Skip to content →

タグ: 7

タージマハル

評価:7/10

カードプレイによる競り。

というか、意地の張り合いとカードによる交渉か。

カードには複数のマークが描かれていて、いずれかのマークが単独最多の際にパスアウトすると、そのマークの恩恵は得ることができる。

このシステムが非常に秀逸。

競りゲームでありながら、先に抜けることで恩恵を得ることができるのだ。

新鮮!

こんな競りで、マップ上のコネクションと産物のコレクションを行うことになる。

クニツィアの名作と言われているのに今まで未プレイだったのだが、これは面白い。

なぜか、難しいゲームの印象があって、二の足を踏んでたのよね・・・

いや、確かに難しいゲームではあるけど、ルール量は少ない。

何度かプレイしたら更に評価があがりそうだ。

ハンブルグム

評価:7/10

シンプルよりなロンデル。

商品を生産して、

商品を輸出してお金を得て、

お金で資源を買って、

資源で教会や建物を建てる。

他のロンデルに比べて、アクションのサイクルがわかりやすく見通しが良い。

アクションは複数回実行できるものがほとんどなので、

1手番で一気に盤面が変わることもある。

かなりのスピード感。

「ロンデルって難しそう」と恐れている人は、これを最初にプレイしてみたら良いんじゃないかな。

初プレイでも、90~120分で終わる。

運要素なしって意味ではガチゲーだけどね・・・

クリスマスの12日

評価:7/10

チーパスのフリーカードゲーム。

「ハゲタカの餌食」+「ステステマーケティング」

カード構成は1が1枚、2が2枚・・・12が12枚って構成。

でそこに0が2枚。

これらのカードで1~12の得点カードを小さい得点から「ハゲタカの餌食」で取り合う。

「ハゲタカ」と違って、小さい数字のプレイヤーが得点カードを取る。

手札12枚で12ラウンドなので、手札使い切りなのかなと思ったが、そこまで「ハゲタカ」まんまじゃない。

ラウンド毎に1枚ずつ手札を補充する。

なので、12ラウンド終わった時点で11枚のカードが手札として残る。

この手札で「ステステマーケティング」のようなマジョリティ争い。

1を一番多くもっているプレイヤーが1点。2を1番多く持っているプレイヤーが2点。・・・12を一番多く持っているプレイヤーが12点。って具合。

2つのルールを単純にくっつけただけなのだが、面白いシナジーを生み出している。

小さい数字は、後々の「ハゲタカ戦」の為に取っておきたいが、これが最後の「マジョリティ用」のカードを圧迫する。

ラウンド毎に1枚ずつ左隣にカードを渡すってルールも効いている。

ただ、山札が途中で切れるので捨て札のリシャッフルが入るのと、0カード2枚を一人のプレイヤーが一人占めすると強すぎる。みたいな荒さがある。

13を13枚追加したら解決しそうだけど、クリスマステーマで13はマズそう・・・

http://www.cheapass.com/freegames/12days

ここにカードイラストやルールが公開されてるよ。

チャイナ

評価:7/10

「王と枢機卿」のリメイク。

「王と枢機卿」が気に入ったので、「チャイナ」も久々にプレイ。

マップ構成が違うだけかと思っていたが、細々と色々違った。

場札が2枚じゃなくて4枚。

中間決算がなくなっている。

砦コマバリアント。

中間決算がなくなっているので、修道院得点が弱くなっている。

その分、修道院の得点を倍にする砦コマが補っている。

場札が4枚なっているのは、若干テンポを欠くのと、比較的好きなカードを引けるので駒をどんどん置いてしまえる足枷の無さはちょっと物足りない。

でも、やはり問題はマップ構成か・・・

紫でしか置けない中央の大きなフランス、他エリアと道の繋がりがないイングランド。

そういうエリア毎の特徴が「チャイナ」では薄い。

その分、視認性は良いのだが、どうも味気ない。

これが荒さの良さか・・・

バサリ カードゲーム

評価:7/10

「バサリ」のカード版と言えば「宝石商」だが、それとは別にリリースされたのがこのゲーム。

「宝石商」で加わった特殊カード等の要素は無く、ボード版「バサリ」を忠実に再現している。

「宝石商」と同じく、各プレイヤーにそのラウンドで取ることができる得点や宝石が描かれたカードを1枚ずつ配る。

で、各プレイヤーは自分がやりたいアクションを選ぶ。

バッティングしたら、宝石の渡し合い交渉でアクション実行する人を決める。

このカード版独自のアクションとして、「カードをもう1枚手に入れる」ってのがある。

これは、カードを上書きするとかじゃなくて、カード上部に描かれたおじさんの人数を増やす意味で使う。

誰かの前のおじさんが15人を超えたらラウンドが終わり、15人以上のおじさんがいるプレイヤーには得点が入る。

ボード版「バサリ」のダイスアクションと同等のアクションと言える。

あと、「宝石商」同様、5人プレイにも対応している。

バッティングしない第4のアクションの追加ね。

