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クシディット王国記

評価:7/10

プロット式ピックアンドデリバリー「帝国の商人」「ヒマラヤ」のリメイク。

色々と改良されている。

まず一番大きいのは資源や指令の配置が、ダイスロールじゃなくてタイルに。

これによって、まんべんなく良い間隔で資源や指令が出るようになった。

ダイスロールだと、同じ場所にやたらと資源が湧いちゃったり、指令が全然配置されない土地が出たりして、運ゲー感が漂ったからね・・・

資源や指令が捨て札になったら、「直ちに補充」になった。

次に出る資源や指令の場所が分かるようにもなっていて、これによって先読みしたプロットが可能に。

脱落評価の順番がゲーム開始時にランダムで決まることに。

毎回ちょっと変わったプレイ感を提供してくれる。

終盤に発生する「タイタン」。

ようは好きな資源で好きな場所で達成できる指令なのだが、これによって終盤に手詰まりにならなくなったのは良い。

「帝国の商人」にあったプロット時の1分タイマーは、「クシディット」でも採用されてないってのはちょい不満かな・・・

あのタイマーは、ワチャワチャ感があって好きだったんだけどな・・・

もし、「クシディット」でタイマーを使う場合は、考える要素が多くなってるので2分ぐらいにした方が良いかも。

総じて、良いリメイクだと思うので、「ヒマラヤ」が気になってた人は遊んでみてちょーだい。

唸るようなシステムは無いけど、上手くまとまったプロットゲームだと思うよ。

「12季節の魔法使い」とシリーズものっぽい扱いになってるけど、ゲームシステム的には全くの別物なので注意。

Published in ボードゲーム