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トランスシベリアン・レイルロード

Trans-Siberian Railroad

評価:5/10

シベリア鉄道が舞台の1時間級鉄道ゲーム。
アイリッシュゲージ」「イベリアンゲージ」のデザイナー。
Tabletop Simulatorでプレイ。

手番でやることはシンプルで「株を買う」or「線路を敷く」or「パス」のいずれか。
線路を敷くことで配当額や株価が上昇する。
「株を2つ買う」「線路を2つ敷く」「外国に接続する」等の派手なアクションをしたり「パス」することでタイミングトラックが進み、これが5まで進むと配当。

特徴が鉄道の国有化。
いずれかの会社の株価が規定値を超えると、鉄道の国有化が開始される。
株価が国鉄コマ未満の会社は国有化されてしまい、株券は紙切れになってしまう・・・(最後のお情け配当はあるが・・・)
国鉄の力が加速度的に増えていくので、最終的にほぼすべての会社が国有化されてしまう。

このデザイナーの他のゲームと同様、ルールはシンプルだけどプレイングの難しい玄人向けゲーム。
ゲーム終了後に感想戦は盛り上がるが、それを踏まえて「もう一戦!」とならないのは我々の鉄道愛が足りないのが要因か?

ドラゴンズ・インタレスト

Dragon's Interest

評価:7/10

ポンジスキーム」のリメイク。
舞台がファンタジーになっていて、プレイヤーは詐欺師では無くて国王となりドラゴンから金を借りて国を発展させる。

ルールにも、かなり手が入っている。
金と騎士という2種類のリソースを使うようになっている。
他プレイヤーとの秘密交渉では金を使うか騎士を使うかを選べる。(完全に自由に選べるわけでは無いのだが)
騎士は破産しても脱落することは無いが、獲得タイミングが限られていて持っていないことを悟られると秘密交渉でどんどん建物を奪われてしまう。

あと、借金の仕方も若干変わっていて、カードを使った握り競りで借入額を決める。
大きいカードを使うと多くの額を借りられるのだが、使ったカードは利子としてプロットされて定期的に返済しなければならなくなる。
「ポンジスキーム」は借入額と利子がセットで設定されていたのだが、競りによって利子の振れ幅が発生するようになりつつも、そこまで破綻しないようになっている上手いデザイン。

利子返済が早まったり、騎士の支払いが必要になったりするイベントもアクセントとして効いていてダレさせない。

「ポンジスキーム」を遊びやすく調整している。
たまに起こる公開オークションで相場観が掴めるし、そもそも金額スケールが小さくなっているので大きな相場ズレが起こりにくい。
ただ、詐欺というテーマや荒々しいルールから生まれる独自の魅力が薄れているのも確か。
遊びやすさを取るか、尖ったゲーム性を取るか・・・

これらの2つの傑作を商品化してくれたTMGが倒産(?)してしまったことが悔やまれる・・・
もう一つの忘れ形見である「クルセイダーズ拡張」もどうにか発売にこぎつけられないものか・・・

どうぶつ滝くだり

Krasserfall

評価:6/10

滝つぼに落ちないようにドタバタ。
子供向けゲーム。

各プレイヤーの駒が4隻の船に乗っている。
ダイスを振って示された船を進める。
船は細長い透明シートでテーブルの端の重りに繋がれている。
ある程度船が進むと透明シートの重みも加わり、ザザザーと滝つぼに一直線!

最後の一隻になるまで続けて、生き残った駒から得点。

ダイス目には船を進める以外に「駒の移動」と「船に重ねて進みにくくする浮き輪の移動」の目がある。
駒自体も船を進みにくくするので、移動した瞬間に船が動き出すことも!

最近遊んだ子供向けゲームの中では出色のギミック。
一気に滝つぼに落ちる動きは大人同士でも盛り上がる!

ドキッと!アイス

Dokitto! Ice

評価:5/10

アイスクリームを作る可愛らしいトリックテイキング。
アークライトゲーム賞2020最優秀賞。

5スート、1~13。(5人プレイ時)
マストフォロー。
誰かがフォロー出来ない場合は、スート関係なく最小ランクが勝つ。

トリック勝者はアイスを獲得。
アイスタイルは各色3枚ずつあって、そのうち1枚は2点タイル。
どこに入ってるかはランダム!

アイスを4枚以上取ってしまうと、こぼしてしまって0点に!

シンプルな捻りでありながら新鮮な勝敗判定は面白いのだが・・・

もろもろの調整が正解なのかは疑問。
合計13トリックで1人3トリックずつ取れるので、まぁバーストはしない。
誰かがバーストするとすぐにラウンドが終わるので、得点していないプレイヤーは助けようとするしね。

上級ルールの得点形式も、変に複雑にしているだけな印象。
13と1の絶対的価値は揺るがない。

手札によって行動を決められすぎるというか・・・やりようが無い感じ。

丁寧に調整すればもっと面白くなるポテンシャルはありそうなんだけど、惜しいなぁ・・・
「お前みたいな悩みたがりはターゲット外だ!イラスト見ればわかるだろ!」って言われるとそれまでだけど・・・

トランペン

Trumpen

評価:5/10

マーカーで文字が書き込める特殊なカードセット。
4つのゲームが付属。

「トランペンポーカー」
手札5枚に好きなスート&ランクを書いて、ポーカー対決。
「同じカード」を出してしまったら、より強い役の方が脱落する。
心理戦のみのゲームとなっているが、考えどころはある。

