「ケイラス」のリメイク。
かなり手を加えられている。
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9ラウンドで終わるようになったり、お金が無くなりワーカーがリソースとして代替されていたり、ルール分量やプレイ時間を減らす工夫がなされている。
スッキリしてはいるのだが、「ケイラス」にあった重厚感みたいなものが無くなっていて寂しさを感じる・・・
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そして、何よりも大きな変更であり、最も不満なのはキャラクターという特殊能力の追加。
「ワーカーが置かれている場所にもワーカーが置ける」「城建築の得点が増える」「他プレイヤーがパスした後の追加コストが無くなる」等々・・・
弱いものから強いものまで様々。
最初にこれらを1枚ずつもってゲームを開始する。
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そもそも「ケイラス」に特殊能力を入れること自体がナンセンスに感じるのだが、そんなことよりも何よりも納得がいかないのは、「他プレイヤーのキャラクターを奪い取ることが出来る」って部分!
しかも、特に制限なく自由に取るタイルを決められ、取られた方に何の補償もない・・・
強烈な直接攻撃!時代に逆行している!古臭すぎる!
昨今のソロプレイに偏り過ぎたトレンドからの振り戻しで、インタラクションが強いゲームが見直され始めている感じはするのだが、そうは言っても、これは直接的すぎる・・・
何の工夫もない昔まんまのインタラクションを取り入れてどうする!
ころころプレイヤーの能力が変わるので、人の動きが読みにくくなっているのも良くない・・・
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個人的な感想としては、完全な劣化リメイク。
僕の「ケイラス」の思い出が強すぎるだけか・・・
このリメイクから入る場合は、そこまで拒否反応は出ないかもね。
久々に「ケイラス」を遊びなおして冷静に判断してみたい。