Skip to content →

タグ:

ルーズウェル

Lose Well

評価:5/10

NPCである王子に上手く負けることを目指す。
ゲームマーケット新作。

1〜10のカード。

王子のカードは2枚で、そのうち1枚は公開。
プレイヤーの手札は1枚。
残りのカードは場に裏向きで並べて、2枚を表にする。

目的は王子のカード合計と自分の手札合計を同じにすること。
王子を超えてしまうのが一番ダメ。
同値にできない場合は下回って一番近くすると良い。

手番では
「場から1枚取る」
「手札から1枚表向きで場に出し、場から他の1枚を取る」
「パス」
のいずれか行う。

全員がパスするまでやってショーダウン。

シンプルながら、考えどころのあるゲーム。
王子が極端な数にならないようになっていて確率の濃淡を作っていたり、パスせず残るリスクがあったり、しっかりゲームデザインされている。

ルミニス

Luminis

評価:5/10

宝石の煌き」風のコスト払いで大聖堂建築。

手番では「手札1枚を自分の前に出す」か「場からカードを1枚引く」のいずれかを行う。

カードは自分の前に置いていき、階層1から建てて、徐々に階層を高くしていき、一番最初に4階層目を建てたプレイヤーの勝ち。

カードは配置できる階層が定められていて、上階層カードほどコストが高くなっている。

建築コストは「手札のカードを捨てる」「建設済みのカードのアイコン」「建設場所の隣接するカードに示されたボーナスアイコン」を合算して払う。

カードの配置順を考えて最適な建築ルートを探すゲーム。
「宝石の煌き」が好きな人はハマるんじゃないだろうか。

ルール石炭輸送

Ruhrschifffahrt 1769-1890

評価:5/10

18~19世紀、ルール川での石炭輸送がテーマ。
石炭三部作の第1弾。(他は「コール&コロニー」と「ハスペルクニヒト」)

第2弾と第3弾を先に遊んでいて、遊んだつもりになっていたが未プレイだった第1弾の今作をようやくプレイできた。

船を使って石炭を輸送してお金を稼ぐのだが、船は上流から下流に流れることしかできない。
ある程度下流まで下ってしまうと、馬でけん引して上流まで戻す必要がある。

さらに障害がある場所を通過すると石炭が劣化し価値が下がってしまう。
水門を建てて劣化なしで輸送できるようにしていく。

特徴はスキル解放のシステム。
石炭を輸送するごとに、輸送先のタイプに応じた場所にキューブを置ける。
各スキルには解放するのに必要なキューブの位置が示されているので、それを目指して石炭を輸送することになる。

わかってしまえばそこまで複雑なシステムではないのだが、ルールライティングが悪いらしくインストが大変そうだった。

歴史的な流れの再現性は見事で、初回プレイでは感心する部分もあるのだが・・・
プレイ幅は狭そうで、リプレイ欲は沸かない。

ルック・アット・ザ・スターズ

Look at the Stars

評価:6/10

星座を作る紙ペンゲーム。
ダイブ」「アウチ」のデザイナー。
BGAでプレイ。

共通の山からめくられたカードに示されたラインを全員がマイシート上に書くってのを繰り返すだけ!

色んな得点条件があるので、それ狙っていくのだが2つ特徴がある。

1つ目は、ラウンドが進むとかけるスペースが制限されていく。
日が昇るのを表現しているらしいが、ありそうでなかった制限の付け方で面白い!

2つ目は、各星座のライン数が重要になっていて、同じライン数の星座は1回分の得点にしかならないっていうルール。
これによって、下手にラインを追加すると逆に点数が低くなることもあって悩ましい!

かなり地味なゲームだけど、カードのめくりにみんなでワーワー言うっていう紙ペンゲーム古来の楽しさがあるゲーム。

ルアー

Lure

評価:5/10

ダイ公望」の商用版。
BGAでプレイ。

ベースルールは同じだが、ルアートークンが追加されている。

ダイスを握る時に同時に握り、架空のダイスが追加されたり、ダイス目を変更することが可能となる。

この追加要素は蛇足に感じられた。
シンプルなダイスロールのドキドキを台無しにしている気がする。

ル・ロワ・デ・リボー

Le Roy des Ribauds

評価:5/10

マタゴーの少ない枚数のカードゲームシリーズ「ミクロゲーム」の一作。
2人用。

4種類×4枚の計16枚しか使わない。
カードの種類は「王」「女王」「騎士」「暗殺者」。

手札3枚、共通場には4枚の伏せカード。

手番では
・場のカード1枚を表にしてその効果を使う
・場のカード1枚を取り、空いた場所に手札1枚を裏向きに置く。
・場のカード1枚を取り、空いた場所に手札1枚を表向きに置き、その効果を使う。
のいずれかを行う。

