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トールテイルズ

Tall Tales

評価:6/10

次ラウンドの手札を獲得していくトリックテイキング。
作り話がどんどん誇張されていくっていう変わったテーマ。
新人デザイナー。

1~19,4スート。

マストフォロー切り札無し。
最初は1~9までしか使わない。
10以上のカードは10が一番上、19が一番下になるようにスートごとに山にしておき、これを誇張マーケットと呼ぶ。
それとは別にメモリーマーケットにプレイヤー人数分のランダムなカードを表向きに並べる。

トリック毎に、強いカードを出したプレイヤー順にメモリーマーケットからカードを1枚ずつピックしていく。
このカードは個人捨て札に入り、次ラウンドの手札となる。
そして、最弱のカードを出したプレイヤーは、メモリーマーケットでは無く誇張マーケットからピック出来る!
メモリーマーケットに残った1枚はゲームから除外され、今回トリックに出たカードがメモリーマーケットに移動する。

手札が無くなると、ラウンド終了で、個人捨て札にあるカードを拾って手札として次のラウンドが始まる。

4ラウンドするのだが、2ラウンドと4ラウンドのみ得点計算を行う。
ラウンド終了時、捨て札にあるカード(次ラウンドの手札)のランクを合計して、その半分が得点となる。(4ラウンドでは半分にせず満額もらえる)

綺麗なルール。

1ラウンドは小さいランクを獲得して、それを使って2ラウンドは誇張マーケットから大きいランクを獲得・・・っていうのがセオリーだろうが、全員がそれを狙うとうまくいかなくなる。
逆に1ラウンドで大きめのランクを獲得して、連勝して、自分が出したカードを回収していく手もある。

なんとも不思議なプレイ感。
自分の獲得札を記憶するのに夢中で、他プレイヤーの状況を全く記憶できなかったが、何を記憶すれば良いかがわかってからが本当の勝負かもしれない。
変わっているし、何かコツもありそうな気もしているので、トリックテイキング好きは是非プレイしてもらいたい。

ドラゴンの番人

Drachenhüter

評価:6/10

魔術師となってドラゴンを飼いならす。
アンドールの伝説」のミヒャエル メンツェル。エッセン新作。

同じ色のドラゴンカードを集めて出すことで得点!
という、シンプルなゲームなのだが、ちょっとした工夫が上手く機能している。

本を模した2つの山札があり、それらの山札の一番上のカード裏が得点化できるカードの色と枚数を規定するようになっている。
カードをドローするごとに、それらが切り替わっていく。
手番では3枚までカードを引けるのだが、得点条件が上手く整っていればあえて2枚でドローを止めるってことも大事になってくる。

また、手札から山の上にカードを戻すことも出来て、これによっても得点条件を調整できる。

あと、得点の傾斜の付け方が上手い!
得点タイルは得点別に分けて並べて置き、基本的に低い得点タイルから獲得していく。
最初は1タイル1点しかもらえないのに、最終的には1タイル16点ぐらいもらえるようになる!
これによって、加速感が演出で来ていて、それでいて「序盤意味ないじゃん!」と言わせないボーナス効果もキチンとある。

あと、自ら使える色を制限することでもらえるボーナスもある。

テーマから、なんとなく無難ゲームを想像して期待せずに遊び始めたのだが、意外や意外、随所に工夫が光る佳作ゲームだった。
メンツェルが描くドラゴンも独特な可愛さがあって良い!

トリックごとに

Stich für Stich

評価:5/10

「クルー」的な推理のあるトリックテイキング。
「バスシュティッヒ」の前半部分だけをやる感じ。

1〜13。4スート。
一人が犯人役で他が探偵役。
人物1人と武器1つがランダムで答えとして選ばれ、犯人役だけがそれを知っている。
その武器と人物は切り札となる。
強さは、武器&人物>武器>人物>その他。(同値は先勝ち)

メイフォロー。
全員がカードを出したら犯人役が判定。
それを聞いて、他プレイヤーは正解の武器と人物を推理し、犯人役に確認して成否判定してもらう。

得点は推理点とトリック点がある。
トリック点は勝ったトリック毎に1点。
推理点は、探偵は早く正解すると高得点。
犯人は全員が正解するのをなるべく遅らせることで高得点。

