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ケンジントン

評価:6/10

ロンドンのケンジントンに建物を建てる。

「アクイレイア」デザイナーの新作。

場から裏向きのタイルを1枚とって、自分の場に配置していく。

裏からでもタイルの形状はわかるわけだが、窓の向きがどっちを向いているかわからないので、めくってみると配置出来なかったりする運要素がある。

難しい形状のタイルを配置出来ると、トークンが貰える。

このトークンを消費して屋根タイルを獲得できる。

最終的に屋根が置かれていないと、窓の得点がカウントされないので、ゲーム終了に向けてタイミングを見ていかないとイケナイ。

コンポーネントはそっけないし、ルールも簡素だけど、遊んでみると見えてくる面白さがあった。

このデザイナーは「アクイレイア」と今作しかゲーム作ってないみたい。

どちらも、手放しに面白いって感じでは無いけど、妙な味があって良いね。

ケルベロス(フランス)

評価:6/10

地獄の番犬ケルベロスからの逃走。

全員が協力して逃げるが、捕まるとケルベロス側に寝返ってしまう半協力ゲーム。

半協力ゲームは、負けそうなプレイヤーがヤケになる問題があるが、このゲームはその心情をシステムに落とし込んでいる。

脱落したプレイヤーは、ケルベロス側になり全員負けになることを目指す。

アクションのバランスも上手くて、「時に協力、時に妨害」と言う展開が起こるようになっている。

半協力ゲームの問題点を見事に解消した、他に無いプレイ感!

しっかり遊ぶ感じのゲームでは無いけど、二転三転のワチャワチャが楽しい。

権力闘争

評価:6/10

同社内での地位争い。

「マグナストーム」デザイナーの2009年作品。

6つの部署内でマジョリティ争い。

そこで勝ったプレイヤーの駒が部長となり、その部署の特権能力を得る。

押し出された前の部長は役員となる。

役員会内のマジョリティ争いで勝利すると、ようやく社長となれる。

社長になるのが目的では無い。

5つあるステータスで規定点に達すると1点を獲得でき、先に4点を獲得すると勝利。

あと、ゲーム開始時に配られる「ライバル」プレイヤーに特定のステータスで勝つことでも1点を得られる。

マジョリティでの能力獲得や見た目以上の短いラウンド等々、「マグナストーム」に通ずるところがある。

比べると「マグナストーム」の方が洗練されているが、テーマの楽しさ、ドロドロした賄賂の贈り合い等、このゲームならではの面白さがある。

ゲスクラブ

評価:7/10

「フラッシュ」に賭け要素を追加。

台湾発の新作パーティーゲーム。

「下衆クラブ」かと思っていたのだが、本当は「guess(推測)クラブ」。

下衆では無くクリーンなパーティーゲーム。

「映画」や「果物」みたいなお題に対して、各自が6つずつ思いつく単語を書く。

順番に自分が書いた単語を発表していって、他のプレイヤーも同じ単語を書いていてくれれば得点。

これだけだと、「フラッシュ」ままなのだが、手番では単語を発表せずに「ラウンド終了までにいくつの単語が一致するか」を予想しても良い。

予想は早い者勝ち。早く予想したいのだが、そうすると他プレイヤーの予想を外すように単語を発表する動きも出てくる。

ちょっとした追加なのだが、ゲーム性が増していて面白くなっている。

定番パーティーゲームとなりえるポテンシャルを持っていると思うんだけど、名前で損してる。

「下衆クラブ」を想像して敬遠している人は多そう。

誰とやっても盛り上がる!

お題選びに気をつければ鉄板パーティーゲーム!

評価6→7に変更。

ケロ

評価:5/10

「マッドマックス」的な世界観での領地争い。

砂時計を使った時間管理が特徴の二人用ゲーム。

ダイスロール&振り直しで、確定したダイス目を使ってカード獲得や場所への駒配置を行っていく。

そのダイスロールの時間制限をタンクローリー型砂時計で管理。

ダイスロール中に砂時計が落ちきっちゃうと手番を失ってしまう!

