アラスカのゴールドラッシュで金儲け。
「八分帝国」のデザイナー新作。
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カード1枚を一巡競り。
カードには鉱山駒と株と契約カードが示されていて、競り勝った人がそれらを獲得する。
鉱山駒はお金を払って盤面に配置することが出来る。
配置したマスにあったチップを獲得、契約カードに示されたチップを支払うことでお金を獲得できる。
また、鉱山駒を配置することでその色の株価が上昇。
株券売却時の値段が上昇する。
鉱山駒は同色に隣接して配置するとコストが低く済むので、盤面の状況で人気色、不人気色が出てくる。
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このゲームの特徴は「株券の決算がゲーム途中に各自1回しか出来ない」ってところ。
最初持ってるお金は、直ぐになくなるので契約カードの達成とかで騙し騙しやっていくのだが、いずれ尽きる。
株券の決算を行うと、その時点の株価×株券枚数のお金がゴソっと入ってくる。
鉱山はドンドン配置されて株価は上がる一方なので、出来るだけ遅めに決算をしたい・・・だけど、減っていく資金・・・
この決算タイミングが一番の盛り上がり所だろう。
この決算1回ってルールが競りの相場変化を生み出しているのは上手い!
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シンプルなルールでジリジリした苦しいゲーム展開を生み出していて面白いのだが・・・後半戦が楽しくない!
カードは全部使い切るので、最終的にどの株も最高額まで振り切ってしまう。
最終的に株価横並びってのは、株ゲームとしての盛り上がりを欠く・・・
鉱山駒を競り落としたうえで配置しないっていう選択肢はあるにはあるのだが、鉱山駒のカードには同色の株券が付いているので、自分の利益も打ち消すことになってしまうのだ。
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「序盤のカードは株券と鉱山が同色だけど、中盤以降はバラバラの色にする。」とか「株価が2マス上がるマス、株価が上がらないマス」みたいなちょっとしたルールで株価変動を際立たせてほしかった・・・
何よりもシンプルさを優先したのだろうか。