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オリンポス

評価:7/10

時間トラック+文明ストラテジー。

「テーベ」に代表される時間トラックを使った手番システム。

アクションに必要な分だけ時間トラックをすすめて、時間トラックで最後尾のプレイヤーが常にアクションを行うシステムね。

このシステムを一番上手く使えているゲームだと思った。

「スモールワールド」と同じデザイナーらしい。

なんか、この人は侵略をカジュアルにデザインしてくるね。

軽い感じでポンポン侵略して、簡単に土地を奪っちゃう。

奪われた側もそこまで大きなダメージにはならない。痛痒いぐらい。

この感じは好き。

侵略した土地の産物を使って技術を発展させて強くなれる。

だが、技術の獲得には長い時間を必要とするので、本当に必要な技術を厳選する必要があり、この選択が結構大事。

時計トラックってあんまり使われてないけど、システム自体が楽しいから誰でも楽しめる良いゲーム。

「テーベ」に比べたら運要素低めなんで、ラッキー勝ちは無さそうだけど・・・

カサブランカ

評価:7/10

エージェントを操っての情報戦。

8人のエージェントがアタッシュケースを自分のアジトに持って帰ることを目指す。

だが、誰がどの色を担当しているかわからない。

というか最初は決まっていない。

最初にもらった$10000を各エージェントに送金することによって、そのエージェントの忠誠心を高めることができる。

だが、他のプレイヤーの送金額はわからないので自分のエージェントだと思っていたものが他のプレイヤーのエージェントだったりする。

このままならない感じは、まさにスパイ映画のそれ。

ルール自体はかなりシンプルだが、思惑がからまりあっての展開の多様性はスゴイ。

プレイヤーが展開を作るゲームなので、面白さはプレイヤー次第。

展開によっては、異常に長引くことがあるのが欠点。

8人までプレイできるみたいですが、人数多いとカオス化するので4人ぐらいが調度良い気がする。

ツィクスト

評価:7/10

ランドルフ先生の傑作アブストラクト。

二人用のガチアブストラクト。

ボードの端から端を自分のラインで結べば勝ち。

手番にやることも、自分のコマを1つ置くだけっていうシンプルなもの。

桂馬飛びの距離にコマを置くと自動的にラインが引かれる。

これだけのルールなのに、非常に奥深い。

まるで囲碁のような奥深さがある。

まぁ、囲碁自体ほとんどやったことないんで、あくまでそんな気がする程度ですが・・・

ルールにも定石のようなものが書かれていて、それを知らないと経験者とは勝負にならない。

それを教えてもらっても勝負になりませんでしたが・・・

正直、僕にはガチ過ぎる。

本気で勝負して負けたら泣いちゃうよ。

50才超えて泣かなくなったら、やりこんでみたい作品。

冷たい料理の熱い戦い

評価:7/10

冷たい料理の熱い戦い

名作ダイスバースト。

環状のマスをグルグル回って、一周するごとに料理を獲得。

ダイスを1個ずつ振っていって

ダイスの合計数×振ったダイスの個数

だけ進める。

なら、いっぱいダイス振れよって話だがダイス目の合計が8以上になるとバーストでスタートマスに戻される。

あと、人の上に乗ると一緒に移動することができる。

さらに、料理を獲得するときは一番上の人しか取れない。

このコキ使われる感じがワイワイと楽しい。

下手にバーストのリスクを冒すよりも、乗れるなら乗っといたほうが無難。

一周が21マス。

3つのダイスを振ってダイス目が7の場合7×3で調度21。

ちょうど1周できる。バーストと紙一重だが、意外と狙える。(調べたところ7%みたい)

更に、21マス目調度で止まると2枚タイルが貰える。

バーストしちゃうとスタートマスに戻されるが、その後に21マス前進で2枚タイルゲットのチャンスって戦略もありかもね。

この一発逆転要素はバーストゲームには必須。わかってるね。

もちろん地道にジワジワ進む戦略もありだ。

ダイスゲーム好きは抑えておいて間違いないゲームだろう。

トランプ トリック ゲーム

評価:7/10

狩りがテーマのトリックテイキング。

1~3ラウンドは動物の足跡を集めることを目指す。

最終ラウンドの4ラウンドは打って変わってとにかく枚数を取ることを目指す。

取ったトリックが、次のラウンドの手札になるってのが特徴。

手札枚数がバラバラになると困るので、取れるトリック数は決まっている。

4人プレイの場合は12トリック中3トリックしか取れない。

なので、しょーもないトリックの時に負けられるカードを残しておくことは大事。

1~3ラウンドはそんな感じで、地味に得点していくのだが、4ラウンド目で一気にルールが変わる。

トリック数制限解除!とにかくトリックを取りまくれば良いのだ。

一気に逆転できるチャンス。

トリックテイキングって展開が平坦なものが多いけど、このゲームは4ラウンド目のルールが変わることで盛り上がりを作っている。

この盛り上げ具合が調度良い。

3ラウンドで上手く手札を手に入れておかないと大量得点は難しいので,逆転されても納得感がある。

良いゲームだね。

ビックシティ

評価:7/10

みんなでシムシティ。

区画カードを揃えて、住宅地や商業地や工場を建てる。

区画カードさえ揃えば建てられるっていうシンプルなルール。

お金だったり建物カードだったりがないので、基本的にシンプルな思考で進められる。

ただ、一部建物には建設条件があり、その条件を満たすように街の成長をコントロールしていくのが、このゲームの肝だろうか。

ちょっと邪魔カードの影響がデカ過ぎる気がするし運要素はそこそこ高い。

高評価の原因は、ミニチュアによって成長する街の姿。

徐々に完成していく街並みが見ていて純粋に楽しい。

得点ボーナスを狙うと、住宅地は郊外に、商業地は街の中心に、商業地には銀行が・・・という風に自然とリアルな町並みが形成されることになる。

こういう感覚になるゲームは珍しい。他では「メディナ」とかかな?

