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ブラジル帝国

Brazil: Imperial

評価:5/10

ブラジルが舞台の「ユーロ4Xゲーム」(ユーロ+4xってことみたい)。
エッセン新作。

文明発展系のゲームだが、手番の手続きが洗練されていてルールは頭に入りやすくなっている。
7つのアクションから1つを選んで実行する。
ただし、前の手番に選んだアクションは選べない。

アクションは
「軍事ユニットの配備」
「建物の建設」
「絵画(特殊能力)の獲得」
「建物の再生産」
「製品製造(アクション強化)」
「リソース獲得」
「リソース変換」

最後の2個は計画が狂った時の修正アクション的なものなので、ほとんどは5個から選ぶことになる。

建物を建てることで自分の領土を広げていく。
他プレイヤーの建物に隣接して建設はできないので陣取りはスピード勝負。
軍事ユニットで敵の建物を破壊できるかと思ったのだが、占拠して生産物を使われるだけで破壊されることない。
それどころか、最終的な得点も元のプレイヤーのものとなる。
更に、戦闘は防御側にのみ地形効果が付与されたり、特殊効果も防御有利なものが多かったり、戦闘は割に合わない感じになっている。
今回は広いマップだったこともあってか、最後までプレイヤー間の戦争が起こらなかった。

各プレイヤーに割り当てられたミッションを達成することで時代が進み、建てられる建物が増えていく。
これによって上位資源を生産できるようになっていくのだが、建築や再生産で得られる資源の総量は増えない。
あんまり拡大再生産している感じは無くて、時代に合わせたもの追い続ける感じになる。

見た目の華やかさとは裏腹に、総じて地味な展開が続くゲーム。
「ユーロ4x」とは言いつつも、ほぼ「4x」なんでしょ?と思っていたのだが、実際はかなりユーロだった。
が、面白いのかと言うと、そうでもなくて・・・ソロプレイ寄りで緊張感が薄い。
ほぼソロプレイなのに、結構なボリュームを占める軍事ユニットと戦闘ルールに異物感。

狭いマップでもう一回試してみたい。

Published in ボードゲーム