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ザ・ロード・オブ・ジ・アイスガーデン

評価:5/10

ファンタジー世界で勇者にビビりながらマジョリティ争い。

各プレイヤーがそれぞれの勝利条件&能力をもった種族を担当。

そのうえで「エルグランデ」的なマジョリティ争いをする。

あと、他プレイヤーを攻撃できるユニットの存在。

これでバチバチの殴り合いかと思ったのだが、それに対するブレーキが上手く機能している。

ユニットを生み出すと悪評が広がる。

毎ラウンド、一番悪評が高いプレイヤーに勇者がやってきて成敗されてしまう。

なので、あまり大胆な悪さは出来ないようになっている。

逆に一番じゃなければ良いので、誰かがブワーっとユニットを生み出し始めたら、それに追随する形で他プレイヤーもブワーっと生み出すことになる。
ここら辺の動きは面白い。

ゲームの終了条件が3種類あるのも特徴の一つ。

まず一つ目は、誰かが50点に達するか、いずれかのプレイヤーが4回得点計算行う。

この場合は、単純に得点勝負。

2つ目は、ユニットの生み出しによって増加する世界滅亡マーカーが上限に達する。

この場合は、悪評が一番低いプレイヤーが勝利する。

3つ目は、プレイヤーごとに割り当てられた勝利条件の達成。

「赤い塔を6つ建てる」や「エリアを2つ封鎖する」等々・・・

達成したプレイヤーの勝利となる。

この終了条件と個人目標が上手く設定されていて、終盤になっても全員に勝機が残されるようになっている。

ただ、実は運要素の無い上に完全情報でガッチガチ。

これを3時間続けるのはしんどい・・・もうちょっと状況を隠す優しさがほしかった。

ゲームとしては良くできている気がするが・・・キャパオーバー。

重量級マルチ好きなら楽しめそう。

Published in ボードゲーム