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パナマックス

Panamax

評価:6/10

パナマ運河のタンカー運行がテーマ。
「ヴァイラル」のデザイナーと「ニッポン」「マデイラ」のデザイナーコンビ。2014年。

ラウンド開始時に共通ダイスを振って、ダイス目ごとに分けて、1個ずつピックしてアクションする「イスファハン」や「グランドオーストリアホテル」と同じ方式。
今作は2種類しかアクションの種類が無いので、ここが面白さの肝ではない。

コンテナを獲得して、船に乗せて、パナマ運河を通って逆側に進めることで、会社へ利益を出していく。

資金は会社と個人が分かれている。
株や配当もあるのだが、最初から自分の会社が決まっていて社長が移ることも無い。
ラウンド終了時に、会社がコンテナの維持費を支払うのだが、会社の金で払いきれない場合、社長プレイヤーが自腹を切ることになる。
その後、配当も会社の金から払われるのだが、株主全員分の配当できない場合、株価が下がってしまう。

自社株を買うことが一番メリットはデカいのだが、あんまり調子に乗り過ぎると回らなくなって大損害を被る。
他プレイヤーの会社の株を買うのは、一時的な救済にはなるのだが、長期的に見るとノルマを課していることになる。
ある程度苦しめるのは良いのだが、破綻してしまうと自分も損害を負うので、ギリギリを攻める必要がある。

初回プレイだと、とにかくやれることに追われて動いていたら終わった感じだけど、1回遊んで振り返ってみると、色々と動き方があったように感じられ、リプレイ欲が掻き立てられる。

「ニッポン」に続いてリメイクしてほしいゲームではあるけど、プレイヤーインタラクションが強いゲームなので、相当手を入れないと時代に受け入れられないだろうな・・・

原語のルールライティングがひどくてルールが読みにくい読みにくい・・・和訳ルールにもあいまいな表記がいくつかあったので注意が必要。

Published in ボードゲーム