勝利条件は3種類あって
・手番開始時に、手札に「女王」3枚が揃っている。
・場に表向きの「王」が3枚揃った。
・場の表向きの「暗殺者」2枚の間に表向きのカードがある。
これらのいずれかを達成すると即勝利。

王の効果は「山札2枚を引いて、2枚を捨てる。もしくは場のカード1枚を表にする。(効果は発動しない)」
女王の効果は「相手の手札2枚を見て、女王があれば捨て札にする」
暗殺者は「場のカード2枚を見る」
騎士は「場のカード2枚の位置を入れ替えた上に、1枚をひっくり返す。(効果は発動しない)」

日本の同人ゲームで見るミニマルゲームっぽいプレイ感。
そこまで深みは無さそうだが、サクッと遊ぶのには良いかもしれない。

ルート(エッセンシュピールオフィシャルゲーム)

Loot

評価:5/10

エッセン会場でいろんなブースを巡ってゲームを買い漁る。
今年のエッセンのオフィシャルゲームみたい。(有料だけど)

全員が同じダイスを使う「テイクイットイージー」式の同時プレイゲーム。

ゲーム開始時に共通ダイス3つを降って1列に並べる。

一番右のダイスを使う。
マイシート上の駒を直線でダイス目分進めて、そのマスをチェック!
一番右のダイスを振りなおし、他のダイスを右にスライドして、一番左に振りなおしたダイスを置く。

3手先まで使うダイスが見えているっていうのが特徴で、それを見越して移動していくことになる。

オフィシャルゲームにしては、オリジナリティのあるゲームになっていて、流石エッセンシュピール!

ルート(Looot)

Looot

評価:5/10

メインボードで陣取り。
マイボードでパズル。
アビス」デザイナーと「ルーニークエスト」デザイナーの共作。
BGAでプレイ。

配置制限がほとんど無いのでパズルは結構簡単。
どちらかというとメインボードの陣取りと、他プレイヤーとの戦略被りを避けることが大事になりそう。
思ったよりもインタラクションは強い。

そんな妙なバランスのゲームだけど、まとまりは良くて遊びやすい。

徐々に選択肢が増えていく&取れる建物の数が減ってくるので、尻すぼみ感はちょっとあるかな・・・

ルナー

Lunar

評価:6/10

スートカードとランクカードを1枚ずつ出すペア戦トリックテイキング。
「ヴォーパルス」の上杉さんの新作。

スートカードとランクカードが別々にあり、スートカードは4スート6枚ずつ、ランクカードは1~8が3枚ずつ。
各プレイヤーに、スートカードとランクカードを6枚ずつ配る。

対面のプレイヤーがペアとなる。

時計回り順でカードを1枚ずつ出していくのだが、ペア内で1人はランク1人はスートを出すようにしなければならない。
そうやって、マストフォロー切り札有りでトリックを取り合う。

最終的にペアが取ったトリック数を合算して、
0~3トリック:10点
4~5トリック:0点
6トリック:5点
7~8トリック:10点
9トリック以上:0点
となる。

得点分布をみればわかるように基本的に勝たない方が良い!
が、カードの中に7枚の☆付きカードがあり、これを取ると+1点となるので、そこでは勝ちたい!

いつもと脳の使い方を変えないとダメなのか、全然スートのボイド具合が記憶できない!
1回遊んだだけだと、記憶にもモヤがかかっている感じで上手く評価できないのだが、とにかく新鮮なプレイ感であることは間違いない!
変わったトリックテイキングを求めている人には、是非遊んでもらいたい。

ループ時間旅行株式会社

Loop Inc.

評価:5/10

同じ1日を繰り返すタイムトラベルテーマ。
「タイニーエピック」シリーズのデザイナー。

プレイヤーは、タイムマシンを使った時間旅行を提供する「ループ」の職員。
タイムマシン(と自分自身)を1日前に送り返すことで、効率よく事業を回そうとするのだが・・・
という設定。

1日目は、シンプルで、場に並ぶカードから好きな1枚を取って自分の前に置いて実行。
それを3回繰り返す。
そうすると、自分の前にカードが3枚並んでいることになるので、これを並び順を変えずに手札とする。
2日目以降は、「場からカードを取って実行」か「手札の一番左からカードを出して実行」のいずれかを行う。
2日目も場から3枚取らないとダメなので、2日が終わった時点で自分の前に6枚並んでいることになり、これを手札にして3日目に進む。

カードの取り回しだけでタイムトラベルを表しているのは見事!
ただ、他が少し単純すぎるというか・・・確認&作業っぽいプレイ感になっているのが残念。
もっと高みを目指せそうなカードシステムに感じるんだけどな。