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レサファ

Resafa

評価:5/10

3世紀、中東の都市レサファを舞台に貿易。
スヒィのエッセン新作。

個人デッキ6枚から3枚を引いて手札にする。
手番では1枚プレイして1枚ドロー。

カードには上下に分かれていて、どちら側で使うか選ぶ。
どちら側にも色とアイコンが描かれていて、色で1アクション&アイコンで1アクション。

色の方は、対応するトラックを進めるか、ラウンド毎に場に並ぶカードから同じ色のカードを獲得する。(もう1つ選択肢はあるのだが、弱いのでほとんど実行しないと思う・・・)
トラックを進めると強いカードが貰えるのだが、何マスが進める必要あり。
場のカードは弱いが確実に1枚取れる。
って感じ。

アイコンの方は、「工房の建築」「庭の建設」「水路の建築」「交易」「工房での生産」「ワイルド色アクション」の6種類。

各ラウンド3手番で、6ラウンドで終了。

シンプルそうに聞こえるが、意外と情報量は多くて、悩む人は悩んじゃいそう。

スヒィ作なので、面白いは面白いのだが、全体的にまとまりがないというか・・・「それがここに効いてくるのか!」という驚きが無かった。
何度か遊ぶと見えてくるのかも・・・

レベル・プリンセス

Rebel Princess

評価:4/10

特殊効果ありの「ハーツ」。

ラウンド毎に適用されるルールと、ラウンド毎に1回使える個人能力。

どちらの能力もなんとなくで作られた感じで「ハーツ」好きな人ほど文句が出そう。

逆に「ハーツって地味だよなぁ・・・」って思ってる人には良いかも。

レイルウェイズ・オブ・ザ・ロスト・アトラス

Railways of the Lost Atlas

評価:7/10

「18xx」系の冗長な部分を削ってスピードアップ!
新人デザイナー。

ゲームの長さをマイクロ、ショート、ロングから選べるんだけど、今回は4人プレイのショート。プレイ時間は3時間ぐらいだった。

「社長株が購入されただけで会社設立」「設立したてでも列車を購入して運行可能」「黄色タイルは2枚配置できる」等々、一気にゲームが進むようになっていてかなりのスピード感。

「銀行のお金が尽きたら」では無く、規定ラウンドでゲームが終わるようになっている。
銀行のお金の管理は、地味にしんどかったので有難い!

「プライベート会社が無くなり、各鉄道会社が能力を持つようになった」
プレイべート会社はゲーム展開に幅を持たせる為のものだろうが、今作はそもそもマップが毎回変わるので、十二分に展開幅がある。

最大の見どころだと思ったのは「会社の合併」
「18xx」は近くの2つの会社が共有路線を強化するのが有効だが、それをスマートな方法で実現している。
合併によって鉄道会社の数が減り、手数も減ってスッキリ見やすくなる!

普通の「18xx」系は僕には長すぎるので、どうにか短い時間で楽しめないか色々と試してきたが、その中で一番良い!(「18チェサピーク」「ポセイドン」「18リリパット」「18MS」等々・・・)
無暗にたくさん集めてしまっていた「18xx」系を整理する機会が訪れたか・・・!?

レンレン

RENREN

評価:5/10

「〇〇といえば△△。△△といえば××」という2段階の連想ゲーム。
国産のパーティーゲーム。

最初のキーワード全体と、1回目の連想と2回目の連想の頭文字だけ公開される。
そこから、2回目の連想のキーワードを導き出す。

各自2回ずつ回答権があり、1回目で正解すると回答者のみが得点。2回目で正解すると回答者と出題者が得点。

「ディクシット」的なちょうど良いぐらいの問題を求められるシステム。

可もなく不可もなくという印象。

レオナルド・ダ・ヴィンチのレスター手稿

Leonardo da Vinci's Codex Leicester

評価:7/10

アッキトッカの初期作品「レオナルド・ダ・ヴィンチ」のリメイク。
韓国のDiceTree Games。

ベースシステムは同じだけど、色々と要素が追加されている。

・各発明品に能力が追加。
・発明品ディスプレイに将来追加されるカードを置くエリアが追加された。(元版だと、まだ山に眠っている発明にギャンブル着手する戦略があったが、それは出来なくなった)
・作業はワーカーを置いた時点で進むようになり、作業完了チェックフェイズが無くなった。
・6種類の目標(パトロンの要求)が追加され、それをこなすことでボーナス。
・ゲーム終盤の作業するだけラウンドが無くなり、最終ラウンドは素材を購入アクションが売却アクションに変更される。

あたりが大きな変更だろうか。
他も細かいのだと、

・初期リソースの違い(元版からバリアントして存在したが、ランダム4枚から2枚を選ぶ方式で遊びやすくなっている)。
・作業している発明の選択が公開情報になり、そこでの心理戦は無くなっている。
・機人は人間がいないと働かなくなった。
・評議会のボーナスがラウンド毎に変化するように。
・弟子に給料が必要に。
等々・・・

かなり変更点はあるが、肝の部分を削がずに今風に調整された良いリメイク。
時代に合わせると、これぐらい要素があるのは当たり前って感じだが、こうなると元版の素朴さも捨てがたい。
今遊ぶと流石に物足りなさを感じるだろうか・・・?

