評価:6/10
デジタルゲームの「クラッシュ・ロワイヤル」からインスパイアされたであろう対戦ゲーム。
「エスノス」「カエサル」のパオロ・モリ新作。
兵士(おもちゃ)を配置していって、対面した相手の本陣を落とすことが大きな目的となる。
手番で出来ることは「タイルを配置する」か「タイルを2枚補充する」の2択。
タイルを配置する場合、自分の本陣から自分のタイルが繋がっている場所に配置できる。
相手のタイルの上にも配置できるのだが、その場合数字が上回っていないとダメ。
「自分のタイルが繋がっている」っていう部分が肝で、これが補給線を表していて、根元を絶たれると身動きがとりにくくなる。
本陣を落とすことが出来ればサドンデス勝利で即終了なのだが、もつれこんで片方のプレイヤーが何もできない状態になったら終了。
その場合は獲得した星の数勝負となる。
星は、最初、ボード上に配置されていてそのエリアを囲む全てのマスを自駒で埋めると獲得できる。(一回取ったら奪われることは無い)
この星の獲得と本陣を落としが、(基本的に)相反する動きが必要になっていてジレンマになっている。
タイルの引き運があるので、ガチガチにならず、かといって適当なプレイにならないちょうど良いバランス。
プレイ時間も15分程で、2人用ゲームによくあるガチ感を上手く緩和してくれている。
キャラクターの種類は8種類固定だが、マップが8種類用意されている。
このバリエーションの付け方は、しっかりデザイナーが調整できる方法に感じられて個人的には好印象。
拡張が出しやすいゲームなので、キャラクターの追加は拡張で・・・ってことだろう。