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IKI

評価:5/10

「江戸職人物語」のリメイク?

元は未プレイだが、結構大胆に変わってるみたい。

「枯山水」の山田空太さん作。

1~12月の12ラウンド+正月ラウンドの計13ラウンド。

ラウンドでは、まず「手番順の決定」を行う。

早めに動いたほうが狙ったカードを取りやすいのだが、後で説明するロンデルムーブの歩数が少なくなる。

その後、手番順に「職人カードの獲得」「ロンデルムーブ&アクション」を実行する。

職人カードはプレイヤー人数分並べられた中から1枚をお金で獲得。

獲得したカードは盤面に配置されて、後のロンデルアクションの補助アクションとなる。

この補助アクションは誰のものでも使えるのだが、他プレイヤーのものを使うとその職人がレベルアップする。

ここらへんは「ケイラス」を思わせる。

その後、盤面をロンデルムーブして、移動先のアクションを実行。

アクションの種類はリソース獲得、リソース変換、得点チップ購入等々わかりやすいものばかりで好印象。

これを繰り返して、獲得したチップ、建物、職人カードのセットコレクション等々から得点を得る。

国産には珍しいかなりしっかりしたボードゲーム。

ルールもかねがね不満はないのだが、唯一にして最大の気になりポイントは「火事

」!!

ゲーム中に3回、火事がおきて盤面の職人を除去してしまう。痛い!

火事は4つの地域のうち1地域で起こるのだが、これが完全ランダム!

火事から職人を守る火消し力っていうパラーメーターがあるのだが、上げるのがなかなか大変で、「それなら3/4の確率に賭けるぜ!」となりがち。

お金があれば職人を守れるとか、火事の場所が事前にわかるアクション、とかもうちょい保険が欲しかった気がするな・・・

いっそ、全地域燃える!!とか・・・

でも、この大胆なランダム性にも意図を感じちゃうぐらいに空気感の作り方が上手い。

Published in ボードゲーム