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エンバーカデロ

Embarcadero

評価:7/10

ゴールドラッシュに沸くサンフランシスコ。
海岸に乗り捨てられた船を利用し、その上に建物を建て発展を目指す。
レネゲイドの新作。
スコヴィル」のデザイナー。

手札5枚で1枚ずつプレイしていって、5枚プレイしたら1ラウンド終了。
これを3ラウンド行う。

手番では必ず1枚カードをプレイする。
カードのプレイ方法が2種類。
「カードに示された船、建物を盤面に配置する」
「カードを破棄して、カードに示されたスクラップアクションを実行する」

まず、船タイルを配置して、その上にブロックを置いていき、その上に建物タイルを配置する。
建物タイルの上にもブロックを置けて、その上にさらに建物を建てられ、高層化できる。

船を建てることで建物の足場を作るのと同時に、建物の配置に必要となるリソースが生まれる。
「セブンワンダー」のように、消費しないリソース。
土台とリソースという2方向から建設計画を立てなければならない。

建物を建てることで、得点だったり、ボーナストラックの前進、上級リソースの獲得が出来る。

手番の最後に手札補充を行う。
場に並んだ8枚のカードから1枚を購入する。
必ず購入しなければならず、お金が足りない場合は得点を削る。
そして、手札から1枚を「次ラウンド用の手札」としてキープする。
このルールが、今作一番の見所!
今ラウンドと次ラウンドの計画を同時に行うことになる。

あと、面白いのは「沈没コスト」。
建物の中には建築コストとして「沈没」が必要なものがある。
自分の所有する船を1つ沈没させ、そのカードのリソースをまるっと失ってしまう。
終盤まで悩ましさをキープしてくれる上手いルール。

もう1つのカード利用法の「スクラップアクション」。
多くのゲームではメインが出来ない際の妥協となる場合が多いが、今作ではメインアクションと同じぐらい強力。
カードピックの悩ましさが増している。

序盤は場所取りやマジョリティがあるのでインタラクション強め。
徐々に自分のカードコンボにシフトしていくゲームデザイン。

総合的に見て、かなり完成度が高いんじゃないでしょうか。

ただ、終盤、建物が高層化してくると軽くバランスゲームの様相を呈してくる。
キック発の豪華なコンポーネントを、これにこそ発揮してほしかった・・・
きっちりタイルや駒がハマれば尚よかった。

Published in ボードゲーム