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ゲームシュ・アルプス

評価:4/10

パートナーに通しサインを送る。

ツォッホのエッセン新作。

ルールが「ダンシングドラゴン」と全く一緒!

でも、デザイナーが違う!パクリ疑惑!

「ダンシングドラゴン」に無かった要素として、他チームの通しサインを言い当てる「アウトゲームシュ」。

「ダンシングドラゴン」は、いつサインを変えられるかが不明瞭だった気がするけど、このゲームでは「アウトゲームッシュ」されるまでサインを変更できない。

拡張ルールとして4枚の特殊カードが含まれていて、ワチャワチャするようになっている。

でも、ワイルドカードが無くなっているので、揃いにくくなっている!

面白さ的には「ダンシングドラゴン」と変わらないけど、パクリ疑惑でマイナス1点!

ケーキを食べればいいじゃない

評価:5/10

フランス革命テーマのドロドロ交渉ゲーム。

「キングイズデッド」作者の新作。

4つの役職+1つの汚名を投票で決め、役職に就いたプレイヤーは、そのアクションを実行できる。

役職は

・委員長

・革命の敵

・ギロチンオペレーター 

・長官 

・食料検査官 

委員長は投票のタイブレイカー + 名誉獲得。

革命の敵は投票ではなく名誉メダルの所持数で決定され、自分のポーンがギロチン前に移動。 (最下位が同数の場合は投票で決める)

ギロチンオペレーターは革命の敵を殺すか殺さないかの決定権。 殺さないと名誉を失うので基本的に汚れ役。

長官は(ケーキ、将軍)の分配係。 

食料検査官は長官によって分配されたケーキを獲得できるかできないかの決定権。「ケーキを獲得できない」を選択すると名誉を失う。

ケーキを規定数集めるか、誰かのポーンが全滅で終わり。

投票システムがちょっと変わっていて、自分以外のプレイヤーを指定するカードを1枚ずつもっているのだが、
使ったら捨て札に行き、全部を使い切らないと回収できない。

選択肢が徐々に減っていくわけだ。

あと、ギロチンで殺されたプレイヤーは3名誉+1将軍を獲得できるので連続してやられにくくなっている。

将軍を使うことで、投票のやりなおしやら、ケーキの先取りやら、投票せずに役割決定が可能。

あと、将軍所持数が単独最多だと「革命の敵」に絶対ならない。

ここに自由交渉が入ってくるわけだが、強制力がない!

ルールで縛りを入れてくれているとはいえ、基本ドロドロの交渉ゲーム。

「イントリーゲ」系だ。

こういうのが平気なプレイヤー同士で楽しもう。

ケイラス

評価:8/10

アクションエリアを自分達で増やすワーカープレイスメント。

ワーカープレイスメントというジャンルを確立した作品とされている。

そのわりには、ルール分量はそこそこある。

かといって煩雑な印象は無くて上手くまとまっている。

城を建てるっていう大きな目標が提示されていることで、それに向かって進めば良いんだなっていうのがわかりやすいのだろうか。

重量級ゲームにおいて、こういう大目標って意外と大事なのかもね。

あと、アクションエリアが徐々に増えていくのだが、これもプレイヤーが行う。

かといって、自分専用のアクションエリアってわけではなくて誰でも使えるアクションエリア。

ただ、使ってもらうと作ったプレイヤーに得点が入る。

アクションは徐々に強くなるように設計されていて、この加速感も気持ちいい。

僕はワーカープレイスメントは一人しか置けない排他的アクションが肝だと思っている。

どの順番にワーカーを置くのがベストなのか、

1周回ってくるまで残っているのか、

他のプレイヤーにほしいアクションを使われた時の迂回策はあるか、

このヒリヒリ感が堪らない!

ワーカープレイスメントっていう概念が無かったころに、ここまで複雑で完成度の高いワーカープレイスメントを作り出したのは見事。

また新たなジャンルを生み出してほしい!

下水道の海賊ネズミ

評価:5/10

ドブネズミ海賊が、フライドポテト等のお宝をセットコレクション。

3艘ある船にコマを配置していき、誰かが先頭の席にたどり着いたら出航。

先頭のコマから順番にお宝を獲得していく。

最後尾のコマは何も獲得できないがそのまま、船に居座ることができる。

お宝は同じ色を集めるとボーナス点が付くようになっている。

中には、揃えないと0点のものもあるので狙って取ることは大事。

あと、コマ毎に特殊能力を持っている。

配置時にランダムで前進するカタツムリや、

お宝がいらない場合は受け取らずに船に居座ることができるヒキガエル、

他プレイヤーが追い越そうとした時にカードを分捕るアライグマ等々。

どの効果も複雑すぎないので良いアクセントになっている。

45分ぐらいで終わって、運要素もありつつも戦略性も求められる程よいゲーム。

が、これと言った目新しさもない感じ。

ゲット ビット

評価:6/10

サメに食べられないように逃げまどう。

シンプルなバッティングゲーム。

手札は全員共通。1〜5。

全員手札1枚を同時出し。バッティングすると進めない。

そして、最後尾がダメージを負う。

この上なくシンプルなのだが、前にいるプレイヤーはバッティングを狙い。

後ろのプレイヤーはバッティングを避ける。

攻守、互いの読み合いが熱い。

だがなんと言っても、このゲームの一番のウリはコンポーネント。

手足がもげる自分の分身を見て熱くならない訳が無い!