「オールドタウン」もそうっぽいな。(やったことないけど・・・)

ちなみに、写真の塗装されたミニチュアは持ち主の方の気合の賜物なので、普通は単色のプレスチックだよ。

スクウェア オン セール

評価:7/10

多人数オセロ+競り。

5×5の区画にビルを建設していく。

違う色のビルを自分のビルで挟むと自分の色で上書きすることができる。

「オセロ」とか「アタック25」みたいな感じね。

これだけだとシンプルなアブストラクトなのだが、これを複雑で悩ましくしているのが競りの要素。

ビットしてから手番が2周してやっとビルを建設できる。

途中でオーバービットされると権利を奪われると共に、建設時期がズレる。

先を読むプレイングが要求される。

もう、最初は何をすれば良いかさっぱりだ。

ゲームが進むにつれなんとなく見えてくるのだが、終わってみたらやっぱり全然わからない。

完全情報ゲームにも関わらず、展開はプレイヤー次第。

シンプルなルールなのに、この先の読めそうで読めない感じは見事。

良いゲームなんだけど、コンポーネントが試作っぽくチープなのが残念。

是非とも、ドイツクオリティで作り直してほしいものだ。

今の流行には合わないシステムなので難しいかな・・・

コール トゥ グローリー

評価:7/10

日本勘違い系だが、システムはしっかりしている。

カードを2枚引いて、同じ種類のカードを2枚以上出すか、1枚を捨て札にする。

これを繰り返すだけっていうシンプルなルール。

プレイしたカードはゲーム終了時に得点になるので、あまり捨て札を選びたくないのだが、そう簡単な話ではない。

同じ種類のカードは場に1セットしか存在できないのだ。

他のプレイヤーがより多い枚数出した場合、それまで出していた同種のセットは全部捨て札になる。

どれぐらいの枚数溜まったらプレイするかの判断が面白ポイント。

誰かがカードをプレイしだすとみんながプレイし始めてゲーム終了が急速に近づく。

ほんと、いつ行くかを判断するゲームだね。

あと、捨て札からもドローできるっていうのも肝。

良いカードを他のプレイヤーに与えないようにってのが基本だが、あえて他のプレイヤーが取れるようにして争わせるってのも良い。

取られたくないカードは、他のカードで覆い隠してしまうのも大事。

ここまでシンプルなルールで、程よく悩ましい。

最近の複雑なゲームに慣れていると、このシンプルさはなんだかホッとできる。

あと、ゲームとは関係ないけどカードの質感が独特。

Z-MANのカードっぽくヌルッとしているのだが、良く滑る。

これほど良く滑るカードは始めてかも。

シャッフルがしにくいしにくい。

「ドライブ」からの追加バリアントが2種追加されているのだが、未プレイ。

プレイできたら追記します!

デルファイ

評価:7/10

チキンレースハイパーバトル。

脱落式のチキンレース。

まず、最初に1枚カードを伏せて出す。

一斉にオープンして、数を比べる。

一番数が小さいプレイヤーが数を足すか脱落するか選ぶ。

一人以外が脱落するまで続けて、生き残り順に得点を得る。

ここまでだとシンプルなゲームだが、このゲームを特徴付けているのが数式カード。

×カードや、2乗カードがあって、場のカードに適用できる。

6×6の2乗とか暗算できないような数値も出せる。

「9の2乗で81」

「じゃあ、俺は25の2乗で625!」

みたいなドラゴンボール的なハイパーバトルを繰り広げられるのが魅力。

こう書くと、えらい大味なゲームを想像するが、そうでもない。

カードは全員同じで使いきりなので、大技を繰り出すと他のラウンドで勝つことができず大きな失点を負うことになる。

意外とペース配分が大事なゲーム。

って思わせておいてやっぱり大味にしているのが神託カード。

このカードを出すと、結構強力な効果を持つイベントカードがランダムに適用される。

「全プレイヤーは、場のカードを1枚捨てる」とか

「場の5以下のカードを捨てる」とか

結構ヒドイ。

特に1枚強烈なのがあるので、ガチなプレイヤーはある程度神託カードを抜いた方が良いかもね。

アッティカ

評価:7/10

なんか好き。

運と戦略のバランスが調度良いなぁ。

ボードの追加ルールとか、壷コマの効果とか。

良い具合だよ。良い湯加減だよ。

欠点は、視認性の悪さ。

これがどうにかなったら良かったのになぁ。

建物のグループ毎に色が違うとかとか。

言うは安しですよね・・・すんません・・・