マルタの首都ヴァレッタの発展。
ドラのニュルンベルク新作。
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クニツィアに続いて、ドラもデッキビルドを出した。
手札5枚から3枚をプレイしてから、残り手札を持ち越して5枚になるまで補充。
カードの多くはリソース獲得。
それらのリソースを利用して建物を建てることでより強力なカードを手に入れていく。
各プレイヤーの初期手札として「ジャン・ド・ヴァレット」カードが含まれていて、プレイすることでヴァレット駒が少しずつ進む。
ヴァレット駒がいるエリア内で建物を建てたりアップグレードすることでボーナス点を得られる。
このボーナス点を取るか、取りたいカードを取るかっていうジレンマ。
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あと「ジャン・ド・ヴァレット」カードにはもう一つアクションがある「雇用or解雇」。
解雇はいわゆるデッキ圧縮。雇用はそれまでに解雇されたカードを手札に入れることが出来る。
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「ドミニオン」と大きく異なるのは、「カード獲得時は手札に入る」っていうのと「ゲーム終了フラグが切られたら、捨て札全てを自分の山に戻したうえで山が尽きるまでプレイを続ける」っていうルール。
圧縮戦術が難しくなっていて、終了間際のドキドキ感が薄れてゆったりプレイできるってぐらいで、それほどのインパクトは無かった。
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カード配置が毎回ランダムなのでバリエーションが出るってことだろうが、カードの総数が少なくてカード効果も奇抜なものが無いので大きな変化は出なさそう。
その分、セットアップ事故は起こらない。
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罰則は無いし大きな失敗は起こしにくいので平和なプレイ感。
「ハンス」的な角を削って口当たりを良くするチューニング。
遊びやすくはあるのだが、新鮮味に欠ける・・・
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大御所デッキビルド対決はクニツィアの勝ち!