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ヴァスト

Vast

評価:6/10

各プレイヤーは、能力も勝利条件も手番処理すら違う超非対称ゲーム。
ルート」の前身。

ドラゴンを倒したい「ナイト」。
ナイトを倒したい「ゴブリン」。
眠りから目覚めて洞窟から出たい「ドラゴン」。
宝を見つけて持ち帰りたい「シーフ」。
マップを広げきってから崩壊させたい「洞窟」。

これら5つの陣営を各プレイヤーが1つずつ担当する。

ルール読みが面倒過ぎたので、みんなに自分の陣営のルールを読んでもらって、それぞれに説明してもらうスタイルで遊んだ。
っていうのもあって、それぞれの手番処理はざっくりしか分かってなかったんだけど、勝負に執着するメンバーで無ければ、まぁ何とかなる。

今回は「洞窟」担当だったんだけど、ドンドン探索してマップを広げてくれる「ナイト」と「ドラゴン」は味方!
「ナイト」を攻撃してきて、全然マップを広げない「ゴブリン」が敵!
ってのが手番を2周ぐらいしてわかったので、その方針を貫いた。
「ナイト」「ゴブリン」「ドラゴン」は三すくみになっていて、「シーフ」は独自路線だけど、皆から疎まれる存在っぽかった。

こんなに色んなルールを入れて、バランスを取れるのか?と思ったのだが、「誰かが勝利条件を達成すると即終了」っていう終了条件なので、勝ちそうなプレイヤーは集中攻撃されるし、死にそうなプレイヤーは守ってもらえる。
ゲーマーのマルチ思考が、ゲームバランスを保ってくれる!

後発だけあって洗練具合では「ルート」の方が上だが、「ヴァスト」にも初期衝動的な熱さがあって良かった!

Published in ボードゲーム