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エージェンシー

Agency

評価:5/10

大勝負」のように隣との共通手札を使うトリックテイキング。
最近、精力的にトリックテイキングを出しているダニエル・ニューマンの新作。

1~9,4スート。切り札有り。

各プレイヤー間にカードスタンドを置いて、そこに8枚配られたカードをソートせずに並べる。
両端から4枚目の位置に壁カードを置く。
つまり、
□□□壁□□壁□□□
という並びになる。
自分の両隣のカードスタンドの自分側の端から壁までのカードは使用可能。
他のカードは、現状では使用できないが、情報として見ることは出来る。

対面がチームのチーム戦。
切り札以外の3と5と7が得点札なので、それを取り合う。

フォロー関係なく、自分からアクセスできる壁は出すことが出来る。
壁は最弱な上に得点札扱いなのだが、自分の手札を拡張するために出すことも大事になる。
あと、各トリック1人しか壁を出せないっていうのも肝。

切り札もフォロー関係なくいつでも出せる。

非常に惹きのあるルールでワクワクするのだが・・・
実際遊んでみると腑に落ちない部分がちらほら。
一番気になるのが「切り札がいつでも出せる」ルール。
このルールによって、主眼がトリックテイキングから心理戦に寄ってしまっている印象を受けた。
試しに「切り札がいつでも出せる」ルールを除いて遊んでみたのだが、こっちの方が引き締まったように感じた。
もちろんデザイナーもこのルールは試しているだろうから、何か僕に見えていない意味があるのかもしれない・・・

Published in ボードゲーム