Skip to content →

タグ: 5

コケシ

Kokeshi

評価:5/10

シンプルだが新しさのあるエンジンビルド。
BGAでプレイ。

個人ボードの5列それぞれに、こけしが1つずつ置かれている。
手番では1つのこけしを1つ上に進めて、そにあるタイルの効果を発動する。
タイルが無い場所にこけしが進んだ場合、場からタイルを1枚取ってその場所に置いて、こけした一番下のスタート地点に戻る。

タイル効果は大体「〇〇こけしを進める」となっているので、ゲームが進むと1手番でどんどん連鎖してコンボしていく。

既定エリアより上には、高得点タイルを配置できるようになるので、それを目指す。
もしくは、個人ボードとは別に動物トラックがあるので、ここを進めることでも得点できる。

ルールを読んだ段階だと「シンプルだけど、今までにない感じだぞ!ワクワクする!」となって、最初の数手は興奮しながら楽しんでいたのだが・・・
中盤以降は淡々とした展開に・・・
やれることのバリエーション不足が問題だろうか。

フォクシー

Foxy

評価:5/10

様々な動物の登場回数を記憶。
今年のSDJ推薦リスト入り。

ランダム20枚のカードを山札にする。

山から1枚めくり、そこに描かれた動物の種類が今までに合計何匹登場したかを各自のシートに記入。
最初のうちは簡単なのだが、結構な種類数の動物がいる上に、1枚のカードに最大3種類の動物が登場するので、結構大変・・・

30枚すべてをめくった後に1枚ずつめくりなおして答え合わせしていく。

正解数ぴったりがもちろん一番良いのだが、少ない分には自分が書いた数の得点が貰える。
多い数字を書いてしまうと0点。
あと、ゲーム中に1回だけ回答の数字に〇を付けることが出来て、それがピッタリだと得点が倍!ただし、ピッタリじゃないと0点になってしまう。

すごいありそうなルールの記憶ゲームなんだけど、しんどくない!
テーマによるものなのか、徐々に難易度が上がるシステムによるものなのか、少なく書いとけば安心なやさしさによるものなのか・・・
記憶ゲームのしんどさが苦手な人は多いと思うけど、これは遊びやすいよ!

カスカディア・ジュニア

Cascadia Junior

評価:5/10

カスカディア」の子供向け版。
今年のSDJ子供部門ノミネート。

地形タイルと動物タイルをセットで取るっていうのが「カスカディア」の特徴だけど、今作は地形タイルのみを取るようになっている。
タイルは2ヘクスで1枚のドミノ風タイルになっている。
元版の「1ヘクスに複数地形」を子供用に表現するとこうなるのね・・・上手い工夫だ!

地形タイルを配置した結果、同じ動物マークが3つ揃うと自動的に動物チップが配置されて得点!

地形も同じ地形を3つ繋げることで得点となるので、2要素パズルは健在!

これを遊んで気づいたけど、「カスカディア」は2要素パズルに加えてリソースパズルまでやらされてたんだね・・・3要素じゃないか!

得点タイルは1点と2点があって、完全ランダム。
ゲーム終了まで(本人も)確認しない方式で奇蹟の逆転を夢見れる!

上手く子供用に落とし込めていて良いんじゃないでしょうか。
でも、ダブル受賞は難しいかもね・・・

カウリ

Kauri

評価:5/10

ニュージーランドへのイギリスの入植がテーマ。
ルート」等の非対称ゲーム。
今年のKDJ推薦リスト入り。

陣営は「イギリス人」「(原住民の)マオリ人」「キーウィ」「ポッサム」の4つ。

イギリス人は道路網を広げ、木を伐り、ポッサムを狩ることで得点を稼ぐ。
マオリ人は自分たちの家をたくさん作ることで得点を稼ぐ。
キーウィはゲーム開始時、全エリアに存在し、出来るだけ個体数を減らさないことを目指す。
ポッサムはイギリス人によって連れてこられた外来種。繁殖力を生かしてどんどん個体数を増やすことを目指す。

「ルート」と違って、手続き自体は全員共通。
派閥固有のデッキから引いた手札3枚から1枚をアクション用、もう1枚を手番順決定用として同時選択。
手番順カードの数字が小さいプレイヤーからアクションを実行するだけ。

面白い特徴として「イギリス人の意識メーター」がある。
最初、イギリス人の意識は木を切ることが主体となっているのだが、ゲームが進むとポッサムを狩ることへと意識が移っていく。
最初イギリス人は「キーウィ」と「マオリ」から疎まれる存在だが、後半は「ポッサム」から嫌われる状態になり、「マオリ」とは友好的な関係となる。

非対称ゲームの常として、プレイヤー間でバランスを取り合うゲーム。
手札3枚から2枚をプレイなので、そこまで自由は効かないのだが、それによって「仕方なく」攻撃することになってギスギスしにくい。
2回遊んだ感じだと、「キーウィ」と「ポッサム」が簡単な印象で、人間陣営が高得点をたたき出すのは、なかなか難しそう。

チャータード:ビルディング アムステルダム

Chartered: Building Amsterdam

評価:5/10

アクワイア」の影響を受けたと思われる「ビッグボス」のリメイクである「チャータード:ゴールデンエイジ」のリメイク。
大きく変わっていて、クレジットからクラマーの名前も消えている。(「ビッグボス」のリメイクまわりが関係しているみたい)

