か面白さが生まれそうな予感を感じるのだが・・・
それを上回る手札運ストレス!

手札運次第ではどうしようもないことがままある。
手札ハンドリング要素を入れれば面白くなりそうな気がする。

カレカレ

Karekare

評価:5/10

ニュージーランドの群島の開拓。

手札2枚のタイルから1枚を場に追加。
今回配置したタイルの地形とそれに隣接するタイルの地形によって決まるアクションを実行する。

地形は4種類あるので、4×4の16種類のアクションある。
とは言え、地形ごとに大枠の特徴が決まっていて
森は「木材の獲得と船の奪取」
畑は「イモの獲得と船の得点化」
海は「船の配置」
丘は「家の配置と得点」

基本コンセプトは非常に好みなんだけど、各アクションの繋がりなのかなんなのか、わかりやすいジレンマや起伏が無くて、平坦な展開が続く。

調整次第で化けそうな気がするのが・・・惜しい。

壁をぬけて

Ab durch die Mauer

評価:6/10

壁をすり抜けられるお化け達のコスプレゲーム。
ツォッホの子供向けゲーム。

3アクションポイントで自駒を移動させて衣装を集めていく。
移動方法は色々あって、普通の移動だと壁を抜けられない。
盤面下の磁石を利用して駒を動かすことで壁を抜けられる。
中でも、盤面の回転がダイナミックで大人でも驚くギミック。

衣装マスに到達できると、4つの衣装カードセットの中から1つを確認してマスと同じ衣装が有れば獲得。
最初に全種類の衣装を獲得できたプレイヤーの勝ち。

ギミックの驚き、遅れているプレイヤーへのケア、最終的に出来上がるコスプレイラストの楽しさ。
子供向けゲームとして完璧な調整が施されている。
30年前に発売されていたら伝説になれたかもね・・・

カラリオ

Colorio

評価:5/10

同じ色が5つ見えたら負けの脱落ゲーム。

全てのマスが隠された状態でスタート。
手番では、3枚カバーを外す。
カバーはゲームから除外せずに、別の場所に移動しても良い。
ただし、最低1枚は除外しないといけないので、収束性は保たれている。

記憶とニム。
基本は2人用かな。多くても3人。
中々面白いが、繰り返す遊ぶ気にはならない。

カモン

Kamon

評価:6/10

恐らく日本の家紋がテーマの2人用アブストラクト。
急に表れて過去の埋もれたアブストラクをリメイクしまくっているCosmoludoと言うメーカーのゲーム。
元は2007年に発売みたい。デザイナーはカタラ。

37マスのヘクスマップには6色×6シンボル=36枚のチップがセットされている。
残り1マスは壁扱い。

交互に自分の駒を置いていき、3つの勝利条件のいずれかを満たせば勝ち。
「対辺同士を自分の駒で繋ぐ」
「自分の駒で環状を作る」
「相手の駒を置けなくする」

駒の置き方には制限がある。
先手の最初の駒は角以外の外周。
以降は直前に相手が置いたマスの色かシンボルが一致するいずれかのマスに置いていく。

アブストラクトながら重くなり過ぎないプレイ感、それでいて終盤に近付くと自然と引き締まってきて集中させられる。
誰でも楽しみやすい!良いゲーム!

フランスのメーカーみたいで、デザインもそつが無い!
マウスパッドでゴチャついているネスターのお株を奪えるか!?(方向性が違うか・・・)

カーネギー

Carnegie

評価:7/10

アメリカの実業家アンドリュー・カーネギーが生きた時代で成功を目指す。
「ギンコポリス」や「トロワ」のデザイナー新作。

まだ未発売で、キックスターターで募集開始予定。
Tabletop Simulatorでプレイ。

アクション選択は「プエルトリコ」式で、手番プレイヤーが選択したアクションを他のプレイヤーもフォローして行う。
アクションは「人事」「管理」「建築」「研究開発」の4種類。
どのアクションも基本は同じで、自分の会社ボードにある対応する部署全てが起動する。
例えば、「人事」アクションを行うと自分の会社ボード上の全ての「人事部署」が起動する。

部署の起動には従業員が必要で、従業員をその部署に移動させたり、コストを支払って使い物になるように準備しなければならない。
また、アクションによっては準備した従業員をマップ上に派遣しなければならない。
派遣された従業員を再利用するには回収しなければならないわけだが、回収の際にボーナスを得られるので定期的に派遣することも大事になる。

そして、この回収イベントのタイミングにも工夫がある。
1回目の人事アクションに付随するのが「西部エリアで回収」、3回目の管理アクションに付随するのが「南部エリアで回収」みたいに、ゲーム開始時からある程度のタイミングが見えている。
手番プレイヤーのアクションの選び方で回収のタイミングが変わってくるので、慣れるとシビア過ぎる可能性もあるが・・・中々痺れるインタラクション。

回収イベントじゃなくて寄付イベントもある。
寄付はゲーム終了時ボーナスで、1マス1人なのでこれもウカウカしてられない。

マップ上の大都市同士を繋ぐネットワークボーナスもあって、そこら辺のインタラクションもシビア!

