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Board Game Memo Posts

ドラキュラ vs ヴァン・ヘルシング 

Dracula vs Van Hellsing

評価:4/10

ドラキュラとモンスターハンターの対決。
2人用。
BGAでプレイ。

1〜8、4シート。

手札5枚ずつ。手札を並び替えてはイケナイ。
手番では山の一番上のカードを引いて、そのカード自体を捨てるか、手札と入れ替えて入れ替わったカードを捨てるか。

捨てたカードのランクに応じたアクションを実行。

捨て札が6枚以上溜まるとラウンド終了宣言ができて、そうすると相手が1手番してラウンド終了。
手札を公開して、対面するカード同士で対決。
基本的にランクが高いほうが勝つが切り札スートが存在する。

トリックテイキング的な面白さを期待したのだが、フォローの概念が無いので、単純な数字比べ。
あと、ランクが高いカードほど強いアクション効果となっているので、純粋に高いランクを引いたほうが有利で引き運は強そう。

勝利条件が非対称なので、そこを意識するともう少し楽しめたかも。

レサファ

Resafa

評価:5/10

3世紀、中東の都市レサファを舞台に貿易。
スヒィのエッセン新作。

個人デッキ6枚から3枚を引いて手札にする。
手番では1枚プレイして1枚ドロー。

カードには上下に分かれていて、どちら側で使うか選ぶ。
どちら側にも色とアイコンが描かれていて、色で1アクション&アイコンで1アクション。

色の方は、対応するトラックを進めるか、ラウンド毎に場に並ぶカードから同じ色のカードを獲得する。(もう1つ選択肢はあるのだが、弱いのでほとんど実行しないと思う・・・)
トラックを進めると強いカードが貰えるのだが、何マスが進める必要あり。
場のカードは弱いが確実に1枚取れる。
って感じ。

アイコンの方は、「工房の建築」「庭の建設」「水路の建築」「交易」「工房での生産」「ワイルド色アクション」の6種類。

各ラウンド3手番で、6ラウンドで終了。

シンプルそうに聞こえるが、意外と情報量は多くて、悩む人は悩んじゃいそう。

スヒィ作なので、面白いは面白いのだが、全体的にまとまりがないというか・・・「それがここに効いてくるのか!」という驚きが無かった。
何度か遊ぶと見えてくるのかも・・・

ディルビウム

Diluvium

評価:5/10

とにかく展開が早い、コンパクトな4Xゲーム。
「モジョ」や「メック・ア・ドリーム」のデザイナー。
エッセン新作。

「探索」「入植」「生産」「戦闘」の4種類のアクションから1つを実行。

リソースが3種で、いずれか1種が枯れるとゲーム終了がトリガー。
リソースが28個ずつしかなく使用したものはゲームから場外されるので、思った以上にすぐに枯れてしまう。
気が付いたら「もう4個しかリソース残ってないぞ!」っていう状態になっている。

戦闘があるゲームなので、結局マルチな展開になるんじゃ・・・と思っていたのだが、そんなこと気にしている暇がないほどのスピード感!

あまりにアッサリ終わってしまったので、全員がこのスピード感を踏まえてもう一回遊んでみたい!

サール

Sær

評価:6/10

バイキングテーマのマジョリティカードゲーム。
「クー」デザイナーの出版社のエッセン新作。

手札6枚から3枚を自分の前に裏向きで並べて置く。
手番での選択肢は
・裏向きのカード1枚を手札に戻す
・裏向きのカード1枚を表にする&手札から表向きで1枚追加
・栄光トークン(+1扱いのトークン)1個を表向きのカードの上に置く
・パスしてラウンドから抜け、場に並んだ補充カードセット1組を獲得。

全員がパスしたら、カードを表向きにして各色でマジョリティ勝負。
単独トップのプレイヤーは、その色の開拓地カードを手に入れて得点。
競り負けたプレイヤーは栄光トークンを獲得。

これを3ラウンド繰り返す。

ラウンド毎に獲得できる得点は上がっていくのだが、開拓地カードは色ごとに強力な特殊能力を持っているので、序盤ラウンドも大事。

表向きのカードセットでカード補充するので、ゲーム開始時の6枚以外は秘密情報は無いことになる。
それらの情報を踏まえて心理戦をしろってことかな。

少ないカード構成で、オリジナリティあるゲームを作り出す、このデザイナーらしいゲームに仕上がっている。

カラカス

Caracas

評価:5/10

様々な得点形式を考えながらのタイルパズル。
クワリのエッセン新作。

1手番目は、場の4枚のタイルから1枚を取って自分の保管エリアに配置する。
2手番目以降は、自分の保管エリアにあるタイルを自分のエリアに配置する。
自分のエリアは4列あって、どの列に配置するかによって、場から獲得するタイルも決定することになる。
一番左の列に配置した場合、場の一番左のタイルを獲得する。

タイルには地形の種類と動物がいくつか描かれていて、この種類がすごく多いのが、今作の特徴かな?
コモン動物が5種、レア動物が19種、地形の種類が4種。
これら、それぞれに得点形式が設定されている。
とはいえ、レア動物はそれぞれ1枚ずつしかないので、思ったほど把握は大変では無かった。

