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トーネードスプラッシュ2

Tornado Splash 2

評価:5/10

ボートレースがテーマの同人ゲーム。

ボートレースというと「パワーボート」を思い出すが、今作はカードプレイでボートの曲がりにくさを表現している。

自駒の前に手札からカードを配置して、そのカードに沿って自駒を動かす。
毎手番移動できる歩数は3歩固定。
なので、マス間の距離が広い方がスピードが速いことになる。
が、そういうカードは次のカードの配置で少ししか曲げられない!

アナログゲームならではの方法で面白さを生み出していて見事!
でも、序盤に出遅れると逆転不可能な感じはある・・・
そこらへんも実際のボートレースを再現してるってことかな?

トレパネーション

Trepanation

評価:4/10

昔のインチキ医療パフォーマンスがテーマ。

思った以上にオーソドックスなワーカープレイスメント。

折角、時間ごとに行動をプロットする計画性を求めるようなゲームデザインであるにもかかわらず、他プレイヤーから資源を奪ったり、目標カードを流すアクションがあったり・・・計画を台無しにしてくる・・・
この調整はちょっとイジワル過ぎる気がするが・・・そこら辺のワーキャーを楽しめってことだろうか。

一風変わったテーマを楽しむのが主題のゲームかもね。

トラムウェイズ

Tramways

評価:6/10

デッキビルド&ピック&デリバー。
クリニック」のデザイナー。

線路を敷いて、乗客を運んでお金や幸福度(勝利点)を稼ぐ。
5種類のアクションからいずれかを実行するのだが、どのアクションを実行するにしても手札からカードを使う必要がある。
対応するアクションアイコンが必要なのはもちろんなのだが、対象となるマスや建物のアイコンも合わせてプレイしなければならないのが特徴。
デッキビルドによって、得意な建物や地域が決まっていくようになっている。

そのデッキビルドや線路によるネットワーク構築も、もちろん面白いのだが、一番衝撃を受けたのは手番順の競りシステム。
詳細は割愛するが、競り負けても全額支払う必要があるうえに、思い切った入札をしたときに上回られると悲惨な状況になる・・・
時代的には、とにかく脱落が無いようにセーフティーを付ける流れなのに、その真逆を行く厳しい競りシステム。

変わったシステムなので万人受けはしないだろうが、随所に独自性があって面白かった。

ドクターラット

Doctor Rat

評価:5/10

ドクターラットとなって、ネズミ達の食事管理をする。
チャレンジャーズ!」のデザイナー。

1人がドクターラット役、他のプレイヤーはそれぞれネズミグループを担当する。

各ネズミグループには、「チーズを食べないとイケナイ」や「『液体』と『チーズ』を交互に食べないとイケナイ」や「量が直前と±1でないとイケナイ」というルールが設定されている。
これを知っているのはドクターラットのみ。

ドクターラットはどうにか、そのルールを伝えたいのだが、手札からネズミグループ分の食事を提示することしかできない。
そこから、どれを食べるかは各グループが判断する。

食事の後に、ドクターラットは「いい食事」か「悪い食事」かを教えてあげる。
いずれかのネズミグループが3回「悪い食事」を食べてしまうと負け。
8回目の食事で全員が「いい食事」を食べられると勝ち。

ドクターラット側の手札補充が凝っていて、あんまり良い食事ばかり提示していると手札に悪いカードばかり残っていき、どんどん追い込まれてしまう・・・
「良い提示で無いのはわかってるんだけど・・・温存しないとダメだし・・・」っていうジレンマがあって、ドクターラット側もなかなか楽しめる。

「マスターマインド」系の推理ゲームなのだが、ルールのバリエーションが膨大で中々絞り込めない。

ルールの難度がマチマチで、どのルールが割り当てられるかで難度がだいぶ変わりそう。
システム側で難易度設定してくれたら、親切だったかもとは感じた。

トーレスファミリー

Torres Family

評価:5/10

簡易版「トーレス」。
エッセン新作。

見た目は似ているが、「トーレス」とは全く別のゲーム。
ルールが2種類入っている。

1つ目は「新しい王は誰?」。
木目ダイス2個と赤ダイス1個を振る。
木目ダイスは手番プレイヤーに適用、赤ダイスは他のプレイヤー全員に適用。
マイボードには5色のマスがあり、ダイス目のマスにレンガ駒(お膳)を重ねて置いていく。
その後、手番プレイヤーはマイボードから1色を選んで、そこにあるレンガ駒をメインボードの1マスに配置する。
この時、隣接マスよりも、高い塔にしなければならない。
そして、その上に自分の騎士を置いてマーキングする。
今置いたマスと、その直接隣接マスにあるレンガ駒1つにつき1点を獲得する。
これを繰り返していき、全てのレンガ駒が無くなり、全員が何もできなくなったらゲーム終了。
各グループを見て、5マス以上の大きさになっているグループから、そのグループに騎士を置いているプレイヤー全員がボーナスをもらえる。
あと、グループ内で一番高い塔に騎士を置いているプレイヤーはグループのレンガ駒の総数分の得点が貰える。
プレイ中にグループ同士を接続できないっていうルールが肝。
マスの埋め方によっては、そこそこの高さでマジョリティを取れることも出来る!

2つ目は「使者を感動させよ!」
基本ルールは同じだが、メインボードのマスに色が付き、マイボード上の同じ色からしか置けなくなっている。
グループの概念は無くなり、得点は配置時得点だけ。
5色の土地に対応する使者駒が追加され、使者が居るマスにレンガ駒を置けると、得点が倍!
その後、使者を別のマスに移動する。

1つ目のルールの方が面白かった!
配置時得点を狙いに行くか、最終得点を狙いに行くか・・・
シンプルながら、しっかり悩みどころがある!

