様々な島々を探索する紙ペンゲーム。
「トライブ・オブ・ウィンド」「ワイルドスペース」のデザイナー。
2枚のカードから1枚を選んで、そこに示されたマスをチェックしていく。
自分で次のシートに行くタイミングを決めるのが特徴。
船のマスから初めて、もう一方の船にチェックが出来れば次のシートに移れる。
すべての得点を取ってから次に行きたいが、粘っていると、どんどん選択肢は絞られていくっていうジレンマ。
カードドラフトの意味は感じられなかったが、2人プレイで効果を発揮する感じかな?
ボードゲームメモ
様々な島々を探索する紙ペンゲーム。
「トライブ・オブ・ウィンド」「ワイルドスペース」のデザイナー。
2枚のカードから1枚を選んで、そこに示されたマスをチェックしていく。
自分で次のシートに行くタイミングを決めるのが特徴。
船のマスから初めて、もう一方の船にチェックが出来れば次のシートに移れる。
すべての得点を取ってから次に行きたいが、粘っていると、どんどん選択肢は絞られていくっていうジレンマ。
カードドラフトの意味は感じられなかったが、2人プレイで効果を発揮する感じかな?
石炭3部作「ルール炭鉱輸送」「コール&コロニー」「ハスペルクニヒト」のデザイナーの2021年作品。
今作も炭鉱だ!
3種類のワーカーを使うワーカープレイスメント。
「コイン」>「カラーキューブ」>「白キューブ」の強さになっていて、強いワーカーは下位互換。
「炭鉱→地上」「地上→工場」「工場→出荷倉庫」っていう流れで石炭を輸送するのが、アクションの大半を占める。
他に、道路、線路、水路のステータストラックを進めるアクションもあり、これらのトラックを進めることで永続ボーナスやアクション強化を行う。
出来ることはかなり限られていて、かなり渋いプレイ感。
個人的にはこの絞られた選択肢の中で優先順位を決める昔ながらのワーカープレイスメントって感じで痺れる!
このデザイナーのゲームはどれも地味!
石炭3部作までは地味さが面白さを上回っていない印象だったが、今作は面白さが上回っている!
とはいえ、チャラけた感じは無くて、硬派さは保ったまま面白い!
そして、2023年の「ビアー・パイオニア」では完全に開花した感じ。
今後にも注目したいデザイナーだ。
ルールライティングの質は悪い!
遊ぶ前にBGGのフォーラム確認をした方が良いだろう。
(特にトラックボーナスのヘッドフレームとアクションのヘッドフレームは同じアイコンなのに違う意味っていうのはかなり混乱を生んでいると思う・・・)
「ニュークレウム」のミニ拡張。
各プレイヤーに実験と対応するパトロンカード1枚が配られる。
好きなタイミングでゲーム中に1回だけ発動できるボーナス。
・3VP支払って、契約達成ボーナスを2倍貰う。(VPとテクノロジーボーナスは除く)
・3VP支払って、ネットワーク無視して建設できる。
・2VP支払ってウラン1個獲得 or 4VP支払ってウラン2個獲得。
・1VP支払って石炭タイル2枚を1金にリセット。
・VPを支払って、支払ったVP-1金を得る。
・2VPを支払ってワーカー1つ獲得 or 4VP支払ってワーカー2つ獲得。
大きな影響は無いけど、「ちょっと足りない・・・」ってことが多発するゲームなので、いざって時に助かるボーナス。
まぁ、相当なファンじゃない限り不要だろう。
あと、ソロプレイのバリエーションを生むルールも付いているが、ソロプレイは遊ばないので未見。むしろこっちがメインの可能性も・・・
上下ひっくり返すことでカード強化する「大富豪」。
「イノベーション」「レッド7」のチャデク作。
BGAでプレイ。
カードは上下で白と青の違う数字が書かれている。
最初は白側を上にして持つ。
ハードパス、ボム有りの「大富豪」。
1人以外がパスすると、勝ち残ったプレイヤー以外は今回出したカードを手札に戻のだが、その時カードの上下を入れ替える。
白側よりも青側の方が強くなっている。
1枚で「7」3つ分だったり、任意の手札1枚を捨てられる効果、ワイルドランク等々・・・
序盤は如何に青側にひっくり返すかが肝となってくる。
青側を上手く使うとボムがバンバン飛び出る派手なゲーム展開に。
今回はビギナールールだったが、通常ルールだと更にエレメンタルカードっていう強カードも追加されてさらにハチャメチャに!
