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Board Game Memo Posts

ウルランド

評価:5/10

生物の生存競争。

「原始スープ」からテーマと遺伝子カードが引き継がれている。

ラウンド毎に各プレイヤーに役割があるのが特徴。

1人は得点エリアを決める環境プレイヤー。

その左隣がダミープレイヤーと言って、何もしない人。

他のプレイヤーが実際に駒を動かすアクションプレイヤーとなる。

最初に環境プレイヤーが3つの中から1つの得点エリアを内緒で決定。

その後、

アクションプレイヤーが行動を行った後に、得点エリアを公開してマジョリティ得点計算。

その後、役割を回して同じことを繰り返す。

これを誰かが30点を獲得するまで続ける。

あと、特徴は遺伝子カード。

要は購入したプレイヤーだけが得られる特殊能力。

これを握り競りで取り合う。

競りで使うのは盤面の駒。競り値分だけ駒を取り除く。

役割が変わる部分が中々面白い。意味の無さそうなダミープレイヤーも上手く機能している。

ただ、遺伝子カードの強弱が大きいので、そこらへんの価値が分かってないと拮抗した良い勝負は出来なそう。

駒の除去などの攻撃要素もあるので意外と人は選ぶかも。

ドリスのとぼけたイラストで大分緩和されてるけどね。

アタカマ

評価:5/10

2人 or 4人用のゲーム。

2013年のフェアプレイで全く注目されていないのに一時的にトップテンに入った疑惑のゲーム。

アブストラクト。

2人の場合は1人が縦列、もう1人が横列を担当する。

交互に採掘駒を1個ずつ置いていって、全部を置ききったら得点計算。

各列に4個駒が置かれていたら得点を得られる。

金は二人とも得点になるのだが、銀と銅はプレイヤーによってプラスだったりマイナスだったりする。

で、駒の配置に制限があって、縦横に隣接して置けない。

これによって相手プレイヤーへの妨害や牽制が可能になっている。

4人プレイ時は、二人が縦、もう二人が横を担当するのだが、ペア戦ではない。

同じ縦同士でも、片方は銀がプラスで銅がマイナス。もう片方は銀がマイナスで銅がプラス。

基本的に協力して列を完成したほうが良いのだが、それでも敵対関係ではある。

ここらへんの感覚が不思議で面白かった。

デザインタウン

評価:4/10

都市開発デッキビルドバースト。

自分の山札を1枚ずつめくっていって、バースト前にやめる。

めくったカードから得られる収入で新たなカードを勝ったりカードヲアップグレードしたりする。

そうこうやって、1手番中に規定数の勝利点マークをめくることができれば勝ち。

基本ルールは良いのだが・・・カードが洗練されていない。

5枚表裏の10種類のカードしかないのだが、能力が頭に入ってこない。

カード効果が弱すぎて影響がわかりづらいってのもあるし、

あと、カードレイアウトにも問題があるんじゃないかな。

イラストを見せたいのはわかるけど、効果のアイコンや説明をもっと見やすくするべきだとは思うよ。

ダウングレードってシステムも無駄に混乱させているだけに感じる。

お星様キラキラ

評価:4/10

子供用のダイスゲーム。

ダイスを振って、その色のマスまで進める。

星のマスを通過したら自分の家の上に星を置く。

フクロウのマスを通過したら自分以外のプレイヤーの上に星を置く。

自分の家の上に4つの星がついたプレイヤーの勝ち。

このゲームの特徴は蛍光塗料。

暗闇で光るよ!キレイだね!

あと、対象年齢が3.5~7歳だよ。無理して遊んだよ。

ネヘミア

評価:6/10

順番通り置かないとダメなワーカープレイスメント。

6列×4枚並べられたカードの上にワーカープレイスメントなんだけど、動きがちょっと変わっていて面白い。

手番では、ワーカーを置くか、置いたワーカーを倒してアクションを実行するかの2択。

ワーカーを置く場合、各列の上から順番に置いていかないとダメ。

カードの上には先着1ワーカーのみ。

アクションの実行すると、そのワーカーが置いてあるカードのアクションはもちろんなのだが、

同じ列の上側に倒れているワーカーがいればそのアクションも実行できる。(コストはいるが)

アクションの種類は絞られていて、資源の獲得か、その資源を使ったエリアマジョリティへの駒の派遣。

あと、少しだけ特殊な効果が2,3種。

良いね。

面白いベースシステムに集中できるようにしているのね。

物足りない人用に拡張も込み込み。

ちょっと変わったシステムをしっかりまとめあげている。

「これ知らないでしょ?意外と面白いよ」って数年後に出せそうな佳作感。

フォーラムロマナムの商人

評価:6/10

小箱サイズながら、90分級のカードゲーム。

といっても、ルールは簡単。

商品を競りで回しつつ、その商品と交換で得点を手に入れる。

持っている商品を自分の前に並べるのだが、場に出ている商品の数が多いほどその商品の価値が上がる。

価値がどんどん上がっていき、程よく上がった時に誰かがそれを得点に変えてしまうので、価値が暴落!