インタラクションだらけで終始気が抜けないが、成長感もあるので苦しいばっかりでもない。

ただ気になるのは、リプレイ性とバランス。
1回遊んだだけなので何とも言い難いのだが、ゲーマー達にバババッと研究されて一気に飽きられそうな気もする・・・
クインドゲームの過去作を見るに細かい調整には、あんまり期待できなそうだからな・・・

何にせよ、キックが始まるのが楽しみなゲーム。

カルカソンヌ:新たな地

Carcassonne: Neues Land

評価:6/10

コロヴィーニが作った「カルカソンヌ」。

デザイナーが違うだけあって、変わっている部分が多い。
まず、駒の回収が自動では無くなり、駒を配置する代わりに回収アクションを選ばなければならない。
地形が完成していなくても回収できるのだが、もちろん完成している方が得点が高い。
それにともなって、持ち駒が4個に減っている。
無駄駒を遊ばせている余裕は無い。

道や修道院がなくなっていて、「草原」「山脈」「海」の3種になっている。
「草原」はノーマルカルカソンヌの都市。
「海」も ノーマルカルカソンヌの都市に近い。
「山脈」はノーマルカルカソンヌの草原っぽくて、隣接する「草原」を育てることが大事になってくる。

同じ地域内のマジョリティ概念がなくなっていて、数で負けていても満額得点が貰える。
2個置いてたら、2回回収出来るので2倍の得点がもらえることになる。

普通の「カルカソンヌ」とはかなりプレイ感は違うので、先入観を無くして遊んだ方が良い。
邪魔よりも協力を意識したデザインなので、2人ではなく3人以上で遊んだ方が良さそう。
5人でも遊んだが、流石に多すぎた・・・5人で遊んで良い「カルカソンヌ」なんて存在しない!

カフェ

Café

評価:5/10

コーヒーの生産、乾燥、焙煎、流通のゲーム。
ポルトガルのメーカー「ピタゴラス」の新作。「6キャッスルズ」のデザイナー。

上級ルールでプレイ。

プレイヤー人数+1枚のカードが場に並べられる。
スタートプレイヤーから1枚ずつ取っていくのだが、その前にスタートプレイヤーの競りを行う。
競りに使うのは倉庫にあるキューブ。

取ったカードは自分の前のカード群に一部を重ねて配置する。

その後、自分のカード上に見えているコーヒーカップの数だけアクションを行う。
・隣接している豆グループ上に対応する色のキューブを1つずつ置く。
・隣接している乾燥施設グループ上に豆マスからキューブを移動させる。(乾燥施設1マス毎に1色全て)
・隣接している焙煎施設グループ上に乾燥施設からキューブを移動させる。(焙煎施設1マス毎に1色全て)
・全ての焙煎施設にあるキューブ全てをカフェか倉庫に移動させる。

この部分は他プレイヤーの影響は無いので、同時プレイで大丈夫。

これを8ラウンド繰り返す。
最終的に、指定のキューブが揃ったカフェの得点と、倉庫上のキューブによるクニツィア的平均揃え得点で勝負。

突出した部分は無いが、効率化を考えるパズルは中々楽しい。

買い物に行こう

Wir gehen einkaufen

評価:5/10

クニツィアの子供向けオムニバス。
3~8才向け。

10種類の食べ物駒と、それと対応するタイル×3枚の計30枚。
これらを使って、4種類のゲームが遊べる。

1つ目は場の裏向きのタイルを1枚めくって、対応する駒を取る。
他プレイヤーが既にもっていたら奪える。
ストックから駒が無くなったら終わり。
たくさん駒を集めたプレイヤーの勝ち。
完全に運のみのゲーム。

2つ目はこれにカードプレイ要素が入る。
手札2枚から1枚をプレイして食べ物駒を取っていく。
ちょっとゲームっぽくなった。
ストックから駒がなくなったら終わりっていうルールが上手い!

3つ目はガラっと変わって、リアルタイム探し。
お題の食べ物1つが決められて、そのタイルをいち早く見つけることを目指す。
わちゃわちゃ系。一番クニツィア風味が無い。

4つ目は神経衰弱。
神経衰弱して2枚同じのをめくれたら駒を獲得できる。
で、2枚のうち1枚をゲームから取り除く。
それぞれ3枚ずつ入っているので、1回目のセットだと奪われる危険性があるってわけだ。
シンプルながら良いルール。

駒の造形やタイルも良いし、大人と子供が対等に遊べそう。

カナロア

Kanaloa

評価:5/10

トリックテイキングでレース。
ブルクハルト新作。

環状のコースでレース。
周回遅れの最下位を抜くと勝利。

4スート、1~12。最弱のタコカード2枚と最強のカナロアカード3枚。
マストフォロー切り札有り。
トリックに勝つごとに1歩進める。(他の駒があるマスは飛ばす)
トッププレイヤーのマスの色が切り札となるので、ラウンド中に切り札がコロコロ変わる。

あと、タコカードが出されると、コースカードが1枚除去される。
ラウンド終了時にもコースカードが1枚除去されるので、3,4ラウンド目にはコースカードは4,5枚になり、自然とゲームは収束する。

手札が8枚なので使わないカードが多くて、パーティー寄りの調整。
レースゲームなので、これぐらい軽く遊べる方がテンポが良くて良いかも。

「ウォン オーバー」とかなり似ている。
大きなプレイ感は変わらない気がするけど、上記理由から「カナロア」の方がパーティー寄りかな。