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セティ

SETI: Search for Extraterrestrial Intelligence

評価:7/10

地球外生命体の探索がテーマの重量級ゲーム。
エッセンで3作同時発売した注目のデザイナー。

アクションが7種類あり、そこから1つを実行していく。
アクションの1つが「カードプレイ」になっていて、カードを消費する分、他のアクションよりも強い効果になっている。
手札効果を主軸に戦略を構築して感じになる。

基本的にソロプレイ寄りのプレイ感ではあるのだが、各惑星は早取りボーナスやマジョリティ争い、得点トラックでも早取りレース要素があったりして、インタラクションも十分。

ボードが回転して惑星の公転を表現している。
探査機は地球から打ち上げられるので、タイミング次第で移動距離が大きく変わることになる。
「今を逃したら、木星がどんどん遠のいてしまう!」といった起伏があって面白い!

ゲームには5種類の地球外生命体が用意されていて、ゲームごとにランダムな2種類が使用される。
これが何なのかは最初は謎のままで、調査が進むと公開されて、様々な恩恵をもたらすことになる。
ガチゲーマーは嫌いそうな揺らぎだけど、個人的にはテーマと合っていて好印象。

ここまで要素を詰め込むと、ひっちゃかめっちゃかになりそうだけど、もらえるリソースがかなり制限されていて、(特に序盤は)「え?1枚しかカードプレイできないんですけど・・・」って状態になるのも良い!

アルナック」もそうだったけど、中量級、重量級を好む全てのボードゲーマーを満足させる王道感を感じた。
もちろん、デザイナーの力も大きいんだろうけど、パブリッシャー(チェコゲームズ)の色が強そう。
そこら辺の真相を確かめるためにも、同デザイナーの他のゲームも遊んでみたい!

Published in ボードゲーム