大富豪系の中ではハチャメチャな部類と思われるが、チャデク好きには物足りないかもしれない。
2枚でやる多人数「バトルライン」。
クニツィアのニュルンベルク新作。
「ブラックシープ」もしくは「まねきねこれくしょん」と似ている。
3つのタイル上に、プレイヤー人数より1枚少ない得点チップが置かれる。
各タイルに各自2枚ずつカードをプレイして、強いカードを出したプレイヤー順に得点チップを獲得していく。
手札5枚で1枚プレイ1枚ドロー。
カードには数字と色が書かれている。
役がいくつかあって、
「同じ数字&同じ色」だと2枚の数字を組み合わせた強さ(青3と青3の場合は33)。
「同じ数字 or 同じ色」だと2枚の数字を足した強さ。
「×2カードと、同じ色の数字」だと数字カードの2倍の強さ。
「その他」は大きい方の数字の強さ。
シンプルながらカウンティングやブラフもあって面白い。(カードドローが表向きのカードからも引けるので、それを含めた心理戦がある)
手札運は高そうだけど、短いゲームだから許せる。
デッキビルドで文明発展。
パオロ・モリ。
ベースシステムは「ドミニオン」。
盤面の陣取りで戦争と入植、テクノロジーカードと呼ばれる永続能力の獲得で科学、デッキビルドで文化を表現している。
複雑そうな内容だけど、パオロ・モリが必要最小限に絞り込んでくれている。
カードサプライの強力なカードの一枚目は高コストだが得点付きになっていて戦争派が取りにくくなっていたり、戦争の処理も防御側が若干有利になっていたり、殴り合い一辺倒にならない工夫もある。
収束性も保たれていて、「ドミニオン」フォロワーの中でも上位に食い込みそうな出来。
オープンドラフトで都市開発。
「ビブリオス」のスティーブ・フィンと「クマ牧場」「イムホテップ」のフィル・ウォーカーハーディング共作。
土地タイル、ビル駒グループ、目標カード、上書きタイルの4種類が、それぞれ4つずつ配置される。
手番順でこれらを1つをピックしていくだけ。
ただし、同じプレイヤーが同じ種類のものを2つ以上ピック出来ない。
これを8ラウンド繰り返すのだが、悩みどころが明確でテンポが良い!
得点は、毎ラウンドピックする個人目標、早取りの共通目標、上書きタイルのセットコレクション。多すぎも少なすぎもしない、ちょうど良い分量。
全てがこなれていて、とにかく遊びやすいフィル・ウォーカーハーディングっぽい作り!
「クマ牧場」と同じく、1つ持っておくと便利なボードゲーム!
星座を作る紙ペンゲーム。
「ダイブ」「アウチ」のデザイナー。
BGAでプレイ。
共通の山からめくられたカードに示されたラインを全員がマイシート上に書くってのを繰り返すだけ!
色んな得点条件があるので、それ狙っていくのだが2つ特徴がある。
1つ目は、ラウンドが進むとかけるスペースが制限されていく。
日が昇るのを表現しているらしいが、ありそうでなかった制限の付け方で面白い!
2つ目は、各星座のライン数が重要になっていて、同じライン数の星座は1回分の得点にしかならないっていうルール。
これによって、下手にラインを追加すると逆に点数が低くなることもあって悩ましい!
かなり地味なゲームだけど、カードのめくりにみんなでワーワー言うっていう紙ペンゲーム古来の楽しさがあるゲーム。
「クーハンデル」40周年版。
ニュルンベルク新作。
動物が名画を模したアートになっている。クオリティが高くて可愛らしい。
あと、オークションハンマーが付いていて競りの雰囲気アップ!
基本ルールに変更は無いのだが、色々とバリアントルールが付いている。
「クーハンデル」はカードゲームなのに1時間を超えるプレイ時間になるので、中々遊びづらい印象があるのだが、それを改善するバリエーションばかり。
今回は「取引を実行した後も競売が実行する」「各動物カードを4枚ずつから2枚ずつに減らして、2枚で得点化とする」「競売時、入札額を1回ずつしか宣言できない」の3つを導入して遊んでみた。
このバリエーションがかなり良い!
各動物カードが2枚だけにすると序盤から緊張感があるし、競売が常に実行されることでテンポも良い。2枚ルールで遊ぶと「なんで今まで4枚だったの?」と思うぐらいスッキリしている!
入札1回だけは、そこまで影響ない気がするけど、相場観のすり合わせがしにくくなって良いかも。
他のバリエーションは「セットアップで各自、動物カードをランダムで獲得する」「競売は1枚では無く2枚めくって行う」
これらも、そのうち試してみたい!
去年発売された「クーハンデル・フェスティバル」も、短時間化を狙ったバリエーションだったけど、ちょっと複雑化しているのが気にはなっていた。
今作のバリエアントの方が好印象!
スポットライトギミックで「ウォーリーを探せ」。
各自、真っ黒のボードを1枚ずつ受け取る。
スポットライト棒を差し込むと、その部分だけ絵が見えるギミックになっている。
カードに示された人物やオブジェクトが「何個あるか」を一斉に探す。
砂時計が落ち切ったら、全員が正解と思う数字を同時出し。
正解の数字未満を言った場合は、自分が言った数字分の得点。
正解の数字ちょうどを言えた場合は、更にボーナス点が付く。
正解の数字より多く言った場合は無得点。
すごくシンプルなゲームだけど、「早取り」ではなく「もっとあるかもしれない」と思わせるっていう素晴らしい工夫。
得意不得意な人が混じっても全員楽しめるし、ダレることが無い!
あと、なんといってもスポットライトのギミックが素晴らしい!
今回部屋の光量が高かったのもあって、スポットライト外も少し見えてしまっていたが、薄暗い部屋でやればもっと楽しくなりそう。