ファンタジー世界で勇者にビビりながらマジョリティ争い。
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各プレイヤーがそれぞれの勝利条件&能力をもった種族を担当。
そのうえで「エルグランデ」的なマジョリティ争いをする。
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あと、他プレイヤーを攻撃できるユニットの存在。
これでバチバチの殴り合いかと思ったのだが、それに対するブレーキが上手く機能している。
ユニットを生み出すと悪評が広がる。
毎ラウンド、一番悪評が高いプレイヤーに勇者がやってきて成敗されてしまう。
なので、あまり大胆な悪さは出来ないようになっている。
逆に一番じゃなければ良いので、誰かがブワーっとユニットを生み出し始めたら、それに追随する形で他プレイヤーもブワーっと生み出すことになる。
ここら辺の動きは面白い。
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ゲームの終了条件が3種類あるのも特徴の一つ。
まず一つ目は、誰かが50点に達するか、いずれかのプレイヤーが4回得点計算行う。
この場合は、単純に得点勝負。
2つ目は、ユニットの生み出しによって増加する世界滅亡マーカーが上限に達する。
この場合は、悪評が一番低いプレイヤーが勝利する。
3つ目は、プレイヤーごとに割り当てられた勝利条件の達成。
「赤い塔を6つ建てる」や「エリアを2つ封鎖する」等々・・・
達成したプレイヤーの勝利となる。
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この終了条件と個人目標が上手く設定されていて、終盤になっても全員に勝機が残されるようになっている。
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ただ、実は運要素の無い上に完全情報でガッチガチ。
これを3時間続けるのはしんどい・・・もうちょっと状況を隠す優しさがほしかった。
ゲームとしては良くできている気がするが・・・キャパオーバー。
重量級マルチ好きなら楽しめそう。