まぁ、無難に面白いが・・・特に驚きは無かった。

ファースト・イン・フライト

First in Flight

評価:6/10

ライト兄弟の時代、飛行機黎明期の試行錯誤テーマ。
惑星Xの探索」のデザイナー新作。

一応、デッキビルドだが、実態は「クアックサルバー」的な福引ビルド。

「グレンモア」式の手番&アクション選択システム。
デッキを強化したり、能力カードを獲得したりして、飛行テストに備える。

飛行テストアクションを実行すると、自分のデッキを全て集めてシャッフルしてから1枚ずつめくっていく坊主めくり!
デッキの中には欠陥カードがいくつか入っていて、これが4枚出てしまうと墜落。
その前に、「着陸宣言」して、追加で2枚引いても墜落しなければ成功。
めくったカードの数字合計が飛行距離として記録される。

ゲーム終了時に、自分の最高飛行距離が一番長いプレイヤーが勝ちとなる。

墜落はそれほどペナルティが大きく無い。むしろ欠陥カードをめくっておくと、それを修理する機会を得られる!
正に、「失敗は成功の母」!

テーマとシステムが合致具合が見事!
徐々に飛行距離が伸びていくのは純粋に楽しい。

ただ、ゲームが進むと、どうしても坊主めくりが長くなってしまい、どんどん他プレイヤーの試行に関心を失っていく寂しさはある・・・

ダート・アンド・グローリー

Dirt and Glory

評価:6/10

マッドマックス的な世界観のチキンレース。
チェコの新興パブリッシャーのエッセン新作。

めくるかめくらないかの単純なチキンレース。
カードは個人山札なのでデッキビルド要素も有り。

ラウンドごとに目標値が提示されるので、それを超えないギリギリを目指す。

あと、リザーブっていう概念があって、ここにカードを置くことでデッキ圧縮になったり、カード能力でめくったカードと交換したりできる。

同時期発売の「ラットジャック」が同じコンセプトだけど、プレイ感はだいぶ違うね。
個人的にはシンプルにバーストを楽しめる今作のほうが好み。

電力会社:アウトポスト

Power Grid: Outpost

評価:6/10

「電力会社」宇宙版。
フリーゼが「アウトポスト」に敬意を表して作ったゲームみたい。

元のリソースは石炭、石油、廃棄物、ウランの4種類だったけど、今作はワーカー1種類に集約されている。

ボード上の都市は従来の家を置くスペースに加えてシェルター駒と発電所駒を置くスペースが増えていて、ここに駒を置くことで、所持できる発電所やシェルターの数を増やせるようになっている。
このシェルター駒や発電所駒でも自分のネットワークを広げられるので、陣取りはすこーしだけ柔軟になっている。

あと、いくつかの特殊カードが追加されているんだけど、全体としてはシンプルになっている印象。

あと、盤面がランダムセットアップになっている。
これは良し悪しだね。

リソースが1種類になったことで、見通しは立ちやすくなっていて元版よりも難易度は低そう。
何となく味気なく感じるのは、元版の思い出があるからか・・・?

ルールブック冒頭に、フリーゼによる「アウトポスト」や「アイアンドラゴン」への熱いメッセージがあって読みごたえがあった。

ルート(エッセンシュピールオフィシャルゲーム)

Loot

評価:5/10

エッセン会場でいろんなブースを巡ってゲームを買い漁る。
今年のエッセンのオフィシャルゲームみたい。(有料だけど)

全員が同じダイスを使う「テイクイットイージー」式の同時プレイゲーム。

ゲーム開始時に共通ダイス3つを降って1列に並べる。

一番右のダイスを使う。
マイシート上の駒を直線でダイス目分進めて、そのマスをチェック!
一番右のダイスを振りなおし、他のダイスを右にスライドして、一番左に振りなおしたダイスを置く。

3手先まで使うダイスが見えているっていうのが特徴で、それを見越して移動していくことになる。

オフィシャルゲームにしては、オリジナリティのあるゲームになっていて、流石エッセンシュピール!

メンフィス

Men-Nefer

評価:6/10

古代エジプトの首都メンフィスが舞台の重量級ゲーム。
サビカ」と同じシリーズの第2弾。デザイナーも同じ。

基本システムはワーカープレイスメントなのだが、少し変わっている。
マイボード上にワーカーが3体あり、それぞれにアクションタイルが1枚ずつ紐づいている。
まず、マイボード上のワーカーをメインボード上に配置する、この時起動するのはそのワーカーと紐づいたアクションタイルのアクション。
ワーカーをメインボードに配置していると、配置済みのワーカーがスライドさせることも出来るようになり、そうしてようやく、メインボード上のアクションを実行できる。
あと、マイボード上の空になったスロットにアクションタイルを補充するのにも手番を使う。これによって、次ラウンドのアクションを決定することになる。
非常に綺麗なシステムで、程よい制限と自由度を両立させている!

アクションは「ミイラの埋葬」「供物の奉納」「ピラミッドの建設」「船トラックの移動」「スフィンクスの建設」の5種類。
色んな得点形式があって、ラウンド毎に獲得。

「サビカ」同様、完成度が高く面白い!
ルール量は多めだが、構造がまとまっているので頭から抜けにくい。
わかりやすさで言えば今作だが、深みって意味では「サビカ」の方が上かも。