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ブラックウィーン

評価:6/10

名作推理ゲーム。

1987年。

アルファベットA~Zにöを加えた27枚の人物カード。

この中から3枚を誰も見ずに抜き出す。

この3枚を当てることを目指す。

他のカードはプレイヤーに均等に配って、自分だけの情報とする。

手番ではIPRとかAOSとか3文字書かれた調査カードを他プレイヤーに渡して、そのプレイヤーがその3文字のうち何人を手札に持っているかを示す。

それを繰り返して、抜けた3枚がわかったら勝ち。

最初は、全然絞り込めなくて「これってたどり着けるの・・・?」と感じたが、しばらくすると連鎖的に状況がわかってくる。

この連鎖感がこのゲームの魅力。

ただ、ちょっと序盤にダレる。

わかってくると序盤の動きから大事なのかもしれないが・・・

プレイ時間を短縮するバリアント考えると今風になるかもね。

あと、誰かが確認を間違えるとゲームが壊れるので注意。

フッケム

評価:5/10

クニツィアのダイスバースト。

4つのダイスを振って得点を仮取り。

降りて得点化するか、再びダイスを降るか。

青いダイスは振り直し出来なくて固定。

オレンジ色が1個も出なかったらバースト。

青い目には2種類あって、1個は「×2」。

これが出ていると常に得点が倍。

2個揃うと4倍だ。

大逆転はダイスバーストには欠かせないからね。

あと、黒の釣り針の目は他プレイヤーから得点を奪う。

これでバランス調整をすることになる。

クニツィアらしい細かい調整は入っているが、目新しさはない。

ダイスを振ること自体に喜びを感じられる人なら買ってもいいかも。

プー

評価:4/10

オナラをこいた人を探すっていう軽くヒンシュクを買いそうなテーマ。

手札5枚でスタート。

最終的に手札カードの合計が一番高いプレイヤーが失点を総取り。

ババ抜きの要領で、隣のプレイヤーの手札を1枚ずつ公開していく。

そうやって徐々に明らかになる皆の状況を見て、(自分が最大だな)と確信したら、「スイマセン、私がオナラしました、、」と白状しても良い。

手番が1周するごとに失点が増えるので諦めが肝心。

誰も白状せずに3周したら、誰が一番でかい(臭い)かを指さし予想。

これを当てられると、失点が更に増してしまう。

公開されるカードによっては特殊効果があったりして、思わぬ展開になったりするのだが・・・ババ抜きで出すカードが決まるので、戦略性は薄い。

「おい!なんかくせーぞ!おまえだろ!」と、テーマを楽しむゲームだね。

(あまりにテーマ付けが強すぎて乗るには中々の勇気がいるが・・・)

ファラ オーオー

評価:6/10

「グログロ」をHABAがリメイク。

ボールがいっぱい入った器に棒が1本刺さっている。

この棒を倒さないようにボールを取り除いていく。

砂場とかでよく遊んだ「棒倒し」のリッチ版!

取り除いたボールの色と同じ直近のマスまで移動。

ゴールに辿り着いて、2つの試練をクリアすると勝利!

「グログロ」は未プレイなのだが、ルールを見てみるとそこそこ変更あるみたい。

まず、棒を倒しちゃった時の処理が「直近のその色のマス戻る」から「ふりだしに戻る」になっている。(中間地点にチェックポイントがある)

あと、ミイラっていうお邪魔キャラとスカラベの追加。

最後の試練に挑戦するにはスカラベが2つ必要なので、道すがら拾っていかないとイケナイ。

ただ、ミイラに襲われるとスカラベを1つ失っちゃう。

大きく進んでばかりじゃ勝てないようになっている。

あと、ボードの追加によって雰囲気がグッと良くなっている。

「グログロ」 だと終盤まで棒倒しの結果がどうでも良さそうだが、

「ファラオーオー」は序盤、中盤でも成否が意味を持ち、かつ逆転も狙えるように調整されてるっぽい。

子供はもちろん、大人のリプレイにも耐えられる良いゲーム。

ブレーメンズ

評価:6/10

スタック式カードすごろく。

ゲームマーケット新作。

ロバの上に犬、犬の上のネコ、ネコの上にニワトリっていうブレーメンの音楽隊みたいにスタックしつついち早くゴールすることを目指す。

他プレイヤーの動向を見つつの読み合いが肝だろうが、そこまで気が回らなかった。

5人だと、情報量多すぎてキャパオーバー・・・

4人ぐらいだと読み合いが楽しめるかも・・・

(追記)