この商品の価値操作が独特で、このゲームの面白所だ。

最初はどういう動きになるのか全くわからないのだが、徐々に流れが見えてくる。

はやめに得点を取りに行ったほうが良いのだが、商品を売り切るとしばらく停滞するので、どこでスパートをかけるかが肝だ。

まだ掴みきれていない部分があるので、もうちょっとプレイしてみて評価を見定めたい。

他にないプレイ感なので、傑作の予感がしている。

ただ、プレイ時間の長さが大きな欠点。このシステムを活かして上手くリメイクしてほしい。

ユー クライ ウルフ

評価:4/10

「ブラフ」的な鈴木銀一郎ゲーム。

ルールは、かなり「ブラフ」!

ビット時に自分のダイスを1つ公開しないとイケナイので、「ブラフ」の上級バリアントに近い。

公開するダイスは別の出目として置くことが出来る。

狼は犬か羊にも置けて、犬は狼に置ける。

ここら辺のルール追加でちょっとした変化は出せているが、「ブラフ」に慣れた身としては余分だなって感覚が強い。

ダメ拡張っぽい余分感。

あと、なんといってもダイスカップが紙コップってのはイタダケナイ。

似顔絵探偵

評価:5/10

犯人の顔イラストをみんなで記憶して探偵に伝える。

「回遊ボ」プロジェクトで回遊してきたものをプレイ。

1人が探偵となり、他のプレイヤーが証言者となる。

探偵が目を伏せている間に、証言者は犯人のイラストを見て覚える。

だが、ただ単に覚えるだけじゃなくて目、鼻、口、輪郭みたいにパーツを担当して記憶する。

これらの情報を探偵役に伝えて、その情報を元に探偵は似顔絵を描く。

「への字口だった」「面長だった」「より目だった」みたいな感じ。

似顔絵を書き終わったら、あとは5,60枚あるイラストカードの中から正解のイラストカードを探し出す。

正解したら探偵が得点。

さらに、探偵役が一番参考になった証言者を決めて、そのプレイヤーが得点。

これを1周する。

ここまでが前半戦。

後半戦は、イラストカードを表向きにズラーっと並べて、

今回のプレイ以前に他のメンバーによって描かれた似顔絵シートを1枚出して、正解のイラストカードを探すカルタ。

前半と後半の得点を合算して勝負。

絵が得意じゃなくても意外となんとかなる。

実際の人物じゃなくてイラストを元にして描くので、特徴が際立っていて描きやすいからね。

似顔絵を描くって中々やらないので、新鮮で楽しめた。

「回遊ボ」プロジェクトってのは1つのゲームが全国のオープン会を人から人をわたって渡り歩くプロジェクト。

後半戦で、今までに描かれた似顔絵を使うので、ここに「回遊ボ」ならではの趣があって面白かった。

クリーチャーズ

評価:4/10

頭、胴、尻尾を組み合わせて最強のクリーチャーを作る。

数字の合計で勝負する単純なゲーム。

が、一回勝利すると、ちょっと沈むようになるバランスになっている。

とは言え、引き運が強く、その割にプレイ時間が長い。

落書き風イラストのおかげで、どんなカードをくっつけても馴染むようになっている。

真剣に勝負するっていうよりは、適当に作ったクリーチャーを見て笑うゲームかもしれない。

モテねば。

評価:6/10

高校3年間で女子からモテることを目指す。

軟派なテーマに硬派なシステム。

大気圏内ゲームズ。

7人の女の子カードにキューブを配置していってのマジョリティ争い。

キューブは5種類あって、「スポーツ」「勉強」「オシャレ」「トーク」「金」を表している。

これらのキューブを女の子カードに置いてアピールしていく。

各キューブの価値は1~5の間で変動する。

これは勝手に変動するんじゃなくて、自分のキューブを場に置かずに捨てることでそのキューブの価値を上げることができる。

キューブの価値を変動させると、そのキューブを持っている他のプレイヤーの得にもなっちゃうのであまりやりたくない。

だけど、変動は早めにやったほうが有利になるシステムになっている。

このジレンマがこのゲームの肝だろう。

更に、1人の女の子に対して、各プレイヤーは1色でしか勝負できない。

この縛りが焦点を絞るのに良く効いている。

様々な要素が上手くまとまっている。

このまとまりっぷりは同人レベルじゃないぞ!

ただ、ちょっと難しすぎる!

そこを緩くする為なのか、特殊カードがある。

これが荒い。

他がガチガチなので、余計そう感じちゃう。

個人的には、別の方法で緩さを作って欲しかった。