Skip to content →

Board Game Memo Posts

プエルトリコ(2020年版)

Puerto Rico

評価:8/10

これまでの拡張全部入り「プエルトリコ」。

拡張は全てで4つ。
「アレアの宝箱」に入っていた「新建物」と「貴族」。
ミニ拡張の「海賊」と「フェスティバル」。

「新建物」は通常建物と入れ替えて変化を付けられる。
「貴族」は通常建物に追加され、赤い入植者である貴族駒を置くことで能力が変わったりする。

「海賊」は新たに追加される役職。
4つのアクションから1つを選ぶ。
海賊行為:1つ船の商品すべてを除去して、除去した商品から3つまでを獲得。
略奪:商店からすべての商品を除去して、除去した数だけ勝利点獲得。
襲撃:入植船の入植者をプレイヤー人数分まで除去する。除去した入植者から3つまでを獲得。
誘拐:まだ選択されていない役割を選択。以降のプレイヤーが、その役割を選択した場合3金得る。誰も選択しなかった場合、ラウンド最後に自分がその役割を実行。

「フェスティバル」は最近のゲームによく見る早取り目標。
最初に指定されたプランテーション3つを獲得 → 入植者3人
1ターンで指定された3種の商品を生産 → 3金
最初に指定された建物を建設 → 3勝利点

あと、機能的には一緒だが、「市長」が「職長」、「入植船」が「酒場」、「入植者」が「労働者」、駒の色が茶色から紫になっている。
ここら辺はポリコレ対策だろう。

「フェスティバル」はオマケっぽくて粗さを感じるけど、他はバリエーションを増す嬉しい拡張。

ただ、初刷は、タイルボードの大部分にミスプリントがあるので、第2刷の販売を待った方が良いかも・・・(版元が交換対応はしてくれるみたい)

オール ザ ウェイ ホーム

Schweinsgalopp

評価:6/10

豚レース。手軽なゲーム。

カード版はやったことあったんだけどルールは全く一緒。
久々に遊んだけど良いね。
誰でも楽しめるし、ゲーマーなら他プレイヤーの動向から持ち札を予測する楽しさもある。
結局は読み切れないんだけど、それも良い。

スピード

Speed

評価:5/10

トランプの「スピード」とほぼ同じルールの、リアルタイム二人用ゲーム。

「色」「数」「形」の3要素のどれかしらが一致すれば出せるので詰まることがほぼ無い。
戦略もへったくれも無くて、反射神経勝負!
手札3枚だけなので、とにかく世話しなく手を動かせ!

療養所からの脱出

Escape from the Asylum

評価:5/10

「アンロック!」や「イグジット」と同系統の脱出謎解き。
ロシア発。

他と比べてストーリー重視。
謎解きの合間合間に結構なボリュームの文章を読むことになる。
これが結構しんどい!
早く謎を解かせてくれ!となる。

小さい冊子でヒントと解答が示されるので、アプリが消滅した後でも遊べるのは利点。

モー

MOW

評価:5/10

7並べ風我慢比べ。
カタラの手軽カードゲーム。

手札からカードを場に1枚出す。
最初の1枚は何を出しても良いのだが、それ以降は一番大きな数字を右に付け加えるか、一番小さな数字を左に付け加える形で出していく。
出せなくなったり、出せなくなりそうな気がしたら場のカード全てを失点として受け取る。

誰かが引き取るまで粘り切るか、ダメージが少ないうちに早めに引き取るか・・・
よくある感じのシンプルカードゲーム。

ルールが簡単なので、誰でも楽しめるが敢えてこれをやる意味は無いか・・・
味のあるイラストは大変良い!

チチカカ

Titicaca

評価:6/10

チチカカ湖周辺で国の併合。
2001年クワリ。

1~15の湖。
まず1の湖周りに家を建てて、次に2,3・・・と続けていく。
建築順は握り競りで決める。

家の建ったマスは国境駒でわけられるのだが、簡単に国同士を併合できる。
併合の条件は「併合する国同士が少なくとも1種類,お互いにそれまでなかった種類の地形をもっている」が条件となる。
更に連鎖して1回併合を起こせるのだが、この連鎖併合の対象が広くて思ってもいない所から併合命令が来たりして読み解きが難しい。

「チチカカ」を簡略化したのが「ジプシーキング」なのね。
個人的には「ジプシーキング」の方がシュッとしていて好みだが、「チチカカ」にも難解な盤面解読と、それに基づく競りという痺れる面白さがある。

エミールと探偵たち

Emil und die Detektive

評価:6/10

ドイツの同名児童文学を元にした「スコットランドヤード」風ゲーム。
1人が泥棒、他が探偵となって泥棒を追い詰める。

泥棒は駅からスタートして反対側の公園までたどり着くのが目的。
逆に探偵たちは公園から始めて、泥棒を捜索する。

最初に泥棒が動く。
ダイスを振って出目分だけ移動する。
「スコットランドヤード」と同様、泥棒の位置は他プレイヤーには見えていない。
各マスに置かれている円柱駒の1つが泥棒駒なのだが、表からはわからないようになっている。
探偵たちにアイマスクをしてもらって、その間に駒を動かす。

移動後、泥棒はヒントを出す。
移動先のマスにいる人物(男性、女性、子供、犬)のいずれか1つを教えなければならない。

次に探偵たちの移動。
探偵もダイスを振って出目分だけ移動。
移動先の駒を確認して泥棒駒だったら勝利。

マップ構造がアメフトみたいで単純。
更に、泥棒は探偵がいるマスを通過すらできないので、探偵は基本的にローラー作戦で泥棒をおいつめて来る。
泥棒のダイスは1~3、探偵ダイスは1~2なので、一回通過されてしまうと基本的に追いつくのは困難。
ゲームが「泥棒がいつ探偵のラインを通過できるか」という1点に集約されていて、肝が分かりやすい!

