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デウス

評価:8/10

カードコンボによる拡大再生産。

今年のスカウトアクション5位。

手番でできることは、「カードをプレイする」か「カードを捨てて手札を5枚にする」のいずれか。

どちらの選択も平凡っぽく聞こえるが、ひとヒネリ効いている。

まず、カードプレイ。

プレイしたカードは色ごとに分けて自分の前に並べていく。

今プレイしたカードの効果が発生するのはもちろんなのだが、以前プレイした同じ色のカード効果も全て発生する。

同じ色のカード重ねると、どんどん効果が強くなるってわけ。

で、カード捨て。

カードを好きな枚数捨てて、手札5枚になるように補充する。

捨てたカードの中から1枚を選んで、その色によって様々な恩恵を受けられる。

お金を貰えたり、資源を貰えたり、カードを追加で引けたり・・・

これが、かなり強力。

ルール読んだ感じだと、「手札補充時のおまけボーナスね・・・」ぐらいに思っていたのだが、むしろこのボーナスがメインになる。

特に序盤はカード効果が累積していないので、カードを残すよりもカードを捨てるのを優先する。

が、ホントに取っておきたいカードは捨てずに手札に残したい。

そうするとボーナスが若干弱くなるっていうジレンマ。(ジレンマっていうには弱い気がするが・・・)

そういうわけなので、手札はバシバシ捨てて、カードはグルグル回る。

こうすることで、カード運を和らげてる。やるね!

他にも、プレイ中に細かいバランス調整の気づきがあって(ほほぉ)ってなるよ。

プレイ感は派手なんだけど、意外と練られてるんじゃないかな・・・

カードコンボ系のゲームは苦手なんだけど、カード効果自体は2,3回プレイすれば把握できるぐらいにまとまっている。

ソロプレイ感は強めだけど、陣取り的なからみは残っているし、資源が有限なので、そのらへんの駆け引きもある。

これぐらいの程よいプレイヤーインタラクションは、万人受けしやすいんじゃないかな。

(追記)

何回か遊んでみて、慣れてくると他プレイヤーとの絡みも十分あるし、バランスも取れてそうなので評価アップ。

評価7から8へ。

拡大再生産のゲームなので、脱落すると厳しい。

4人プレイだと脱落時間が伸びちゃうので、初回プレイはできれば2人、多くても3人プレイが良さそう。

Published in ボードゲーム