東洋の機関士

Jigūan: The Eastern Mechanist

評価:5/10

アジアンスチームパンク。
台湾のゲーム。

3×3のマイボード上で、縦横斜め1列にタイルを埋めてゾイド的な動物マシンを完成させていく。

手番処理は2種類、リソースも2種類、とシンプルな構造。
が、各要素の繋がりに軸が無く、それが浮ついたプレイ感につながっている。

ごちゃつきユーロの悪い部分を残してコンパクト化されている感じ。

トレリス

Trellis

評価:4/10

カルカソンヌ」を道だけにしたようなゲーム。
BGAでプレイ。

自分の道を伸ばすのは大事なのだが、他プレイヤーの道を伸ばすことでコマの配置数が増える。
このボーナスが非常に大きいので、基本的に誰かの道も伸ばしてあげる仲良し状態になるのだが…
誰を伸ばしてあげるかっていうポジティブなマルチ状態に陥る。
まぁ、手札次第で自由に相手を選べるわけじゃないんだけど。

「カルカソンヌ」同様、少人数で遊ぶほうが良さそう。

ドッグファイト

Dogfight

評価:4/10

複葉機同士のドックファイト。2人用。
大勝負」カルロ・ロッシの新作。

15枚のタイルから6枚を手札にする。
そこから1枚を同時だし。
タイルに示された数字分だけ自駒を進める。
駒は常に時計回りに移動して、相手の後ろにつけた方が射撃してダメージを与える。

5枚使ったら5枚補充して、仕切り直し。

相手を撃墜できた方の勝ち。

同シリーズのコンセプトを守ってライトな作りにしたんだろうが…あまりに心理戦過ぎる!
機体ごとにタイル構成が違うので、そのあたりを把握して心理戦してくださいってことだろうが・・・

いろんなシナリオも付いているので、そこに期待したいが・・・期待できない・・・

トールテイルズ

Tall Tales

評価:6/10

次ラウンドの手札を獲得していくトリックテイキング。
作り話がどんどん誇張されていくっていう変わったテーマ。
新人デザイナー。

1~19,4スート。

マストフォロー切り札無し。
最初は1~9までしか使わない。
10以上のカードは10が一番上、19が一番下になるようにスートごとに山にしておき、これを誇張マーケットと呼ぶ。
それとは別にメモリーマーケットにプレイヤー人数分のランダムなカードを表向きに並べる。

トリック毎に、強いカードを出したプレイヤー順にメモリーマーケットからカードを1枚ずつピックしていく。
このカードは個人捨て札に入り、次ラウンドの手札となる。
そして、最弱のカードを出したプレイヤーは、メモリーマーケットでは無く誇張マーケットからピック出来る!
メモリーマーケットに残った1枚はゲームから除外され、今回トリックに出たカードがメモリーマーケットに移動する。

手札が無くなると、ラウンド終了で、個人捨て札にあるカードを拾って手札として次のラウンドが始まる。

4ラウンドするのだが、2ラウンドと4ラウンドのみ得点計算を行う。
ラウンド終了時、捨て札にあるカード(次ラウンドの手札)のランクを合計して、その半分が得点となる。(4ラウンドでは半分にせず満額もらえる)

綺麗なルール。

1ラウンドは小さいランクを獲得して、それを使って2ラウンドは誇張マーケットから大きいランクを獲得・・・っていうのがセオリーだろうが、全員がそれを狙うとうまくいかなくなる。
逆に1ラウンドで大きめのランクを獲得して、連勝して、自分が出したカードを回収していく手もある。

なんとも不思議なプレイ感。
自分の獲得札を記憶するのに夢中で、他プレイヤーの状況を全く記憶できなかったが、何を記憶すれば良いかがわかってからが本当の勝負かもしれない。
変わっているし、何かコツもありそうな気もしているので、トリックテイキング好きは是非プレイしてもらいたい。

ドラゴンの番人

Drachenhüter

評価:6/10

魔術師となってドラゴンを飼いならす。
アンドールの伝説」のミヒャエル メンツェル。エッセン新作。

同じ色のドラゴンカードを集めて出すことで得点!
という、シンプルなゲームなのだが、ちょっとした工夫が上手く機能している。

本を模した2つの山札があり、それらの山札の一番上のカード裏が得点化できるカードの色と枚数を規定するようになっている。
カードをドローするごとに、それらが切り替わっていく。
手番では3枚までカードを引けるのだが、得点条件が上手く整っていればあえて2枚でドローを止めるってことも大事になってくる。

また、手札から山の上にカードを戻すことも出来て、これによっても得点条件を調整できる。

あと、得点の傾斜の付け方が上手い!
得点タイルは得点別に分けて並べて置き、基本的に低い得点タイルから獲得していく。
最初は1タイル1点しかもらえないのに、最終的には1タイル16点ぐらいもらえるようになる!
これによって、加速感が演出で来ていて、それでいて「序盤意味ないじゃん!」と言わせないボーナス効果もキチンとある。

あと、自ら使える色を制限することでもらえるボーナスもある。

テーマから、なんとなく無難ゲームを想像して期待せずに遊び始めたのだが、意外や意外、随所に工夫が光る佳作ゲームだった。
メンツェルが描くドラゴンも独特な可愛さがあって良い!