なかなか意欲的なゲーム。
トリテ的な面白さよりも推理的な面白さが大きい。

4人プレイだと探偵役が結託すると、簡単に特定できてしまう感じだったので、3人プレイのほうが良いかも。


搭乗開始

Now Boarding

評価:6/10

協力して乗客を運ぶ。
協力型ピックアンドデリバー。

どんどん湧き出る乗客を拾って目的地で降ろす。
そうして得た資金でスピードや席数を買っていく。

ラウンド制だが手番はなく同時プレイ&制限時間あり。
各自使用できる航路が制限されているので、中継地点での乗客の受け渡しも大事になってくる。

ルールは単純なので舐めてかかったのだが、かなり難しい。
放置しすぎた客は、怒って帰ってしまいペナルティ。
3ペナルティで敗北。

客はとりあえず飛行機に乗せて、たとえ反対方向の都市で降ろしても機嫌が全快する飛行機マニアなので、それを利用するのが鍵になりそう。

戸口から戸口へ

評価:4/10

キューブでやるトリックテイキング(?)。
同人ゲーム。

7色×20個のキューブ。
手札として20個ずつ引く。

トリックテイキングと銘打ってはいるけど、その要素はほぼない。
他プレイヤーと息を合わせて色の価値をコントロールする、株的な要素の方が強いかな。

非常に同点になりやすいシステムだと思うのだが、タイブレイクがないのは不親切に感じた。

ドラキュラズフィースト

Dracula's Feast

評価:5/10

全員の正体を言い当てるお手軽推理ゲーム。

各プレイヤーにキャラクターが1枚ずつ割り当てられる。
手番の選択肢は「質問」「ダンス」「告発」の3つ。

「質問」は任意のプレイヤーに「あなたは〇〇ですか?」と質問して、自分だけ答えを教えてもらう。(キャラクター能力以外では嘘はつけない)
「ダンス」は任意のプレイヤーと互いのキャラクターカードを見せ合う。(ただし、相手に拒否権はある)
「告発」は自分のキャラクターカードを公開後に、全員のキャラクターを言い当てる。
もし、間違えていてもペナルティは無いが、通常、誰かが告発するとその人の手番がもう一度まわってくる前にゲームは終わるだろう。

メモ有りルールかメモ無しルールかを最初に決めるって言われたので、イカツイ推理ゲームを想像したのだが、かなりライト。
他プレイヤーの行動から色々透けて来る部分があるので、ブラフは有効かもしれない。(自分がドラキュラなのに「ドラキュラですか?」と質問する等)
全員が初回プレイと言うこともあって、ブラフ少なめで進んだのでアッサリ終わってしまったが・・・慣れている者同士だともっと駆け引きが楽しめるのかも。

トリテジャパン

評価:4/10

47都道府県のカードを使ったトリックテイキング。

各カードには「人口」「面積」「平均気温」「雨量」「小学校の数」「交通事故数」が示されている。
リードプレイヤーは「どの項目で勝負するか」と「勝利条件はハイかローどっちか」を宣言してリード。

得点は同時ビッド式。
ビッドピッタリならトリック数×2が得点。
トリックがビッド未満なら0点。
トリックがビッドを超えた場合トリック数が得点。
ミゼール宣言は成功すると7点、失敗するとトリック数が失点。

トリックごとに「ハイ」「ロー」が切り替えられるので、トリック数の調整は簡単。
最初の同時ビッドが勝敗の8割を決める気がする。

子供の学習用には良いかもしれないが、ゲームとして捉えるとイマイチ。

ドブルXXL

Dobble XXL

評価:6/10

巨大版「ドブル」。
カードは1枚直径60cmぐらいの大きさに。

4種類の遊び方がある。

環状にカードを並べて、全員が等間隔に立ち、同じアイコンを言いながら時計回りに回る。
後ろの人に追いつかれたら脱落で、最後に残ったプレイヤーの勝ち。

2つのコースを作って、どちらのチームが先にゴールできるかのリレー。

グリッド状にカードを並べて、鬼から逃げ回る鬼ごっこ。

2つのタイルをめくって、チームの代表者1人が一致するシンボルを早く言い合う対決。

子供向けのアクションゲームは純粋にデカくすると面白さが倍増するから、有名どころは全部でっかくすれば良い!

トレード・オン・ザ・チグリス

Trade on the Tigris

評価:6/10

交渉によるセットコレクションに、能力付与をプラス。
今は無きTMGのゲーム。

基本は商品カードをプレイヤー間で交渉による交換がメイン。
同じ商品をたくさん集めることで得点効率が良くなるのでそれを目指すのだが、それと共に商品カードの下に、2種類のトラックを右に進めるか左に進めるかが描かれている。
トラックは中央から離れる程、強力な能力カードを得られる&高得点なので、人によって右に進む方が嬉しかったり、左に進むのが嬉しかったりする。

ラウンド開始時に、トラックの位置に応じた能力カード2枚から1枚を獲得を行う。
この能力カードが強力で、下手すると商品カードのセットコレクションよりも多くの得点を生み出すことになる。

チャイナタウン」のようなワチャワチャ交渉のゲーム。
交渉時間に制限時間が設けられている&基本的に交渉がまとまった方が得なので、交渉が重苦しくならないのが良い!

一回遊んだ感じだと、能力の強弱にバラツキがあるように感じるが・・・どうなのだろう。

ドブル・コネクト

Dobble Connect

評価:6/10

ドブル」で四目並べ。

各自、自分の色のカード山を持つ。
「よーいスタート」で、自分の山から1枚めくって、既存のカードの隣に「共通するアイコン」を言いながら配置していく。
自分の色のカードを4枚連続直線に並べられたら勝ち。

得点を取ると、他のプレイヤーの色のカードを1枚ずつ受け取って自分の山に入れる。
山から他プレイヤーのカードをめくったら、それを配置しないとダメ。
なかなか面白いハンデの付け方だ。

普通の「ドブル」よりも、アイコンの種類、数が増えているので、ちょっと難易度上がってるかも。