「トランペンブラックジャック」
手札4枚に好きなランクを書く。
手番プレイヤーが手札から1枚を裏向きで出す。
時計回り順でそのカードを「貰う」か「パス」を選択していく、全員がパスした場合は手番プレイヤーが獲得。
それを3周行って、手札に残った1枚を自分の場に追加してブラックジャック勝負。
通常の「ブラックジャック」同様、Aが1にも11にもなる最強札となっていて、これが心理戦の軸として機能している。

「トランペントリックテイキング」
少し「キャットインザボックス」に似たルール。
手札3枚で3トリックと言うショートスパン。
手札3枚にはランクのみを書いて、出すときにスートを決定する。
基本的にマストフォローなのだが、直前のカードと同じランクのカードは出すことが出来、そうした場合リードスートがそのスートに変更される。
出されたカードは七並べのように並べていき、同じスート&ランクは出せないようになっていく。
トリックに勝つと得点になるので、基本的にハイランクを書いていくのだが、欲張りすぎてカードが出せなくなると失点となってしまう。
ちょっと混み入っているが、結局のところは心理戦のウェイトが高くなっている。

「トランペンスピード」
空のカードに好きなランクを書いては出し書いては出しする「スピード」。
これのみ未プレイだが、恐らく手が早い人が勝つワチャワチャゲームだろう。

書き込み可能なカードセットと言うコンセプトはかなり良い!
ゲームの選定も一定の軸があるように感じられて好感が持てる。
ただ、単体でも勝負できるクオリティには到達出来てないか・・・
このカードセットを使った傑作オリジナルゲームの登場が待たれる。

トランクウィリティ

Tranquility

評価:6/10

協力して楽園の島を目指す。
キック発の協力ゲーム。
BGAでプレイ。

1~80のカードで6×6にマスを埋めることを目指す。
グリッド状になっているが、システム的には1直線のコースとなっていて、昇順になるようにカードを配置しなければならない。
また、既にカードが置かれているマスに隣接してカードを置く場合は、その差分だけ別のカードを捨てなければならない。
例えば、「5」の横に「8」を置く場合はカード3枚を捨てなければならない。

想像以上に面白い。
「ザ・ゲーム」にインスパイアされて作られたゲームだろうけど、しっかりオリジナリティを生み出せている!
「ザ・ゲーム」以降一気に広がった「曖昧な表現なら相談可」では無くて、「絶対話すな!」となっていて、プレイングで意思を表現するようになっているのがグッド!
序盤にある程度まとめて、カードを捨てなければならないルールが入っているのも、しっかりゲームデザインされているなと感心させられた。

「炎のピラミッド」に続いて実物がほしくなってきた。

トランスカート

Trans-Cart

評価:5/10

妙なプロセスを踏む競りゲーム。
76年。クラマー作。

まずは盤面に得点タイルを配置していく。
その後に、自分の得点列を2列ずつ選択。

あとは1枚ずつ得点タイルを競っていく。
手札からカードを1枚出して、対応する列の得点タイルが競り対象となる。
競り落としたプレイヤーはカードをプレイして、その得点タイルを送り込む列を決定する。
そして、もう1枚プレイして新たな競り対象を決定する。
と言うのを繰り返していく。

流石に時代を感じる粗さはあるが・・・(後手番不利、マイナス点の割り振りのマルチ感、競りの平坦さ)
手札による競り対象や獲得条件の絞り込みあたりは、70年代としては希有のデザインじゃないかな。
今のデザインを導入したら化けそうな素質を感じる。

ドミノ・ハート(トランプ)

Domino Hearts

評価:5/10

フォロー出来ないとドローする「ハーツ」。

手札6枚。
マストフォロー切り札無し。
得点形式は通常の「ハーツ」と同じで取っちゃダメ系。

特徴は、フォロー出来ない時。
フォローできるカードが無い場合は、フォローできるカードを引くまでドローし続ける。

かなりパーティー寄りな仕上がりになっていて、「めちゃくちゃ手札増えた!」とか「うわー、♠Q引いた!」とかをワイワイガヤガヤ楽しむゲーム。

パーレット曰く「最もおもしろい(興味深い)ハーツのバリエーションの1つ」らしいが・・・
達観すると、このくじ運要素が魅力的に見えてくるのか!?

詳細ルールはこちら

トップテン

Top Ten

評価:5/10

「ゾンビ世界で生き残れる隠れ場所:生き残る確率」みたいなお題に対して1~10に対応するお題を考える。
フランスのパーティーゲーム。

完全協力ゲーム。
各自に1~10の数字カードが配られる。
お題に沿った、その数字ぐらいの度合いの解答をする。
例えば先ほどのお題なら2なら「廃屋」、8なら「軍事基地」とか。
その後、親プレイヤーが数字が小さいと思うプレイヤーのカードをめくっていく。
数字が昇順じゃなかったらダメージを負う。

規定のダメージを受ける前に5枚のお題を達成できると勝ち。

国産の「イト」とそっくりなゲーム。
「ウェーブレングス」も似ている。

これらの中では一番テンポが良くサクッと軽く遊べる。
とは言え、プレイ感はどれも似ているんで、どれか1つ持ってれば良さそう。

トレジャーズ・オブ・シボラ

Treasures of Cibola

評価:5/10

カードの獲得順を握り競り。

プレイヤー人数分のカードが場に出て、取る順を握り競り。
何も握らない場合、溜まっている駒を獲得できる「オロンゴ」式。
何も握らなくてもカードの獲得は出来る。

このゲームの特徴は、いくつかのカードについている岩石マーク。
このカードを獲得すると得点表の1マスを埋められる。
これによって、ゲーム終了時の各アイコンの得点が徐々に絞り込まれていく。

楽しみどころが分かりやすく、万人受けしそう。
色んなゲームをやってない頃に出会ってたら、感動してたかも。