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オロンゴ

評価:7/10

握り競りと陣取り。

ルール聞いただけで面白い!

クニツィアのエッセン新作。

このゲームでのお金は貝。

その貝を使った握り競りで陣取りの順番を決める。

手番順によって盤面に置けるマーカー数が異なる。

1番は3マス、2番は2マス、それ以外は1マス。

そうやって、盤面にマーカーを置くことで自分の領地を広げ、領地内にあるマークのセットコレクションでモアイを建てる。

最初にモアイを6個建てたプレイヤーがゲームに勝利する。

競りの支払いが変わっていて、1位のみが貝を支払い、他のプレイヤーは一切貝を支払わない。

なので、基本2位を狙うのだが・・・

毎ラウンド、ランダムで陣取り可能なエリアが広がっていくので、良いエリアが解放された時は貝を多く消費してでも、手番を早く取りたくなるってわけ。

1つも貝を握らないことで、それまでの支払いで使われた貝を獲得することができる。

それ以外に貝の補充はない。ゼロサムの競りってことになる。

あと、面白いのはモアイを建てる際に手元の貝を盤面に置く必要があるってルール。

下手に競りで貝を使いすぎると、モアイ建設用の貝が不足して、無駄な手を打つハメにあう。

貝が盤面に置かれるということは、競りで使われる貝の総数が減るわけで、競りの相場が徐々に下がって、競りに変化を生み出す。

1つのルールで複数の効果!素晴らしい!

プレイ時間も30~45分ほど、運と戦略のバランスも丁度いい。

まだまだ現役ですね!クニツィアさん!

今のところ、エッセン新作は「デウス」「シュタウファー」、そしてこの「オロンゴ」が良い感じ。

Published in ボードゲーム