4人でリプレイしたが、これぐらいのほうが読み合いが深まるね。

評価5から6へアップ。

フェラーノ

評価:5/10

フェラーノ

ほぼ3人専用のアブストラクト。

ランドルフ作。

盤面の銀色の駒を1歩動かして移動先の駒を獲得する。

これを順番に繰り返すだけ。

銀色が動かせなくなったら得点計算。

白色は1枚10点。

他の色は同じ色の枚数の二乗が得点になる。

赤が5枚で25点ってこと。

で、面白いのは最終得点。

自分の得点に次手番のプレイヤーの得点を足した数で勝負する。

つまり、自分の前手番のプレイヤーを最低得点にすれば勝ちってこと。

次々手番の邪魔をするって中々難しいね。

しかも、次手番プレイヤーは次々手番に優しいって言うね・・・

なんとも不思議なことですね。

さもわかってたように書いたけど、今書きながら気づいただけだからね・・・

次の機会があれば、ここら辺を意識して遊んでみたい。

プラヤピラータ

評価:4/10

プラヤピラータ

海賊がお宝を隠した砂浜にリゾートができちゃったんで、海賊たちはお宝の場所にビーチタオルを置いて目印にした。

っていうマヌケなテーマのゲーム。

各自4枚ずつ配られるお宝カードの中身を見て、その内1枚を伏せて置く。

1ラウンド6周なのだが、その間に残りのお宝カードも徐々に場に出していく。

出したプレイヤーだけが内容を知っているお宝が徐々に場に出てくる。

ここに各プレイヤーが自分の色のビーチタオルカードを置いて、自分のものだと主張していく。

誰かがビーチタオルを置いていても上書きできるが、一番上に置かれているカードに描かれたビーチタオルの枚数を上回らないといけない。

この時、カードを複数出しても構わないが、出したカードの中で最も少ないカードを一番上にしないといけない。

つまり、たくさんのカードで上書きしても、そこを更に上書くのはそれ程難しくない。

ここがこのゲームの一番の特徴かな?

後は、お宝の中身を見たり、場をロックする特殊カードが少々。

残念ながら、他にこれと言った目新しさはない。

後は、プレイヤー間で得点バランスを取りながらの心理戦が主。

ちょっと、マルチゲーム色が強すぎるから、好みではないな・・・

ブルームサービス

評価:7/10

ブルームサービス

「魔法にかかったみたい」のリメイク。

思った以上に別ゲームになっていた。

ニュルンベルク新作。

カードプレイの基本システムは「魔法にかかったみたい」と同じ。

だが、「リードプレイヤーも弱いアクションを選択できる」。

これによって、先に動きたい時はリードを積極的に取りに行きたくなる。

あと、アクションの順番がより重要になっているので、これまたリードを取りたい。

最も大きく変わったのはマップがついたこと。

マップ上を移動して塔にポーションを届けるのが目的になっている。

各塔に届けるポーションの数は1つだけなので、セットコレクション感は薄い。

あと、泥棒アクションが無くなっているので、奪い奪われの駆け引きはなくなっている。

マップ上の早い者勝ち要素はあるのだが、マップは広いので比較的自由にやっていける。

誰が何を選ぶのかの読み合いなのだが、「魔法にかかったみたい」では各自のリソースの持ち具合を見ればよかったが、「ブルームサービス」は盤面から動向を読み解かないとイケナイ。

「魔法にかかったみたい」に慣れてると、これがちょい面倒に感じる。

上級ルールも付いている。

普段は、色々ルールを付けないほうが好みだけど、これは付けても違和感はない。

結構、プレイ感は違うので

「魔法にかかったみたい」が好きな人には不評だろうけど、逆に「魔法にかかったみたい」がピンと来なかった人は挑戦してみる価値はありそう。

(追記)

僕はノンリプレイ派なので、同じゲームを何度も遊ばないんだけど、

「ブルームサービス」は5,6回遊んでるけど、まだ飽きない。

評価6→7へ変更。

フレイト トレイン

評価:6/10

フレイト トレイン

「ボロ儲けカンパニー」をちょいと複雑にしたようなゲーム。

同じくアラン・ムーン作。

最初は5台(列)の列車を持ってスタート。

ここに獲得したカードを置いていくのだが、各列には同じ列車しか置けない。

そして、ラウンドの終了時に、各列車ごとにマジョリティ争い。

これだけだと、かなり「ボロ儲けカンパニー」なのだが、

カード補充が見えている5列の端からしか取れない「コンビット」式だったり、

一時的に列車を補完できる倉庫があったり、

複雑すぎない味付けが施されている。

アラン・ムーンらしい運要素が程よく入った楽しいゲームなのだが、欠点はプレイ時間の長さ。

手番が来るときには場が変わっているので、どうしてもダウンタイムが長くなる。

その上、3ラウンド行うのが正式ルール。

ここをもうちょっと、現代風にシェイプアップしてくれたら傑作だったんだけどな・・・

おしい!

フォトモン

評価:4/10

フォトモン

頭、顔、アゴを組み合わせてモンタージュを作れる。

親が決めたお題にあった顔を各自が作る。

同人ゲーム。

絵柄が秀逸で適当に選んでも、キチンと顔が出来上がる。

アレコレと顔を作ってるだけで楽しい。

ただ、このモンタージュっていう素材は良いのだが、それをルールがうまく生かし切れていない。

例えば、親が誰が作ったモンタージュかを当てると得点ってルール。

これがあることで、親がモンタージュに順位を付けた時に、周りが何も言えない。

何か言うと誰が作ったかバレるからね・・・嫌な間が空いちゃうのよ・・・

他にも、手札補充のタイミングも不可解だし・・・

ルールをちゃんと整備すれば化けそう。

というかハウスルールで適当にやっちゃえば良いね。