トスカーナの城

The Castles of Tuscany

評価:6/10

簡易版「ブルゴーニュ」。
フェルト&アレア。エッセン新作。

「ブルゴーニュ」は発売当初1回遊んだだけなので、あんまり比較はできないんだけど、別ゲーと言っていいぐらい簡略化されている。
インタラクションは薄まっていて、タイルを共通場から取るのと、地形ごとの早埋めボーナスぐらいだろうか。

ルールを読んだ段階だと、ちょっと物足りない印象を受けたのだが遊んでみると、「無理してタイルを置くかカードを溜め込むか」、「小さい得点を早めに取るか、我慢して大きい得点を狙うか」というショートスパンのジレンマが絶えず現れる!

自分の盤面からタイルの置き順の計画を立てる楽しさと、それを容易にさせないカード運とタイル運。

去年の「カルペディエム」といい、フェルト復活の兆しを感じる。
僕が好きだった中量級フェルトなだけって話もあるが。

ただ、気になるのは得点形式。
緑の得点トラックと赤の得点トラックがある。
ラウンド終了時に、緑の得点トラック分だけ赤の得点トラックを進める。
ゲーム終了時に評価されるのは赤の得点トラック。
つまり早めに緑の得点トラックを進めると、より多くの最終得点を生み出すことになる。
これが序盤の緊張感を生み出しているのだが、終盤の逆転の無さを見せつけることになっている。
最終ラウンド開始時に、「あぁ、逆転不可能だな・・・」と感じるプレイヤーが1,2人出るんじゃないかな。
そういうゲームは他にもあるけど、このゲームは「それが良く見える」ってのがなんともやるせない・・・

序盤~中盤は楽しいのだが、そこから終盤にかけて徐々に楽しさが減っていく尻すぼみ感。
そのせいで、素直に「楽しかった~」と終われなかったのが残念。(勝負が拮抗すれば問題無さそうだけど・・・)

ザ・コスト

The Cost

評価:6/10

アスベストをテーマにした経済ゲーム。
シュピールヴォルクス新作。

アスベストの採掘、加工して市場へ売り払って利益を出す。
アスベストを扱う際に安全な方法を取るか危険な方法を取るか選択できる。
安全な方法は労働者分だけリソースを支払う。
危険な方法はリソースを一切支払わずに済むが労働者が必ず死ぬ。

労働者が死ぬと、その国でのアスベスト需要が減っていき、それが過ぎるとアスベストの取り扱いが禁止されゲーム的にその国が消滅する。

環境系ゲームによくある「環境か利益か」というテーマなのだが、このゲームでは人を殺すことによるデメリットがほぼ無い!むしろ手番順を取れるメリットがある!
利益を上げるために危険な作業を強いることになる。
そして、もし全ての国が消え去ったとしても、「全員負け!」や「人を殺さなかった人が勝ち」みたいなことは無く、通常通り一番お金を稼いでいるプレイヤーが勝つ。

ここがこのゲームが凄い所で、本当の経営者の気持ちにさせてくるというか、綺麗ごとじゃないプレイ感を作り上げている。

アスベスト採掘以外でも、鉄道や港を作って輸送費でクリーンに稼ぐことも出来る。
だけど、多少なりとも悪いことをしないと勝つのは難しいんじゃないかな。

決して一般受けはしない、終盤のキングメイク問題もある、下手すると何か必勝法が有る可能性すら感じる・・・
欠点は色々あるけど、他に無いテーマとプレイ感。
遊んだ後に、色々思い返してしまう妙な魅力があるゲーム。

カルカソンヌ:新たな地

Carcassonne: Neues Land

評価:6/10

コロヴィーニが作った「カルカソンヌ」。

デザイナーが違うだけあって、変わっている部分が多い。
まず、駒の回収が自動では無くなり、駒を配置する代わりに回収アクションを選ばなければならない。
地形が完成していなくても回収できるのだが、もちろん完成している方が得点が高い。
それにともなって、持ち駒が4個に減っている。
無駄駒を遊ばせている余裕は無い。

道や修道院がなくなっていて、「草原」「山脈」「海」の3種になっている。
「草原」はノーマルカルカソンヌの都市。
「海」も ノーマルカルカソンヌの都市に近い。
「山脈」はノーマルカルカソンヌの草原っぽくて、隣接する「草原」を育てることが大事になってくる。

同じ地域内のマジョリティ概念がなくなっていて、数で負けていても満額得点が貰える。
2個置いてたら、2回回収出来るので2倍の得点がもらえることになる。

普通の「カルカソンヌ」とはかなりプレイ感は違うので、先入観を無くして遊んだ方が良い。
邪魔よりも協力を意識したデザインなので、2人ではなく3人以上で遊んだ方が良さそう。
5人でも遊んだが、流石に多すぎた・・・5人で遊んで良い「カルカソンヌ」なんて存在しない!