まず、マップが2次元なり、「アクワイア」に近づいた。
会社設立も2タイル必要で、「アクワイア」に近づいた。(ただし、設立時のみ斜め隣接も可能なので「アクワイア」よりも設立しやすい)

あと、株価が規定値を超えるごとに発生するイベントの追加。
イベントは、大体競りを行って勝者がボーナスを得る。
あと、握り競りで一番握らなかったプレイヤーが2株失うっていう謎のパーティー要素も有り。

大きい会社を成長させるほど大金が手に入るのは「ビッグボス」と同じなので、1つの会社が大きくなり始めると雪だるま式に大きくなっていく。
特に今作はマップが2次元なので、1人の力では成長を制止できない・・・
1つの会社がドンドンおおきくなって、全てを飲み込んでいく。
が、株価のMAXが300に設定されていて300に到達してしまうと、以降、成長させてもお金がもらえなくなり、急に成長が止まる。

妙なバランスのゲーム。
その場その場の自分の利益だけを考えていると、1つの会社が一気に大きくなってしまって、その会社の設立者が大儲けしてしまう。
プレイヤー間でバランスをとる自制心が求められる難しいゲームだ。

私だけの晴天

評価:5/10

それぞれが自分の切り札を装着、脱着するトリックテイキング。

4スート。スートごとに枚数&最大ランクが異なる。
マストフォロー。

最初は切り札無しで始まる。

手番でカードを出す代わりに切り札決定カードを取ることが出来て、以降、自分だけの切り札スートを決定する。

取ったトリック数が重要で、「切り札決定前に取ったトリック」と「切り札決定後に取ったトリック」が同じにすることを目指す。

1ディール目で取った切り札決定カードを保持したまま2ディール目を始める。
今度は、最初から切り札スートを持っていて、途中で切り札を無くす。
狙いは同じで「切り札を返す前に取ったトリック」と「切り札を返した後に取ったトリック」を同じにすること。

他に無い発想のルールで面白い!

ただ、手札によって難易度が違いすぎる気もする・・・

ピアッツァラバッツァ

Pizza Rabazza

評価:5/10

全体が震える街の中でピザデリバリー。
海賊ブラック」や「アカバ」のデザイナー。

透明の長い板の先についたバイクを操って目的の場所までピザを運ぶアクションゲーム。
ピザには磁石がついているので、目標のそばまで運ぶとひっくつ。

フィールドが揺れているので、別の場所にピザを持っていかれたり、焦って落としたり面白い!
でも、正式ルールだとちょっと長いかな・・・
目標タイル2枚ずつぐらいでも良さそう。

ユリシーズ

Ulysses

評価:5/10

共通の船を動かして目的地を目指す。
「ウィング・オブ・ウォー」のデザイナーコンビ。2001年。

各自、目的地カード4枚を持ってスタート。
共通の船が自分の目的地に着くと公開。
4枚全てを公開できれば勝ち。

手番プレイヤーが船の行き先を指定し、それに意義があるプレイヤーが現れると、カードの出し合いで多く出した方の行き先が優先される。

行き先争いで使うカード以外にも、マスを封鎖する「疫病」だったり、連続手番が可能な「風」、手札補充数を増やす「神殿」等がある。

今回、5人プレイということもあり、誰かが上がりそうになると、結託して別の方向に進みだす。
そして、全員が手札をため込み、最後の大決戦に勝利したプレイヤーが勝つ感じになった。

チャーリー

Charly

評価:5/10

自分だけが知っているリミット情報を持った状態でやるチキンレース。

犬、ウサギ、ネズミ、サル、ブタが集まるパーティー。
自分の手札の動物が出来るだけ食べ物にありつけるようにすることが目的。
犬は骨、ウサギはニンジン、ネズミはチーズ、サルはバナナ、ブタはなんでも食べる。

前半の手札調整フェイズと、後半のパーティーフェイズに分かれる。

手札調整フェイズは1枚い引いて1枚捨て。
手札が整ったと思ったら「パーティー」宣言して、パーティーフェイズに移行する。

パーティーフェイズでは、自分の手札からカードを1枚ずつ出していく。
食べ物が足りないカードを出すことは出来ない。

食べ物はラウンド開始時にいくつか場に並んでいて、それとは別に各プレイヤーに1枚ずつ秘密の食べ物カードが配られる。
この食べ物カードはパーティーフェイズに入った時に場に追加されるので、自分が持っている食べ物と対応する動物を手札に入れることが大事になる。

なんとなく「リミット」と近いプレイ感だが、今作の方がライト。
動物カードは1匹~3匹と振れ幅が大きく、明らかに1匹の方がお得。
カードのめくり運も含めて軽く楽しむゲームっぽいね。

ルーズウェル

Lose Well

評価:5/10

NPCである王子に上手く負けることを目指す。
ゲームマーケット新作。

1〜10のカード。

王子のカードは2枚で、そのうち1枚は公開。
プレイヤーの手札は1枚。
残りのカードは場に裏向きで並べて、2枚を表にする。

目的は王子のカード合計と自分の手札合計を同じにすること。
王子を超えてしまうのが一番ダメ。
同値にできない場合は下回って一番近くすると良い。

手番では
「場から1枚取る」
「手札から1枚表向きで場に出し、場から他の1枚を取る」
「パス」
のいずれか行う。

全員がパスするまでやってショーダウン。

シンプルながら、考えどころのあるゲーム。
王子が極端な数にならないようになっていて確率の濃淡を作っていたり、パスせず残るリスクがあったり、しっかりゲームデザインされている。