砂時計は勝手に回復するわけじゃなくて、燃料を消費して給油を行わなければならない。

給油時間の決め方もアナログ。

対戦相手がダイスロール&振り直しをして、全てが炎の目になるまで給油できる。

キャッチーな見た目のタンクローリー砂時計だが、システム的には活かしきれていない!

ダイスは炎の面があって、これが出るとそのダイスはロックされてしまう。

これが不要だったんじゃないだろうか。

時間を消費して振りなおすことのメリットが薄れて、徐々にジリ貧になるのはダイスゲームに向いてない気がする。

「エスケープ」の黄金目みたいな、ロックされたダイスを復活する目があるとかでも良い。

ダイスロールに希望が持てるようにしてほしかった。

調整不足は否めない。

経済の達人

評価:6/10

「インペリアル」や「1830」のような会社を操るプレイヤーが変わるタイプのゲーム。

会社はリソースマネジメントによってお金を儲けて、それを配当したり、横領したりしてプレイヤーに移していく。

特徴は、会社が別会社の株を保有出来る部分。

ただでさえ見通しが悪い株ゲームに多重構造を持たせることで、一体何が起きているのか・・・

ただ、その分、様々な戦略を取れる可能性は感じられた。

最終的にプレイヤー自身が持つお金が大事で、会社を大きくすることが全てではないところが面白い。

会社に愛着を持たず、バッサリ切り捨てる厳しさが必要になりそうだ。

ゲス ザ メス

評価:5/10

リアルタイムでやる写真連想ゲーム。

各プレイヤーにお題カードが割り当てらる。

膨大な裏向きの写真カードの中から、お題に合うものを見つけ出す。

30秒以内に!

その後、パートナーにお題が伝われば双方得点。

連想ゲームにワチャワチャ要素を入れてきた。

これがテンポが良くて良い。

捻りの無いパーティーゲームを臆面もなく出せるのはアメゲーの強み!!

ケプラー3042

評価:5/10

資源のやりくりが面白い宇宙開発。

9種類のアクションの中から1つを実行というのを16ラウンド繰り返す。

こう書くとシンプルっぽいのだが、補助アクションが細々とあるので、中々やりごたえはある。

特徴は資源のやりくり。

資源が「クラウジウスの淵」↔「資源ストック」↔「惑星上」の3か所を行き来する。

基本的に惑星上にあるものを使用するのだが、資源ストックからクラウジウスの淵へ資源を送ることで補助アクションが出来るようになっている。

クラウジウスの淵から資源を取り戻すのは中々に骨なので、使いどころを見定めないとイケナイ。

資源のやりくりには面白さはあるが、どうにも洗練さに欠ける。

戦略の幅が狭そうで、セットアップのランダム性も薄そうなので、基本、同じ展開になるんじゃないだろうか。

ゲーム・オブ・スローンズ ウェスタロスの陰謀

評価:6/10

「ペンギンパーティー」「ペンギン」のリメイク。

カードの色が5種から4種に。

色数の変化によるプレイ感の違いはそこまで感じられなかった。

情報量は減っているので、見通しが良くなっている気はした。

9枚×4色となっていて、色ごとの枚数の違いも無くなっていてピッチリしている。

あと、最後にカードをプレイしたプレイヤーは得点カードを1枚もらえる。
この得点はランダムになっていて最後まで非公開。

終盤ラウンドで「絶対に勝てない」って気持ちになりにくくなってるかもね。

実は純正よりも初心者向けなのかもしれない。

ピラミッド状になって家(色)をつぶしていく感じは原作の雰囲気ともあっている。

(追記)

クニツィア識者から「ペンギンパーティーでは無くて、その前に発売されたペンギンのリメイクだよ」と教えてもらいました。

立体コンポーネントが目を引くけど、遊びにくそう・・・

ケット2.0

評価:6/10

レーザーポイントを使ったチェス。

鏡が付いたコマを移動させて相手のファラオ駒にレーザーを当てる。

手番では

「コマを移動」 or 「コマを回転」

その後、レーザー発射。

レーザー発射が必須ってのがミソで、上手く考えないと自分のコマを破壊してしまう。

今回あっさり勝負が付いてしまったので、またプレイしてみたい。