骨太ビール造りワーカープレイスメント「ビアパイオニア」の拡張。
モジュール式バリアントが5種類入っている。
複数入れても良いみたいだけど、2種類ぐらいにしとけよって書かれてあるので、3回に分けて全部遊んでみた。
1つ目は「醸造残渣」。
醸造時に残渣と呼ばれる廃棄物が生まれるようになる。
最後まで手元に残すと失点なのだが、廃棄アクションをすることでボーナスが得られる。
2つ目は「輸出」。
ビールを外国に輸出するアクションが追加された。
同じ種類のビール2つと樽2つを消費して様々なボーナスが得られる。
あと、各プレイヤーはゲーム開始時から失点を持っていて、輸出アクションをすることでこの失点を無くすことが出来る。
3つ目は「ダブルコープ」。
新たな拡張タイルが追加されて、これを建てることで追加の醸造スロットを1つ獲得できる。
醸造アクションは「種類」でカウントするみたいなので、「ビールを1種類醸造する」アクションで一気に2つの同じビールを作ることが出来るようになって少しお得!
4つ目は「ハウスブランド」。
「ダブルコープ」と似ていて、新たな拡張タイルを購入することで、追加の醸造スロットを1つ獲得できる。
「ダブルコープ」は最初にどの種類のビールにするか決めないとダメだったけど、「ハウスブランド」は、その醸造スロットで醸造開始するタイミングで、作るビールを決められる。
しかも、誰かしらが作れる状態になっているビールであれば、作ることが出来る!
かなり、自由度が上がるバリアント。
5つ目は「広告柱」。
ラウンド終了時に、イベントタイルがめくられることがあり、手番順ボーナスが変わったり、新しいアクションマスが生まれたりするようになった。
とはいえ、そこまで強力な効果はないので一番地味なモジュールかも・・・(と言いつつ、これを使った逆転劇があったので、何とも言えないけど・・・)
1個1個は地味だけど、プレイング幅は確実に広がっていて、絶対に入れた方が良い拡張。
基本のカードが強かったのか弱かったのか、それらのカードの修正バージョンも同梱されていて、真剣に良いゲームにしようとする愛が感じられる。
このデザイナーは、気難しいマニアにしか受けないゲームだけ作ってる印象だったけど、今作はかなり一般受けするゲームになってるよ!みんな試してみてね。