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パックス・パミール

Pax Pamir

評価:6/10

19世紀、アフガニスタンでの各国の抗争がテーマ。
ルート」のデザイナー作。初版は2015年で、今回遊んだ第2版は2019年。

ロシア、イギリス、アフガニスタンの3国が登場するのだが、プレイヤーが国を担当するわけじゃなくて、いずれかの国に肩入れするだけ。
必ず、いずれかの国と手を結ぶのだが、簡単に別陣営に寝返ることが出来る。
もちろん、コロコロ寝返っているような奴は信用置かれずそこそこしか得点できないのだが、負けている国に付くよりはマシ。

メインシステムは、タブロービルド。
場からカードを買って自分の前に出していく。
自分の前に並んだカード効果を使えるのだが、これもアクションとしてカウントされるのでたくさんカードを並べても、アクション総量は増えず選択肢が増す感じ。

文字ぎっしりのカードに圧倒されるが、全てフレーバーテキストで、アクション自体はアイコン化されている。
ただ、「ルート」同様、各アクションの動きは独特。
インストでしっかり説明しないとダメそう。

プレイヤーインタラクションはかなり強め。
今回、5人プレイだったので、他プレイヤーの動きに翻弄される感じではあったが、それはそれで楽しめた。

「ルート」も今作も、かなり癖の強いゲームで、このデザイナーにしか作れない凄みを感じる。

Published in ボードゲーム