実は「宝石商」で5人プレイしたことないので、どんなもんかようわかってないんだけど、対応人数が多いことは良いことだ。

手に入りにくかった「バサリ」が安めの価格で購入できる。

僕は9ユーロぐらいで手に入れたので、日本で出回る価格は2000円ぐらいかな。

「バサリ」の購入を考えてた人には良い商品じゃないかな。

大きさはニムトサイズの小箱だよ。

今回プレイしてみた感覚では、「バサリ」よりもターン数が短くなっている印象。

大体、5ターンぐらいで1ラウンドが終わっていたからね。

まぁ、短くても全然問題なかった。

アブルクセン

評価:7/10

クラマー&キースリングの新作カードゲーム。

なんとなくトランプの大富豪に近い感覚のラミー系?ゴーアウト系?ゲーム。

だが、手札補充がある。

そして、手札補充が変わっている。

手番では手札から同じ数字のカードを1枚以上プレイする。

で、自分の前に置く。

それまでにカードを出していた場合は、手番ごとに出したカードがわかるように分けて置いていく。

で、カードプレイは自分の手札消費と同時に他プレイヤーへの攻撃になっている。

各プレイヤーが出した直前のセットと同じ枚数でより大きい数字をプレイした場合、相手のカードセットを奪って手札にすることができる。

ゲーム終了時に手札はマイナスになるので、手札は増やしたくないのだが序盤中盤であれば、手札調整の為に奪うことには意味がある。

奪われた側は、奪われた枚数分手札補充を行う。

補充の仕方は場に並べられた6枚のカードから取っていくか、山札から1枚引くか。

チケライ方式なので、狙って手札調整ができる。

わざと、攻撃を受けることもままある。

誰かが手札を0枚にするか、場札が尽きたら終わり。

自分の前に出したカードが1枚プラス1点。

手札に残ったカードが1枚マイナス1点。

シンプルなルールでありながら、新鮮なプレイ感。

こういう新鮮味のあるゲームと出会うと、まだこんなひねり方があったかと驚かされる。

やるな!名コンビ!

ゲシュンク

評価:7/10

我慢といやがらせ。

取りたくない物を競るっていう変わった競り。

コインを1枚ずつ出していくジリジリ感が、苦しさを演出してるね。

大半はゲーム最初に抜いたカードで勝負が決まるのだが、手軽に苦しさと厭らしさを体感できるとても良いゲーム。

ルイス&クラーク探検隊

評価:7/10

アメリカ大陸を横断した探検隊をテーマにしたレースゲーム。

レースゲームと言っても、スピード感は皆無。

1ルートしかないので移動距離を表しているトラックとして捉えることもできる。

システムは、デッキ構築風カードマネジメントとリソースマネジメント。

あと、ちょろっとワーカープレイスメント。

最初はみんな同じカード構成で始まるのだが、徐々にカードを買い足したり捨てたりしながら、ベストなメンバーを揃えていく。

ルール量は多いし、カードもそれぞれに異なる効果。

ごちゃごちゃし過ぎだよ!ってなりそうだが、意外とスッキリ頭に入る。

各リソースの使用目的がハッキリ分類されているし、カード効果も全てアイコン化されているほどシンプル。

ただ、レースゲームでありながら他プレイヤーとの絡みは薄く、ソロプレイ感は強い。

自分だけで効率の良いプランニングをする感じ。

ここらへんは良くも悪くも今風だね。

苦しさが少なくポジティブなゲーム。

重量級ゲームだけど、何気にプレイヤーの間口は広いんじゃないかな。テーマも良いし。

パレード

評価:7/10

カードでパレードを作る。我慢比べ。

1列に並んでいるパレードの最後尾にカードをプレイして、パレード先頭付近のカードを受け取る。

受け取ったカードは基本失点なので、あまり受け取りたくはない。

だが、受け取るなら中途半端に色んな色を取るよりも、豪快に同じ色をたくさん取った方が失点は少ない。

1プレイ目では、勘所というか面白どころがわかりにくいので、2回は遊んでほしいゲームかな。

元は日本の同人だが、グランペールからメジャーデビューし、Z-manで2度のリメイク、更に今年のニュルンベルクでシュミットでリメイク!

どんどんメジャーメーカーになってる気がする。

あまり、目立たないが、かなり成功した同人ゲーム。

次はアミーゴあたりでリメイクして頂戴!!

アイスレイク

評価:7/10

薄氷の上でアイススケート。

各プレイヤーが好き勝手にスケートしているのだが、進んだ後には氷の亀裂・・・

亀裂で囲まれたエリアにいるプレイヤーはドボン。

最後まで生き残れ!っていうサバイバルゲーム。

なんとなく「俺の魚だぜ」を思い起させるルールだが、このゲームの特徴はアクションの同時プロット。

しかも、1回のプロットで何マスでも進める。

進もうと思えば10マスでも20マスでも進めるのだ。(もちろん危険は増すが・・・)

これを聞いた時は、思い切ったルールだなぁと思ったが破城していない。

序盤は、どれぐらい踏み込むかの読み合いになるのだが、残ったエリアが少なくなった終盤はアブストラクト的な思考も必要とされる。

地味な見た目なので敬遠されがちだが、豪快さと繊細さ、どちらも必要とされる良いゲーム。

プレイ時間も短いし。好きだなぁ。