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徽州(きしゅう)

評価:5/10

「海洋公園」や「平遥」のメーカーの第4弾。

船を使った輸送と商売。

このメーカーの中でも最もルール量が多くて、ルールブックが4冊に分かれている。

ルールにおかしな部分は無いのだが、とにかく分量に圧倒される。

メインシステムはアクションポイント制なのだが、3AP(増えても4AP)しか無く、ほとんどのアクションが2AP必要なので、1ラウンドにほとんど2アクションしか出来ない。

そうやって1ラウンドを短くして、テンポ感を出しているのは上手い。

得点形式が色々あるポイントサラダ。 

最初は「中国のフェルト」と言っていたが、結果的には「フェルトよりもフェルト」だった・・・

得点源をトロフィーと言う形で見えやすくし、1点に重みを着けることで見通しを保とうとしていて努力は見えるのだが・・・

それを上回る要素の多さ!

個人的には間違いなくトゥーマッチで考えるのを止めたくなる感じなのだが、

細部にこのデザイナーならではの味が残っていて、そこに魅力がある。

全体としてみるとユーロゲームに近づき、「平遥」のような強烈な個性は死んでいる。

Published in ボードゲーム