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翠色の習作

A Study in Emerald

評価:5/10

シャーロックホームズとクトゥルフが共存する不思議な世界観の同名小説のボードゲーム。
ワレス作。

クトゥルフ陣営と人間陣営に分かれる正体隠匿ゲームだが、勝敗は個人戦。
最下位のプレイヤーと同陣営のプレイヤーはマイナス点を被るので、程よく連帯感が生まれ、陣営に人数差が出ても成立するようになっている。上手いデザイン。

メインシステムはデッキビルド。
カードを獲得したり、モンスターを倒したり、他プレイヤーの駒を除去したりすることが主な目的となるのだが、それらの行動をするにはエリアでマジョリティを取っていないければならない。
なので、クトゥルフ系ゲームにありがちな「とんでもカードがいきなりドン!」ってことにはならない。

と、メインシステムはしっかりしているのだが、ワレス特有の枝葉の粗さは今作にも健在。
各エリアのカードの登場順が陣営の有利不利に大きく影響しそうな気がする・・・
まぁ、パーティー寄りのゲームと捉えれば許容範囲なのかな?

魅力はあるゲームなので、リプレイしてみたい。

Published in ボードゲーム