レジェンドレイダーズ

Legend Raiders

評価:5/10

遺跡発掘がテーマの2段階のセットコレクション。
モミジ」のデザイナー。
BGAでプレイ。

道具チップ → 発見タイル → 探検タイル。
っていう2段階のセットコレクション。

大枠を見るとそれだけ?って感じなのだが、発見タイルをアクティブ化するには探検タイルを獲得する必要があり、それがゲーム終了条件と繋がっているあたりにはセンスを感じる。

でも、ゲームの楽しさを運に寄せすぎているかな・・・?とは感じた。(手番開始時のダイスロールとかね)
もう少し、プレイヤーが場をコントロールできる感じになっている方が好みかな。

レディー・セット・ベット

Ready Set Bet

評価:5/10

カジノのルーレット風に賭けるリアルタイム競馬ゲーム。
スペース・ベース」のデザイナー。エッセン新作。

一人がゲームマスターとなって、馬の進行を一手に引き受ける。(アプリを使えばゲームマスターは不要)
ダイス2個を振って、出目合計の馬を1歩進める。
これをドンドンやって、馬を進めていく。

他のプレイヤーは、その状況を見て勝ちそうな馬にチップを賭ける。
ゲームボードはちょうどルーレットのテーブルのようになっていて、誰かがチップを置いた場所には置けない。
できるだけ、レースが進んだ後の方が、確率は上がるのだが、終盤にはもう良いマスは残っていない・・・

ダイス2個なので、7が出やすいわけだが、他の馬にはボーナスがある。
同じ目が2回連続出た場合、ボーナスで進むことが出来る。
6と8のボーナスは+1歩。9と10のボーナスは+2歩。(2/3)と(11/12)のボーナスは+3歩。
となっていて、他の馬にも勝機はある。

合計4レースするのだが、レースが終わるごとに、各プレイヤーに能力カードが配られて全員強くなっていく。
他にも、レースごとに「7が4より高順位」「3歩以下しか進んでいない馬が2頭以上いる」みたいな特別な賭けマスが入れ替わったりして、単調にならないように工夫されている。

ルールを聞いた時の印象以上でも以下でも無いゲーム。
でも、プレイ中に、ここまで熱を帯びるボードゲームも珍しい気がする。

レインフォレストシティ

Rainforest City

評価:6/10

食物連鎖を意識して熱帯雨林の再生。
シンガポール発。

土地カードを自分の前に配置して土地を広げていき、そこにフィットする動物カードをプレイすることで動物チップを配置していく。

動物は対応する地形にしか生息できず、さらに餌が無いと死んでしまう。
1のタイルは餌無しで生存できるのだが、2のタイルは同じエリアに1のタイルが無いとダメ、3のタイルは同じエリアに2のタイルが無いとダメ。

数字はそのまま得点なので、条件は厳しいが3のタイルを配置して生き残らせることが大事になる。

良く知らないメーカーなので期待せずに遊び始めたのだが、「カスカディア」っぽい2層のパズルが悩ましく面白い!
同時手番なので、ダウンタイムも少なくて良い!

レジサイド

Regicide

評価:6/10

トランプを使っても遊べる協力ゲーム。
BGAでプレイ。

J,Q,Kは敵のデッキとしてランクごとにわけてシャッフルしておく。
他のA、2~10がプレイヤーデッキ。

敵デッキから1枚敵が登場する。
最初は一番弱いJ。体力が20で攻撃力が10。

手番では、手札から1枚カードを出して攻撃する。
ランク分だけ体力を削れる。
その後、敵の攻撃を受ける。
ランク合計が敵の攻撃力以上になるだけカードを捨て札にする。

これだけだと、プレイヤー側が不利すぎるので、出したカードのスートに応じて追加効果がある。
スペードはランク分だけ相手の攻撃力を下げる。
クラブは体力を2倍削れる。
ダイヤは、ランク分だけカードドロー(プレイヤー間で均等にドロー)。
ハートは、ランク分だけ捨て札を山札の底に戻す。
ただし、敵のスートの能力は無効化されてしまう。

これを繰り返して、全ての敵を倒すことが目標となる。

あと、敵を倒すと味方になって自デッキに入るのだが、体力をちょうど0にして倒すと早めに使えるようになるっていう小技も効いている。

中々良く出来ていて、何度か挑戦してみたが、1枚目のKに到達するのがやっとだった・・・
全てのKを倒すなんて至難の業だと思うのだが・・・

よく出来たゲームなので、商品も買おうかなと思ったのだが、普通のトランプでも遊べてしまうっていうのが購入を迷わせる。
せめて、遊びやすくなる何かが付属していれば、それが後押しになるのだが・・・

レクト・ベルソ

Recto Verso

評価:6/10

ラ・ボカ」のリメイク。

カード内容まではわからないけど、ルールは全く同じじゃ無いかな。

箱が一回り小さくなっているので、ボードゲームの置き場所に困っている人には良いかも。