カードドラフト&バッティングでラクダを引っ張り合う。
「ファラウェイ」「ピクシーズ」「ノーチラス・アイランド」と個人的に乗りに乗っていると感じているデザイナー、ヨハネス・グーピーの新作。
BGAでプレイ。
カード構成は、5色、1~5の計25枚。
手札5枚で、「プレイする1枚」と「隣に渡す1枚」を全員同時に決定する。
プレイされたカードは色ごとに処理されていく。
複数枚プレイされた場合は一番小さい数字のみが有効で、同じ色を出した他のプレイヤーは何もできない(お情けのリソースはもらえる)。
カードプレイによって「カードと同じ色のラクダ駒をカードの数字分だけ自分の家に引き寄せる」。
ラクダ駒を自分の家に到着させると、そのラクダ駒が持っていた得点チップを獲得。
これを手札1枚になるまで繰り返すとラウンド終了で、手札4枚補充されて次ラウンド開始。
どこかで見たことがあるシステムの組み合わせではあるのだが、独特なプレイ感を生み出している。
単なるバッティングゲームのようでいて、トリックテイキングのエスタブリッシュを思わせる思考があったり、カードドラフトを入れることで他プレイヤーの手札が透けやすくなっていたり、考えようと思えば考えられる作り。
かといって、難しいゲームってことは全然なくて、間口の広いゲームに仕上がっている。
僕はBGAでドラフトゲームを遊ぶと、カードがどこに行ったのか把握できなくなるので、是非ともリアルでも遊んで真価を確かめたい。