シンプルなルール。凝ったコンポーネント。短いプレイ時間。大逆転要素。

初心者オススメ要素がてんこ盛り。

ケベック

評価:6/10

1608年から2008年までのケベック州の発展がテーマ。

様々な建造物(おそらくケベックの歴史的建造物)を建てていく。

他プレイヤーに協力しつつ自分も得する不思議なマジョリティゲーム。

タイルの上に、建築駒を置くことで、建設を始めることができる。

建設中のタイルの上に労働者キューブを置くことで、建築に貢献できる。

建物が完成したら、建築に貢献した労働者キューブは建物の種類別のエリアに移動してラウンド終了時にマジョリティチェック。

面白いのは、自分のタイルの上に自分の労働者キューブを置いても、何も起こらないのだが、他プレイヤーのタイルの上に労働者キューブを置くとボーナスが貰える。

お互いに得することになるのだ。

あと、建物によってボーナスの種類が変わるので、できるだけみんなが喜びそうな建物の建設を始めることが大事になる。

運要素なしの完全情報ゲームなので、プレイヤー間でバランスを取ることを求められるのだが・・・

見通しが悪いので、ギチギチし過ぎないのも良い。

見通しの悪さが魅力になっている。

あと、自分の得の為に他プレイヤーを助けなければならないって所が他のゲームにない感じで平和。

いや、やるメンツによってはキッツキツな気はするけど・・・

ケルト カード

評価:6/10

「ケルト」のカード版。

かなりボード版「ケルト」に似ている。

プレイ感もかなり似ているのだが、微妙にカード版の方が複雑な気がする。

状況の判りやすさは、やっぱりボード版。

どっちも有ったら、カード版をやる意味を見出しにくいが・・・

持ち運びやすさはカード版が圧勝だからね。

「ケルト」好きが持ち歩く用だな!

ケンブルカスケードの闘争

評価:6/10

ケンブルカスケードの闘争

デジタルのシューティングゲームを題材にしたアナログゲーム。

箱絵から発する強烈なヤバさ。ところが、意外や意外。

かなりイケてるゲームだったのです。

「グラディウス」を代表する強制スクロールシューティングゲームをオマージュ。

敵を撃破しつつ集めたベロニウムで機体をアップグレードして、強敵の撃破を目指す。

もちろん敵も攻撃してくるので安全なエリアを確保するっていうのも大事。

そして、最後に現れるボス。

シューティングゲーム好きが喜びそうな要素がギッシリ。

こういうテーマだと、アメゲー的なサイコロで「ワー!」特殊カードで「ギャー!」ってルールかと思ったのだが、違う!

まず手番順をカードの同時出しで決める。

その後、アクションを使っての移動やショットを行うのだが、他プレイヤーと同じ場所に入るとダメージを負うので、陣取り的な要素も絡んでくる。

更に、他プレイヤーをショットすることも出来ちゃう。

下手に敵を撃つよりも得点出来たりするので、バッチンバッチンの殴り合いになったりもする。

そして最後に現れるボス。

かなり強いので、みんな死にまくり。

弾幕の多さにヤケクソになる感じはまさにシューティングゲームのそれ。

インスト込みで150分ぐらいかかったけど、時間を感じさせない面白さ。

テーマのシステムへの落とし込みがお見事!

こんなに高評価付けていいのか迷ったけど、ファミコン世代は興奮せざるを得ない!

(追記)

一時の気の迷いでした・・・

評価7から6へ変更

ケルト スパイラル

評価:7/10

ケルトの単独で遊べる拡張。

ルートが1本道になっていて、直近のプレイした色のマスまで進める。

「カルタヘナ」のイメージに近いかな。(他コマが居てもスキップしないけど)

「ケルト」は「ロストシティ」に比べてカードプレイの縛りがゆるいので捨て札が出にくい。

「ロストシティ」のキリキリした手札調整よりも、盤面に配置された特殊タイルを見ての戦略決めに重点が置かれている。

「ケルト」をより戦略決め側によりシフトさせたのが、この「ケルト スパイラル」。

どこで何色を出すかの選択が重要になっている。

「ケルト」と違って一気に駒が進むのでダイナミックさもあるし、女神駒やコボルトタイルによって戦略に幅を持たせている。

シンプルにジリジリしたいなら「ロストシティ」だし、ダイナミックな展開を求めるなら「ケルト スパイラル」。

もう、「ケルト」は用済みか?

いや、初心者交えてワイワイは「ケルト」だな。

ゲシュンク

評価:7/10

我慢といやがらせ。

取りたくない物を競るっていう変わった競り。

コインを1枚ずつ出していくジリジリ感が、苦しさを演出してるね。

大半はゲーム最初に抜いたカードで勝負が決まるのだが、手軽に苦しさと厭らしさを体感できるとても良いゲーム。