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スモーキー・バレー

Smoky Valley

評価:5/10

カナダのラシーヌ川周辺の発展がテーマの重量級ゲーム。
グランド・トランク・ジャーニー」のデザイナー新作。

手番ではマイボード上の船駒を動かしてアクションの対象エリアを決める。
船駒は右に進む分にはノーコストなのだが、同じエリアに滞在したり左に進むには1金いる。
左に進むのは何歩進んでも1金だけなので、左から1エリアずつ移動して、右端にきたら一気に左端に戻すのが一番効率がいい動きになる。
が、最も効率の悪い同じエリアでアクションを連打をしたくなるっていうジレンマ。
ちょっとロンデルっぽいシステム。

アクションの種類はたくさんあるのだが、基本の流れは、建物を建てて、それらの建物を使ってリソースを生み出して、それを海外に輸送することで得点を獲得という流れ。
建物は自分以外も利用でき、使ってもらうことで、ちょっとだけリソースが貰える「ケイラス」っぽいルール。
他にも、公共事業を展開することで、そのエリアを活性化させることが出来たり、経済ゲーム的なインタラクションがある。

要素もりもりのゲームだが、各要素におかしな部分は無く、かつ色々な戦略が試せそうな可能性を感じるゲーム。
ここら辺の感覚は「グランド・トランク・ジャーニー」と同じで、デザイナーの才能は感じられる。

このデザイナーが別の(メジャーな)メーカーでゲームを作ったら、どんな感じのものが生み出されるのか興味がある。

Published in ボードゲーム